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とある魔皇になった人間の話  作者: スルート
魔皇の手記
12/24

12ページ目

神殿を出て北東の岬へ行くと、1人、暗い夜の海を静かに眺める水兵長の姿があった。

「来ましたね?」


「ん?俺達が来ること知ってたのか?」


「ええ、夢で見ましたからね」

夢で見た…って事は、こいつは夢系の能力を持ってるのか。

「ならわかるでしょう。

キャルシィ、なぜあんな事をしたのですか?」

苺さんが話しかけた。

「勘違いしないで欲しいんだけど、私は悪意はない。あくまでも水兵と、海を守るためにやったことよ。

…あそこの奴らは、山を自分達の物だと勘違いし過ぎなのよ。

奴らが山の木を切り、環境を壊しまくったせいで、川が荒れ、海が荒れてしまった。

話そうとしても無駄だった。

だから、私は皆を守るため、奴らに術をかけたのよ。止めろというのならー」

長が振り向くのを察知し、身構えた。




しかしー

「…奴らをどうにかしなさい」

てっきり襲ってくるんだと思ったんだが…

拍子抜けしてしまったな。

「…それでいいのか?」


「ええ…あなたと戦うつもりはない。彼らと上手く話をつけるなり何なりしてくれたら、私も彼らにかけている術を解く。それで、いいでしょう?」

ずいぶんと素直というか、優しいな。

「そんなにあっさり諦めるのか?」


「夢で見せてもらったのよ。あなたの正体、そしてこれまでの活躍を…。

私は、あなたに喧嘩を売る程バカじゃない。

交換条件、って事でいいでしょ?」

夢、ってのがなんか引っ掛かるが…

まあいいだろう。




とりあえず事件の現場となった街に戻って、海と川の事を考えて開拓するようにとお偉方に伝えて、話をつけた。

会談が終わった時にはもう暗くなっていたので、明日向こうにいく事にして宿に泊まった。


その夜、夢にあの水兵長…

キャルシィさんが現れた。

夢、ってこういう事だったのか。


彼女は嬉しそうな顔で、言ってきた。

「見せて貰いました、ありがとうございます。

彼らは元に戻しておきました。明日の朝には目覚めるでしょう」



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