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1章ー26 

少し期間が空きました('ω')

申し訳ないです!ちょっと持病の糖尿病の悪化で片目が見えなくなっちゃったので安静中です( ゜Д゜)


目玉に注射を打って様子を見ていますが、良くならなければ手術です…。

これからも連載続けますが、目に負担がないようにかなりゆっくりとしたペースになるかと思います(^_-)-☆

今日は僕の人生にとって特別な日になる予感がする。


それもそのはず、今日は僕にとって前世を含めても初めてのデートなんだ。


お相手はカティ。

よく考えてみたら僕とカティは婚約までしたというのに二人で外出した事もなかった。



今回はサツキには借りを作っちゃったな…。





僕は皆を幸せにするために、もっと強くなりたかった。


成長スキルの効果もあって訓練をすればする程、強くなる実感があったもんだから僕は訓練ばかりに熱中する日々を送っていた。


そして数日前、その日も訓練に出かけようとしていた僕はサツキに呼び止められた。


そして言われたんだ。


カティが寂しがっていると。


僕の皆を幸せにしたいという気持ちは分かると前置きはした上でサツキは言った。


「ご主人様、今日は少し厳しい事を言います。ご主人様は最近、空回りされているように見受けられます。」


空回り…?どういう事だろう?


「確かに将来の事を考えたら体は鍛えるべきですし、冒険者として活躍する為には強くなる必要があります。」


そうだよね。だから僕は…。


「しかし、それは今そばにいる私たちをないがしろにしてまで急ぐ必要がある事ですか?」


いや、ないがしろにしてる気はないんだけど…。


「カティ様はそう感じておられますよ。」


その言葉を聞いて僕は衝撃を受けた。


「全く気がつかなかったよ…。もしかして、カティに嫌われたりしないかな?」


やばい。前世から妹一筋だったから女の子との付き合い方が全くわかってなかった。


そうだよね。一緒に暮らしていたって、それはデートじゃないもんね。


「カティ様がご主人様を嫌われる事はないと思いますが、やはり恋人との時間は大切にするべきかと思います。」


反省してます。

もっと婚約者であるカティや慕ってくれているサツキと過ごす時間を大切にしよう。


「ご主人様が、真にハーレムを築くつもりがあるのならば、一番に考えるべきは恋人の気持ちですよ。」


心に刻みました。

まずは、寂しい思いをさせた事を謝って、カティをデートに誘ってみよう!それにサツキにも…


「私は後日、甘味を食べに連れていって頂ければ十分ですよ。」


やっぱりサツキには頭が上がらないな。これで9歳なんだよ?末恐ろしいね。





こうして僕とカティの初デート当日となったわけだ。


今日は伯爵家の領都を見て回る予定をしている。


本当は案内が出来たらよかったんだけど、実は僕もあまり来た事がないんだよね。

転生するまでの僕は少し引きこもり気味だったし、転生してからは訓練の毎日だった。


それどころかデートをすると決めるまで、自分の住む領都の事さえ知らなかったという事にさえ気づいていなかったと気付いた。


やっぱりサツキの言う通り、人生に潤いは大切だね。

前世の事もあって何だか生き急いでいたような気がするよ。


いい意味でここで一息付けてよかったんだと思う。

これからは未来の事ばかり見るんじゃなく今、周囲の事もしっかり見ていこうと思う。


それにしてもカティ遅いな…。

事件にでも巻き込まれてないかと不安になってくる。


こういう時、前世は携帯があって便利だったんだなぁ。


そうだ、今度通信とか離れても会話出来るようなスキルや魔法があるか調べてみよう。



「おーい。ユーリ君、待たせてごめん!服が決まらなくて…。」


やっとカティが来たみたい…!?


「……。」


カティを見た瞬間、僕は物言わぬ氷像になった。


こういう時、本当は「気にしてないよ」とか「服可愛いね」とか色々言うもんなんだろう。


だけど僕はなにも言えずボーッと突っ立ったままだった。


「あれ?少し遅れたから怒ったの?」


僕はカティの事を少し見くびっていたのかもしれない。


以前からカティの事は可愛いし綺麗だとは思っていた。

だけど、そんな言葉では言い表せられないくらいに美しい少女が僕の目の前にいた。


「…ごめん、カティ。あまりにカティが綺麗だったから何も言葉が出なかった。本当に綺麗だよカティ」


「そう言って貰えると頑張っておめかしした甲斐があったわ。スカートなんて久しぶりに穿いたのよ?」

カティは顔を赤らめながら、それでも誇らしげに胸を張る。


僕の視線がカティの顔から下にある物に移ってしまったのはしょうがない反応だと思う。

不可抗力だ。むしろカティが悪いまであると主張させてもらう。


「ちょっとユーリ君!そういう視線を向けられるのも悪くはないんだけど、今はデートを楽しみましょうよ!」


「うん。さっそく行こうか。色々と行ってみたいところがあるんだ。」


「あたしも街を見て回ることはあってもデートは初めてだから、よろしくね。あ、でもデートはこれっきりじゃないんだから焦らずに行きましょ!あたし達はこれからずっと一緒なんだから」


カティは僕を萌え死させたいんだろうか?

前世の僕が今の僕を見たらきっとリア充爆発しろとか言うんだろうね。




最近トラブルに好かれている僕にしては珍しく、カティとのデートは目立ったトラブルもなく楽しむことが出来ていた。


服飾店、装飾店、武具店…たくさんの店を回った。

この世界にきてから初めて見る物もたくさんあったので興奮の連続だった。

カティも一緒にあれこれ見て回っていると時間はアッという間に過ぎていった。


その後、僕達は少し値の張る昼食を摂ることにした。

初デートだからね。

多少背伸びをしたかもしれないけど、カティも喜んでくれたみたいで何よりだ。




「カティは午後から行きたい所ってある?」


「ん~店もたくさん見て回ったし、昼食でお腹も膨れちゃったじゃない?ちょっと街の外を散策したいんだけど」


街の外か…ちょっと危険かもしれないけど、この辺りなら大丈夫かな。

…二人っきりでムフフな展開もあるのかも。




…そんな事を思っていたからですかね?どうやら僕にはトラブルさんがお似合いのようです。


評価とブクマ待ってます!!病気に負けないように頑張りますね(^_-)-☆

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