表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/46

女神と出会う

 

 俺の名前は春川隼斗(はるかわはやと)、大学二年だ、専攻は写真学科だ。


 どうして写真学科って? それは、父親の影響だね。


 昔から父親の真剣に写真を撮っている姿を近くで見ていた。その姿はかっこよかった。

 俺も父親みたいな写真家になろうって決めたのさ。まぁ、その話は置いといて。


 今日は父親のスタジオで手伝いをする日。

 授業はもうわのそらだったからほとんど覚えていない。なんども先生に注意されたのは覚えてる。


 学校が終わり急いでスタジオに向かっていたんだが……


「ここ、どこ?」


 気が付いたら、一面白色の場所にいた。

 何度も思い出そうとしたが、頭の中に白い靄がかかり思い出せない。


「春川隼斗さんですか?」


 突然、名前を呼ばた。振り返ったらそこには、一人の女性がいた


 俺は目を奪われた。髪は蜂蜜色の金髪! 目は薄緑色! 陶器のような白い肌! 例えるなら、そう天使のような女性だ。綺麗だ……

 ここは天国ですって言われたら俺は納得してしまう。あれ、てことはここは天国なのか!?


「ここは地球で言う所の天国です。

 ……それと、綺麗と言ってもらえてうれしいです」


 あれ、俺声に出してた? もしくは心の声が


「声には出てませんよ。

 ここは神域なので、心の声が聞こえるのです」


 まじか!


「はい、まじです」


「……」


 何とも言えない空気になった(俺だけが)。とりあえず、笑顔で返した。笑顔で返された……うん、可愛い。


「可愛いだなんて……」


 あっ心の声が聞こえるんだった……


「えっと、どちら様ですか?」


 強引に話題を変えた。


「ごほん。

 私の名前はクレアート、気軽にクレアと呼んで下さい。

 この世界――リベラシオンを管理している女神です」


 女神だった! 通りで綺麗な訳だ!


「俺は春川隼斗……って知ってるか、隼斗って呼んでくれ」


「わかりました。

 では隼斗さん、あなたの現状についてお話しますね」


 女神――クレアの話によると、俺はスタジオに向かっている時に交通事故に遭い亡くなった。普通なら魂は輪廻転生の輪に戻るはずなのだが、誤ってこの世界に来てしまったそうだ。

 元の世界に戻れなく、こちらで転生するか、消滅するしかないようだ。

  うーむ、なるほど……此処にいる理由はわかった。消滅はしたくないし、せっかくチャンスをもらったんだ、なら転生しよ。なら、転生先の世界を知っておかなきゃ!


「なら、俺、転生するよ。

 だから、この世界――リベラシオンだっけ? この世界の事が聞きたい」

 

「わかりました」


 ――リベラシオン

 ・この世界は十の属性――炎・水・土・風の基本属性、木・雷・金・氷の亜属性、光・闇の双属性で成り立っている。

 ・各属性を司る王達が存在する。彼らは絶大な力を持ち【十帝】と呼ばれ、各階層を治めている。

 ・各階層では独自の文化が発展をしてる。

 ・各階層での行き来は条件があるができる。

 ・様々な人種が存在している。


 クレアは各階層の映像も映してくれた。

 雪原やら風車やらなんとも撮りたくなる風景がいっぱいだ。


 あれ、人がモンスター?と戦っている。


「この人たちは冒険者の方達ですね。戦っているのはグランドボアって言う土属性の猪の魔物です」


「え、魔物がいるの!?」


「はい、います。

 弱いものはゴブリンから、強いのはドラゴンなどいます。そして各階層の属性に影響されて独自の生態系があります」


「そうなんだ……」


「世界については以上になりますが、 どうかされました?」


「あのさ、俺魔物と戦った事はないし、転生しても生きていけるか……」


「それなら大丈夫です!  私と眷属契約をすれば問題ないです」


 と女神は高らかに言ったのだ。

※16話からガラッと文章変わってます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ