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とある魔皇になった人間の話  作者: スルート
魔皇の手記
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8ページ目

朝目を覚ますと、明らかにおかしい魔力を感じた。

まあ普通の魔力、ってのがよくわからないのだが。

「あなたも感じますか?」

苺さんにそう言われ、

「ああ、感じる」

自然と言葉が出てしまった。


「何だこの魔力は…」


「これは、恐らく魔人が放っているものですね…」


「魔人?」


「ええ、発生源の位置は見当がつきます。

行きましょう」





街の外、ずっとずっと北の方へいった。

そして…







「まさかもう嗅ぎ付けた奴がいたなんて」

あの後、途中で洞窟を見つけた。

その奥に、紫の屋敷が立っていた。

そして今、その最深部に来ている。


「魔力が薄ければバレないとでも?独特の癖があるので丸わかりですよ…

魔人の女王、夜桜」

苺さんは、紫の上着と黒いタイツを身につけた、髪が綺麗な青と紫のグラデーションになっている女の子と普通に喋っている。

「あらそう…

先に異人用の神経毒でも撒いておくべきだったかしら」


「一応尋ねましょう、何故こんなことを?」


「魔人が地上に進出するにあたって、邪魔な光の力を弱めるためよ。

もう、こんな狭い所で燻ってるのはうんざりなのよ」


「ふーん…」

ここで女の子は、俺の方を見てきた。

「そこの男は、私に喰われる為に出向いてくれたの?」


「いや、お前を倒しにきた」

彼女はへぇ…とため息をつき、

「今時の人間が、こんな面白い事を言えるとはね…」

と呟いた。

そして、

「その妄想、体ごと溶かしてやるわ!

奥義 [蠱()(どく)の霧]!」



「あらあら、血の気の多い事で…

まあ、あなたなら大した事はないでしょう。

速やかに終わらせ、帰りましょう」


「そうだな…

[皇の威圧感]」

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