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とある魔皇になった人間の話  作者: スルート
魔皇の手記
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3ページ目

「…ん」

自然に目が覚めた。

時計を見ると、7時を指していた。

ちょっと寝すぎたかな…

「おはようございます」

司祭さんの声が聞こえてきた。

見れば、司祭さんは何か書物を読んでいるようだった。

「おはよう…何読んでんだ?」


「ちょっと調べ物を。それより、朝食はどうします?」


「どうするって…」


「私が作ってもいいのですが、食材や台所を使ってもいいのかと思いまして」


「別にいいよ。食材つってもろくなもんないけどな。

てか、司祭さん料理とかできるの?」


「当然でしょう?

なんでも部下にさせる訳には行きませんからね」


「部下…ねぇ」

まあ、司祭さんならそれくらいいても不思議はない。


「では、あるもので料理してきますね」

そうして、司祭さんは台所へ向かった。









司祭さんが作ってくれたのは野菜炒めだった。

とりあえず食べてみたら普通に旨かった。

「如何ですか?」


「ああ、旨いよ」


「それはありがとうございます」


「こっちこそありがとな。

…で、今日はどうするんだ?」


「東の大陸の港町、レークへ行っていただきます。

早速ですが、一仕事して欲しいんです」

東の大陸…って言うとジーク大陸か。

でも、港町に行こうってどういうことだ?

「ほお?というと?」


「最近、あの町を訪れた者が次々行方不明になっているそうなんです。

その元凶を倒してきて下さい」


「元凶…って、そんなのわかるのか?」


「ええ、既に見当はついています」


「でも、ここからじゃかなり遠くないか?」


「魔法陣で送りますので。

それでは」

司祭さんはそう言って、移動用の魔法陣を展開した。

なんだかよくわからないが、とりあえず魔法陣に入った。




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