第六十話 Dragon Slayers 2
◇◇◇
「グエッ……! ギヒァァ……ッ……ヂィゥウウ…………ギィ~~~……」
「なんだありゃ? 気色悪ぃ声で鳴きやがって……背中から何を出した?」
「次の強化の『触手』っすね。麻痺の状態異常にさせるやつみたいっす。あと、すげぇしなやかだとか」
「……ほぉ? そいつは良いな。で、麻痺の毒素はどこから出る? 毒袋は触手内部にあんのか?」
「いや、ちょっとそこまでは……」
「切って奪えば使えるかもしれねぇ。サクリファクト、そうしろ」
「えぇ……まぁ、出来るだけやりますけど……」
「ふん! 相も変わらず貧乏性な男だ。麻痺効果付与を求めるならば、『ビリビリ茸』の粉末を買い占めれば良いだけであろうに」
「あ? 殺すぞ」
「買うまではわかるけど、買い占める必要はないだろ……」
「ん……」
「む、どうした? スピカよ」
「…………鉄板?」
「あぁ、それはだな……このヒレステーキもついに真の正義に目覚めて……」
「こいつはなァ!! 『タテコ』なのよッ!! なぁ、タテコッ!?」
「っ!?」
『……ステーキ、いきなり大声を出したら駄目ですよ。今まで一切話しかけて来なかったキミに突然大声をぶつけられて、【天球】さんがびっくりしちゃってるじゃないですか』
「オォ! 悪いっての!【天球】よォ!!」
「……? ……何故?」
「まぁまぁ、スピカちゃん。話せば長いし、"仲良きことは美しきやよ" ってことでいいじゃない」
「……む~?」
「……っ!? ……【聖女】……?」
「ん~……それも話せば長いんやよねぇ~」
「…………」
「ギヂィゥウウウッ!!」
「む! 来るぞっ!」
「オォオ!! かかって来いってのよォ!」
「……おい、スピカ。役割はわかってるな?」
「愚問」
「分を弁えん下劣なネズミめ。覇道を往く【金王】が、直々に金の制裁を与えてやろう」
「む~」
「…………」
「どうしたの? ボクのサクくん」
「いや、お前のサクくんじゃねーけど…………なんか、感慨深いなぁ、ってさ」
「ん~?」
「俺がリビハを始める前から、あちこちで語られてた『伝説の七人』がこうしてまた集まって……その伝説と同じように、今から竜を倒すんだなぁって思ってなぁ」
「……んふふ、そっか。それならボクも頑張らないとねっ」
「あぁ、そうだな。頑張ってくれ」
「……んぅ~、そうじゃないでしょ~? サクくんもやるんだから」
「あぁ、まぁ……そっか」
「だからね、一緒に頑張ろう? そしてこの八人で――――『伝説』の続きを、みんなで一緒に作るんやよ」
◇◇◇
『【祝300万】Re:behind 雑談スレ 3004514【目指せ400万】』
――――――――――――――――――――――――――
1.『半自動スレ建てAI乙子ちゃん』
リビハについての話題なら何でもOKのスレです。
長過ぎる個人の話題は専用スレへ、晒しは別スレへ。
※現在リビハ内は戦争イベント中です。
それについての真面目な話題(戦況報告・援軍要請・索敵情報 etc...)は
→→→『Re:behind 戦争本スレ』にて
為替の話題は荒れやすいため程々に。荒らしはスルー。
P.S. けんかしないで なかよくつかってね!! 乙子
※※※※※※※※※※※※※※※
▼ 関連度による自動書き込み抽出機能を有効にします ▼
▼ 抽出条件:現在発生中の『戦争イベント』に関する書き込み ▼
▼ 除外条件:否定的な意見 及び 著しく非道徳的な書き込み ▼
※※※※※※※※※※※※※※※
==========(中略)============
232.名も無きリビハプレイヤーさん
揃った?
234.名も無きリビハプレイヤーさん
来たぞ来たぞ!
伝説の竜殺しチーム!
235.名も無きリビハプレイヤーさん
テンション上がってきた
237.名も無きリビハプレイヤーさん
ようやく集まったなぁ
238.名も無きリビハプレイヤーさん
【竜殺しの七人】全員集合やん
初めて見たわ
239.名も無きリビハプレイヤーさん
リスの背中はなんぞ?
うねうねした物が生えとる
245.名も無きリビハプレイヤーさん
>>239
強化で触手が生えたっぽい
いよいよバケモンじみてきたな
246.名も無きリビハプレイヤーさん
触手だと!? なんてことだ!
正義さんがニュルンニュルンにされてしまう!
247.名も無きリビハプレイヤーさん
こんな空一面の大画面で陵辱シーンとか……リビハ運営最低だな
早くしてくれ、風邪ひいちまう
251.名も無きリビハプレイヤーさん
正義さん「こ、こんなものに……! 正義は、絶対……っっ! くっ! 屈しないのだぁ……っ!」
255.名も無きリビハプレイヤーさん
触手くん「性技、執行!!」
262.名も無きリビハプレイヤーさん
この状況で何を言ってんだお前ら
マジで人格を疑うわ
触手が似合うのはどう考えてもスピカちゃんだろ
263.名も無きリビハプレイヤーさん
触手プレイの話題は「非道徳的な書き込み」に含まれない……
つまり「なごみ」は、触手プレイを推奨している……?
269.名も無きリビハプレイヤーさん
そんな事より戦闘始まりそう
がんばえ~、りゅうごろしのおにいちゃんおねえちゃ~ん
――――――――――――――――――――――――――
「パァァァワァァアアアァァァンッ!!」
「ギ……ゥゥウウウッ!!」
「うおお、すっげぇ……」
「いいぞっ! ヒレステーキよ!」
「……何もよかねぇよボケ。押し過ぎだ」
『すみません! 加減が出来ないもので! 何せステーキは、あの、アレですから!』
「……まぁいい、それも織り込み済みだしな――――『はやぶさ』『いざない』『かげろう』『あかつき』『きょっこう』――――『来い、死灰』」
「……死灰、全力? ……面倒」
「ロールを自覚しろ腐れ【天球】。わかるか? 俺が死んだらお前が愚図だ。必死で守護れやボケ女」
「……上等」
――――――――――――――――――――――――――
281.名も無きリビハプレイヤーさん
え、マジかよ、脳筋すげえな
力だけで普通にリスを押してんぞ
282.名も無きリビハプレイヤーさん
も~、ほんっとエロい筋肉だわぁ
でもでも、触手ちゃんが刺さってなぁい?
サク坊が麻痺って言ってたけど、ヒレステーキちゃんは平気なのぉ?
288.名も無きリビハプレイヤーさん
>>282
よく見ろ
スピカの『光球』が全部受け止めてる
あとお前キモい
294.名も無きリビハプレイヤーさん
『絶対防御』は二つ名じゃないからね
異名とか称号じゃなく、ただの事実
295.名も無きリビハプレイヤーさん
お、マグリョウだ
296.名も無きリビハプレイヤーさん
来た来た!
マグリョウパイセンのフルバースト!
298.名も無きリビハプレイヤーさん
はやっ! なにあれ
301.名も無きリビハプレイヤーさん
マグリョウの動きヤバすぎ
AGI上昇の『はやぶさ』と追い風を呼ぶ『いざない』でスピードアップしまくって……そのあとなんかワープした?
凝視してたつもりなんだけど、地面を滑ってリスの足を斬りつけたと思ったらリスの頭の上にいた……
307.名も無きリビハプレイヤーさん
>>301
『かげろう』とか『きょっこう』で残像を作りながら、【死灰】の二つ名スキル使ったんじゃないかな?
ど真ん中から突っ込む動きを見せつけて、途中で自分と灰の偽物を入れ替え、本体をフェンサースキルで隠しながら回り込んだんだと思う。
……いや、リプレイ見ないと自信ないけどね。早すぎて。
308.名も無きリビハプレイヤーさん
マグリョウパイセン殺意高すぎる
あんなムーブで常にクリティカル狙いしかしないとか、初見は絶対避けるの無理だろ
309.名も無きリビハプレイヤーさん
極まってんな~
310.名も無きリビハプレイヤーさん
動画勢まで騙すとかヤバスギでしょ
311.名も無きリビハプレイヤーさん
うおおお!
マグリョウ!!!
俺たちの星!!!!
314.名も無きリビハプレイヤーさん
マグリョウ専用スレが熱きマグリョウコールで溢れかえっとるわ
317.名も無きリビハプレイヤーさん
マグリョウ「俺が居る場所がダンジョンだ」
↑僕が考えた格好いいセリフです。使っていいですよ、マグリョウさん。
322.名も無きリビハプレイヤーさん
>>317
厨ニすぎるし意味不明すぎるけどマグリョウなら言いそう
324.名も無きリビハプレイヤーさん
ほんとマグリョウは愛されてんな
325.名も無きリビハプレイヤーさん
顔なし仮面部隊があそこまで集まったのも、死灰さんが呼んだからだろうね
327.名も無きリビハプレイヤーさん
自ら最強を名乗って、実際にクソ強いマグリョウさん好き
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『あぁっ!【死灰】さん! 無闇に突っ込みすぎでは!?』
「大丈夫っすよタテコさん。何しろここにはスピカがいますし」
「無礼…………『狩人』、『子犬』」
『……そ、それは確かにそうかもしれませんが……いえ、いくらなんでもあのスピードで動く彼を守り切るのはスピカさんと言えどもですね……』
「余裕…………『大犬』『馭者』――『手動』『恒星』『公転』」
「……らしいっすよ」
『えぇ……? その自信は、一体どこから……?』
「そりゃあ、スピカとマグリョウさんは、他の誰よりお互いの動きを知ってますから」
『……そうなんですか? そんなに仲が良かったとは……初耳です』
「いや、仲は良くないっすけどね」
『え……じゃあ、どうして?』
「この2人は毎日、 "決闘" で殺し合いの勝負をしてたんで。ある意味、ずっと一緒に死線をくぐって来てたって感じっす」
『殺し合う事で、共に死線を……?』
「そんな2人の今日の勝負内容は、"守れるか、守れないか" っすね。リスを倒すまでが制限時間――――それまでにマグリョウさんにダメージを負わせちゃったらスピカの負け、って感じで」
『えぇ……?』
「そういう関係なんですよ、この人たちは。面白いっすよね、ははは」
『はははって……なんですかそれ……。そんな共闘がありえるんですか……?』
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398.名も無きリビハプレイヤーさん
いや、マグリョウが強いのはわかってるけどさ
いくらなんでも攻め方が強引過ぎない?
リスの攻撃、全然避ける気がないように見えるんだけど
401.名も無きリビハプレイヤーさん
>>398
スピカの守護があるからかな?
信頼関係がすごいよね
やっぱりあの2人は怪しいと思うなぁ……
404.名も無きリビハプレイヤーさん
いやいや、彼らの間にあるのは、恋愛関係のように儚く脆い絆なんかじゃあないさ。
【天球】スピカと【死灰】マグリョウの間にあるのはね、煮立って泡立つような「怨恨」だよ。
406.名も無きリビハプレイヤーさん
>>404
なにそれ
怨恨ってどういうこと?
413.名も無きリビハプレイヤーさん
君たちも知っているだろう?
【天球】スピカと【死灰】マグリョウが、いつも首都で決闘をしていた事を。
だから彼らはいつだって、それこそ恋愛よりも熱心に、相手の事を見つめていたんだ。
……「【死灰】はどのくらいの早さで動くのか」「【死灰】はどういう攻撃に弱いのか」
……「【天球】はどれほど守れるのか」「【天球】はどういう時にどういう反応をするのか」
そして互いが互いをじっと見つめて、「どうすればコイツは死ぬのか」と考えていたんだよ。
そんな毎日を過ごした2人だからこそ、お互いに「何が出来て何が出来ないか」「どうなったら困り、どうなったら命が危ないのか」という所を理解し合っているんだ。
だから守れるし、だから頼れるのさ。
418.名も無きリビハプレイヤーさん
確かに
言われてみればマグリョウとスピカって、しょっちゅう喧嘩してたもんな
427.名も無きリビハプレイヤーさん
くふふ、面白いよね。
【死灰】と【天球】という、言わば水と油のような非相溶性の二物を、「決闘」という界面活性剤を用いて混ぜ合わせた事で化学反応がおき、「相互理解」というひとつの混合物が生み出されたんだ。
それがこうしてシマリス型ドラゴンの命を脅かす劇毒となっているこの現状を、ワタシは "まるで錬金術のようだ" と評するよ。
431.名も無きリビハプレイヤーさん
……なんかこいつ、カニャニャック・コニャニャックっぽいな
==========(中略)============
475.名も無きリビハプレイヤーさん
それにしても、スピカの『光球』は他のプリエステスと格が違うな
触手を受けるのもそうだけど、爪とマグリョウの間に入り込んでクッションになってたし
『光球』の自動防御ってあんな完璧に機能するもんだっけか
484.名も無きリビハプレイヤーさん
>>475
あれは『光球』の自動防御とキャスター自身の手動制御の併用だな
・プレイヤーの重要部にオート防御の『守護星座』を設置
・その範囲外を先回りで埋めるように『手動光球』を設置
・敵とプレイヤーの移動に合わせて随時切り替え操作、及び手動での光球制御
ってスタイル
状況によって『馭者』から一個『光球』を引き抜いて遠隔手動操作したりね
まぁ、理屈がわかった所で出来るかどうかは別だけど
487.名も無きリビハプレイヤーさん
普通の女司祭って、『光球』を同時に10個制御出来たら一人前なんでしょ?
スピカは何個出してんだよ 50は超えてると思うんだけど
488.名も無きリビハプレイヤーさん
人間業じゃねーな
やっぱすげーわスピカ
491.名も無きリビハプレイヤーさん
『光球』の制御時にピコピコ動かす指先が可愛い
両手で指揮してるみたい
494.名も無きリビハプレイヤーさん
そもそもスピカのプリエステスって花形職業じゃないしな
『防御魔法』とかいう地味な役回りしてんのに、その地味な部分で名が売れてんのが異常
499.名も無きリビハプレイヤーさん
スペルキャスターじゃない人たちにはあのキャラクター性ばっかり注目されがちだけど
同じスペルキャスターとしては、スピカがやってる全部の事が頭おかしいレベルだって知ってるよ
多分だけど、すごく努力したんだろうなぁ
だから好き。あざといけど、努力家だから好き
502.名も無きリビハプレイヤーさん
『絶対防御』は伊達じゃないんデュフよ
505.名も無きリビハプレイヤーさん
てか、防御と合わせて強化の星座も出してない?
今出したアレって、空中機動をサポート強化する『ペガサス』だよね?
――――――――――――――――――――――――――
「『強化』……『天馬』」
「助かるぞ、スピカっ! ――――そして! これでっ!! とどめだぁっ!!」
「ヂィァアアアアッ!?」
「…………」
「……終わった、か?」
「あやや、もう終わり?」
「ふん、張り合いのない事だ。余の魔法を発現させるまでもないとはな」
「……ぐだぐだ詠唱しやがるてめぇがノロマなだけだろ、短縮かけろや」
「ふむ……余の驕奢なる詠唱を理解出来ぬとは……【死灰】よ、貴様には呆れるぞ。良いか? まずは余が唱える金色の言霊、その入りの一節にある単語には――……」
「――――やぁー! 正義っ!! 完了なのだぁーっ!!」
「……ええい! やかましいぞ! クリムゾン!」
――――――――――――――――――――――――――
513.名も無きリビハプレイヤーさん
……あれ?
え、嘘でしょ?
リス死んだの?
514.名も無きリビハプレイヤーさん
マジ? もう終わり?
515.名も無きリビハプレイヤーさん
早えーなおい
つか、ジサツシマスちゃんとサクリファクトも色々してたっちゃしてたけど、ほとんどマグリョウ1人で殺してなかった?
金王は詠唱すら終わってなかったみたいだし
517.名も無きリビハプレイヤーさん
コイツらってここまで強かったんか
基本レイド戦とか無いゲームだから知らんかった
519.名も無きリビハプレイヤーさん
俺たちのマグリョウにかかればドラゴン如き瞬殺ですわ
521.名も無きリビハプレイヤーさん
【死灰】様格好いい!
524.名も無きリビハプレイヤーさん
こんな戦場の主役になって、ゲームでも掲示板でもみんなに名前を呼ばれて……
良かったなぁ、マグリョウ……
なんか知らんけど泣けてくるわ……
529.名も無きリビハプレイヤーさん
お前らしっかり目に焼き付けろよ
今日のリビハであった事は、これからずっと語り継がれるぞ
間違いない 俺たちは今、伝説を見てる
531.名も無きリビハプレイヤーさん
まぁそうだろうな
ゲーム終了をかけた大戦争の勝敗を決めるドラゴン戦に、【竜殺しの七人】が集まってるんだし
ここの実況書き込みもまとめられるかもしれん
534.名も無きリビハプレイヤーさん
イェーイ
未来の俺見てるー?
535.名も無きリビハプレイヤーさん
まとめサイトさん
僕の書き込みはレインボーでお願いします
==========(中略)============
551.名も無きリビハプレイヤーさん
しっかし圧勝だったな~さっきまでの苦戦が嘘のようだ
これが【竜殺しの七人】の二つ名効果ってやつか
鬼ゴリつえーな
553.名も無きリビハプレイヤーさん
二つ名効果ねぇ
ゲーム的に表現するなら、『竜特攻』とか『ドラゴンキラー』って感じ?
ドラゴン族にダメージボーナス、みたいな
556.名も無きリビハプレイヤーさん
>>553
それだとヒレステーキが力で押してるのが説明出来ないよ
だからもっと違うやつだと思う
558.名も無きリビハプレイヤーさん
違うやつってなんだよ
559.名も無きリビハプレイヤーさん
わかんない
562.名も無きリビハプレイヤーさん
>>555
わかんないってお前 << 検閲されました / 禁則事項です >>
<< 検閲されました / 禁則事項です >>
564.名も無きリビハプレイヤーさん
そんなの決まってるだろ
あいつらが「世界が認めた竜殺し」、【竜殺しの七人】だからだ
あの七人ならドラゴンを殺すって、世界がそう決めてるんだよ
571.名も無きリビハプレイヤーさん
>>564
まぁ、そういう数値外の特殊な効果が作用してるんだろうね
リビハのモンスターだって、プレイヤーが付けた名前で色々細かく変わるらしいし
575.名も無きリビハプレイヤーさん
>>571
え、そうなん?
具体的にはどういう感じ?
581.名も無きリビハプレイヤーさん
>>575
例えば『伸びるカエル』は、元々あそこまで伸びなかったけど、そう呼ばれるようになってから伸縮性が上がったとか
あと『歌う小鳥』なんかも、最初は「レベルアップ! レベルアップ!」みたいに言葉の一部しか繰り返せなかったらしい
それが段々と文章を喋れるようになったみたいだよ
588.名も無きリビハプレイヤーさん
モンスター名も二つ名も同じか
プレイヤーたちの印象から来る呼び名で、「そういうもの」になって行くシステム
594.名も無きリビハプレイヤーさん
その「プレイヤーの印象」って、自分でもいいのかな?
何かになろうと自分で思えば、それになれる……みたいな
599.名も無きリビハプレイヤーさん
>>594
そりゃそうだろ
自分で何かを始めなきゃ何にもなれない
「何者にもなれなかった」ってのは、何者にもなろうとしなかった奴が言う言葉だ
606.名も無きリビハプレイヤーさん
前の俺なら綺麗事言ってんじゃねぇって思ってただろうけど
今はあそこに立ってる一般モブのサクリファクトを見ちゃったからな……
竜殺したちは次元が違いすぎて「すげー」としか思わないけど、サクリファクトは地味だし俺と何も変わらなく見えるから、「羨ましい」「自分もああなりたい」って思っちゃうわ
なんていうかこう、一般市民の英雄を見てる感じ
616.名も無きリビハプレイヤーさん
>>606
なんかわかるわ
サクリファクトは自分に近い存在だから、逆に目標にしやすいというか、追いつきたいと思えるというかね
俺はあいつが羨ましいよ
618.名も無きリビハプレイヤーさん
未来永劫語られるであろう伝説の中にいるって、どんな気分なんだろうなぁ
――――――――――――――――――――――――――
◇◇◇




