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とある魔皇になった人間の話  作者: スルート
魔皇の手記
17/24

25ページ目

何年もの間、手記を書くのを疎かにしてしまっていた。

今書いているこれは、掃除の時にふと気づいて、書き始めたものだ。

しかも、なんページか破れている。最悪だ。



まあ気を取り直して…

あの後、苺さんの国であるサンライトに連れていかれた。

そして、向こうの術士とか賢者とかに紹介された。

その時、苺さんは俺の事を恋人、とか彼氏、とは呼ばずに旅先で見知った魔皇、とだけ呼んでいた。

さすがに国の元首が、そんなことを言うのはまずいよな。

そして、国のお偉方にも顔を見せられた。

お偉方は、人間あがりの魔皇は珍しいとか何とか言ってた。


そんなこんなで、俺は正式に国外に苺さんと同居して、世界の平和を守る魔皇として認められた。

まあ俺は何もしてなくて、苺さんが色々働きかけてくれたのだが。



気づけば、苺さんと付き合い始めてから25年が経っていた。

前は特に変化はないと書いたが、全くなかった訳ではない。

俺と一緒にいるとき、苺さんが俺と手を繋いだり笑ったりする機会が増えた。

それから、少しずつ彼女から敬語が抜けていった。



聞けば、苺さんが敬語を使うのは他人だけらしい。

てことは、俺のことはもう他人とは見てないのか。

それは、素直に嬉しい。






ここ数年間、大きな事件は起きていない。

このまま平和が続いてほしいなと言ったら、苺さんはそうね、と言いながらも、でもちょっとつまらないかも、なんて言ってた。

まあ、それは否定しない。

何もいざこざが起こらない世界なんて、つまらないよな。


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