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とある魔皇になった人間の話  作者: スルート
魔皇の手記
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5ページ目

「うう…」

あっさり決着がついてしまった。



「どうして…?

なんで、人間が魔皇の力を使えるの…?」


「俺はな…ある司祭に魔皇にされたんだよ」


「…何それ!」


「まず、本当の黒幕の名前を教えな。

あんた、誰かに言われてやってたんだろ?」


「…はぁ。

わかったわよ、言う!言うから見逃して!」






そして、今回の事件の首謀者が、神殿にいるエミナ?という水兵の長だと聞き出した。








神殿についたのは昼過ぎだった。

さっきの水兵からは奥の玉座にいると聞いたのだが、いなかった。

そこで神殿を一回出て、裏へ行くと…

いた。


「あら、人間さん。私に何か用がおありで?」


「ああ。この町に来る人間を水兵に変えてるの、あんたなんだろ?」


「…なぜあなたがそれを知ってるの?」


「灯台の水兵から聞いたよ」


「へえ、シェルマからねぇ…

てことは、あなたは彼女を倒したの?」


「ああ…」


「ふーん…

それで、そのまま私も倒せると思ってここに来た訳?

…悪い冗談なの?それとも自意識過剰なの?」


「そういう訳じゃないが…」


「ああそう…

そんなに生き急いでるのなら、そう言いなさい!

奥義 [幻の死兆星]」


やはり、話しあいでは解決出来なさそうだ。

なら…


「[魔王の爪痕]」






「えっ!?どうして…!?」







やはりあっさり終わってしまった。

「どういう事…?ただの人間が、魔皇になれるなんて…」


「灯台の水兵にも言ったけど…

俺は、白いローブの司祭さんに魔皇にされたんだよ…」


「白いローブ…って、苺に?」


「あ、あの人苺って名前なのか?」


「…もしかしてその人、凄く言葉遣い丁寧じゃなかった?」


「ああ…確かに偉く丁寧な喋り方だったな」


「それ、絶対苺じゃないの…そんなの勝てる訳ないわ!」


「ま、とにかく人間達を元に戻すんだな」


「わかったわよ…」



そうして…

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