表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/28

1章ー11

ブックマーク&評価をして下さった方!ありがとうございます☆

とっても嬉しいです(^^♪


これからも頑張って書きますね。

請願スキルを鑑定した時の内容通りだったら、今日でちょうど1週間が経つ。

きっと請願スキルの使用回数が回復するはずだ。


…え?回復するよね。しないと僕、雑魚だよ?




おそるおそる鑑定で確認する。


…よし!!


ちゃんと今週も3回の請願が出来るようになっているようだ。



さて前回の請願の3回の使用に関しては、ある意味あの時に使用する必要性があったと思う。


贈り物が不要だったって?分かってないなぁ。


ハーレムを作るのが僕の夢!だから好きになった人には絶対に妥協したりしない!


妹を幸せに出来なかった分、この世界で好きになった人には幸せになってもらうんだ。


今回は僕がエルミナに贈り物をしたかった。


これからもスキルを得たりアイテムを願ったりすると思う。でもそれは全て僕が築くつもりであるハーレムの幸せの為に使う。




先週から今日まで訓練ばかりしてきたのだが、今のところ特に周囲で問題は起きていない。


今回の請願からは何か問題が起こった時にしっかりと対応できるようにしないとね。


その為にも事前に、必要になってくるだろうと思われるスキルをしっかり考えてとる必要があるなぁ。




現状、僕が持っているスキルは鑑定レベル1、水魔法レベル1のみだ。



今のままだとかなり足りない物が多すぎるな。


これじゃあ何から手をつければいいのか分からないや。



「うーん。なんか頭がこんがらがっちゃうや。一度スキルについて知っている事をまとめてみよう。」


今後の事を決めるにあたってスキルについて今一度整理して考えてみようと思う。




スキルには主に一般スキルとレアスキルが存在する。



一般スキルは確認されているもののほとんどがギルドで発行されているスキルブックに記載されている。


スキルに目覚めたばかりでは使い方が分からない事も多い。


自分のスキルを正しく理解出来るようにする為に、またスキル持ちの人間…盗賊等の敵と戦う場合をしっかりと想定した訓練や対応が出来るように。


そのような理念の元、このスキルブックはギルドを通して世界各地に広く周知されている。


もちろん僕の母さんに抜かりはない。

情報の収集は趣味みたいなものなので最新版までしっかりと確認済だ。


そしてもちろん僕も母さんからしっかり講義を受けている。

…なにせ僕も母さんと一緒で何かを知る事が大好きだからね。



母さんからの講義内容をざっくりとまとめると…。



武術系スキル…・父さんの剣術や槍術等、珍しい物では投擲術や盾術なんかもある。


魔法系スキル…各種属性魔法に支援系や状態異常系や回復魔法と実に様々だ。


身体強化系スキル…これは文字通りそのまま。剛腕や健脚等、効果はそれぞれのスキル名に準拠している。


成長促進系スキル…これはいわゆるパッシブスキル。筋力成長スキルは鍛える事で筋力の成長が目に見えて良くなるらしい。ここで不思議なのが筋力が強くなるといってもムキムキのマッチョになるわけではないって事だ。前世なら筋力強化なんてしようものなら筋肉達磨まっしぐらのはずだ。


その他系スキル…ほかの枠組みには入れにくい特殊な物が多い。料理や掃除なんてものもあるし僕の鑑定もその他に含まれる。後は魅了なんてスキルもあるね。




僕は母さんのスキル講義を受ける中で一つだけ決めた事があるんだ。



それは…『魅了』スキル。



僕はこの魅了スキルだけは絶対に取得しない。


魅了スキルとは異性に対して発動するスキル。

自分に好意を持たれるように意識を誘導するスキル。


1度スキルを使えばすぐに自分の物に出来るというわけではないみたいだが、使う度に少しづつ浸透していくように効果が深くなっていくそうだ。


僕はハーレムを目指している。そのくせ何を綺麗ごとをと感じる人もいるのかもしれない。


でも、相手をスキルで魅了して手に入れる。それはなんだか違う気がする。



少なくとも僕の目指すハーレムはそれじゃない。



これはただの意地なのかもしれない。でも、僕の譲れない一線はここだ。



それ以外でなら、僕は別にズルいと思われてもかまわないと思っている。


女神様から頂いた『請願』のスキル。このチートな能力は積極的に利用していくつもりだ。




えっと…スキルの整理の戻ろう。



一般スキルに続いてレアスキルだが、こちらはユニークスキルと考えてもらうと分かりやすいかもしれない。


今までに確認されている物だと転移魔法、重力魔法、空間魔法の3大特異魔法。

魔物を操るテイマースキル、他人のスキルを封印するスキル等だ。


基本的にレアスキル保持者は他人にスキルを公表しないので詳しい事はまだまだ分かっていないのが現状らしい。



「うーん。考えれば考える程、どのスキルを選べばいいのか分からなくなる。」


魔法も魅力的なんだけど近づかれたら今の僕じゃ逃げ切れない。


父さんとの訓練で未だに一度も木剣を避ける事さえ出来ていないんだ。



とりあえず今の僕の体はひょろひょろのもやし君だ。


若いうちに身体能力を強化する必要がある。



やっぱり体を鍛えるのが優先だと思うので成長促進系のスキルを2つ取ろう。



「うーん。悩むんだけど後の1つは剣術にしてみようかな。」



このまま訓練の度に父さんに木剣で叩かれ続けるのも嫌だし、父さんとの訓練でスキルレベルが上がるのかも分かるしね。



成長促進は敏捷と筋力かな。

剣を避けれるようになりたいし、全身の筋力が増えれば出来る事も格段に増えるはずだ。

何事も積み重ねが大事だしね。


なにせ僕は前世でプレイしてきたRPGゲームの中でも、序盤からコツコツとしっかりレベルを上げていくタイプだったんだ。


低レベル縛りなんて高度な事は怖くて出来ない。

安全第一。作戦は「いのちだいじに」がモットーだ。



今の僕には女神サリア様に頂いた請願スキルもあることだし、しっかりコツコツとチートもちゃっかり使って強くなってみせる。



「では、『請願』スキル発動。女神様、お願いします。『筋力成長』『敏捷成長』『剣術』以上の3つのスキルを僕に下さい」




『スキル【請願】を発動します。ユーリは新たに『筋力成長』『敏捷成長』『剣術』のスキルを得ました』



無事に請願が行えたようだ。


じゃあ僕の状態を鑑定してみよう。


名前:ユーリ・フォン。コーリング


年齢:10歳


体力 : F

筋力 : G

耐久 : G

敏捷 : F

幸運 : SS


※低G~SSS高で表記。


スキル

[ウルトラレア]請願

[一般]鑑定Lv2(NEW)、水魔法Lv1、筋力成長Lv1(NEW)、敏捷成長Lv1(NEW)、剣術Lv1(NEW)


おお、しっかり増えてる。


しかも、今の自分に対する鑑定でついに鑑定のレベルが2になったみたい。

結局、必要な条件は使用回数なのかどうかが分からないなぁ…。


それにしても僕、今のステータスじゃ雑魚なんじゃないかな?


他の人の能力を知らないからかもしれないけど…どうみても雑魚だよね。

むしろミジンコだよ。


幸運だけはかなり高いけど女神様と出会えたり、エルミナと許嫁になれた事を考えると納得できる数値だね。これからも幸運運んできてください!!



とにかくまず今の第一目標は冒険者になることだ。

その為には、まず基礎体力を身に着けることが肝心だと思う。


冒険者は規約上12歳までは加入登録出来ない。

なので冒険者になるまで後2年の準備期間がある。


そして2年後にはきっとエルミナとも再会出来る。


その頃までには冒険者と比較しても負けないぐらいまで仕上げるつもりだ。



そうと決まれば、やる事は簡単。

いつも通りに…。いや、いつも以上に訓練を続ける!


すぐに訓練がしたい僕は父さんの元に走った。


「父さん、僕ね請願してまた新しいスキルを得られたんだ!!早速試してみたいんだけど訓練に付き合ってくれないかな?」


父さんは何故かビックリした顔。


「新しいスキルを得たって…理解しているつもりではいたが、本当に途方もないスキルだな」


「うん、そうだね。僕も女神様には感謝しているよ!」


そうして父さんといつも通り庭に出る。



「じゃあ、今日もいつも通り軽くいくぞ?」


うぅ悔しい!いつもその軽くでボコボコにされるのに…。


「いくぞ!」


父さんが木剣で僕を袈裟斬りに斬り付けてくる。


袈裟斬り?え?斬り方が見えてる。分かる!!


そう思った次の瞬間には斬られていた。

でも確かに少しだけど見えた。


これが剣術Lv1の効果か。

ただ今の感覚は実際には目で追えていたわけではない気がするな。


おそらく剣術スキルのおかげで初動から斬り方を察する事が出来ただけ。


しっかり目で追えるようにするには訓練を重ねて動体視力をあげる必要があるな。


今の僕に足りない物は多い。むしろ足りない物しかないぐらいだ。


でも、今回、確かに進歩はあった。


それにまだ訓練は始まったばかりなんだ。継続は力なりだ!


「父さん、明日からも訓練お願いします。」



僕は今日ハーレムへと続く小さな一歩を踏み出した。

ブックマークと下部にある評価(☆☆☆☆☆の所)をお願いします!!


たくさんの人の目に留まるには日間ランキングの端っこにでも載る必要があります(^^♪


なのでみなさんよろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ