閑話 VRゲーム総合情報サイト【ヴァーチャル・ワールドワイドウェブ】記事No.416
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皆さんこんにちは。『ヴァーチャル・ワールドワイドウェブ』、通称『V/www』所属ライター、"かーふぇくりぃむ" です。
最近暖かくなって来ましたね。
VRに入り浸っていると、どうしても季節感という物がなくなってしまいます。衣替えは済みましたか? こたつはちゃんと片付けましたか?
毎日空調の効いた室内でヘッドギアを被っていると、健康状態にも悪影響が出てしまうらしいですよ。健全な生活を心がけ、たまには外出したりして、現実側のボディもきっちり管理していきましょう。
さて、そんなこんなで本日の特集は……先日に引き続き、海外Re:behindの有名プレイヤーの紹介記事です。
私共が世界各国のリビハプレイヤーから直接聞き及んだ内容、そんな『皆さんが決して知り得ぬ情報』(※1)を、アバウトにのんびり説明するこの企画は、お陰様で大変好評を頂いております。
先日の『中国のリビハプレイヤー 【炮烙】のチムイーさん特集記事』の反響と言ったらもう……リビハの運営会社から、直接連絡が来てしまうくらいでしたからね。
それについての詳しい事は言えませんが……"海外プレイヤーの詳細を語り過ぎるのは、運営として認められない" ――――と言う事でしたので、今回の記事は『【炮烙】のチムイー』さんのようにビルドの隅々までを語る事は出来ません。
ふんわりとした情報から、"こんなプレイヤーもいるんだな" と言う参考程度に読んでいただければなと思います。
(※1 海外のRe:behind情報へのアクセスは厳しく検閲され、国内のインターネットプロトコルアドレスは弾かれてしまう、というのは……もう常識ですよね?)
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それでは早速参りましょう。
本日ご紹介するのは、欧州は独国のリビハプレイヤー。そしてそのクランです。
テーマカラーは4色。それぞれが二つ名を持ち、圧倒的な知名度を誇る独国のトッププレイヤーたちが所属する、トップクラン。
クラン名は『Die letzte Fantasie』。ディ・レッツテ・ファンタジーです。
☆クランリーダー 【Tiefschwarz】Piotr / 【漆黒】ピョートル
ピョートルさん。二つ名は【漆黒】。黒髪に赤目のプレイヤー。
とあるモンスターの素材を加工して作ったらしい『血脈の黒鎧』と呼ばれる禍々しい全身鎧と、大きなグレートソードを持つタンク職です。
まるで中ボスのような見た目をしている、前衛職な彼。
そんな彼が持つ二つ名【漆黒】は、闇を操る強力な特性を持っているのだとか。
地面に剣を突き刺す事で、影より暗い常闇を伸ばし――――モンスターの足を絡め取ったり、その中に沈めて窒息させたりする事も出来るらしいです。
自由に動かせる黒い影は、とにかく戦場を掌握するのに抜群な効果を持つらしく、モンスターたちはそんな影の主に脅威を覚えて、たまらず優先的にピョートルさんを狙うらしいですよ?
スキルを使わずともヘイトを稼げて、その装備で接近戦もお手の物。
職業などの詳細はここでは語れませんが、足止めや数減らしも自在にこなせるとても強力な二つ名スキルを持つと言うだけでも、十二分に強力なプレイヤーですね。
欠点は、自身の体力を激しく消費する所らしいですけれど……それでも尚、彼が倒れる姿を見た人は居ないとか。
また、彼という人物の個性として、いついかなる時でも『ククク……』と言う含み笑いを絶やさない一面があるそうです。
いかにも『暗黒の騎士』と言った感じで、キャラクター作りにも気合が入っていると言えるでしょう。
☆クラン副リーダー 【Atem Erde】Wendel / 【大地の息吹】ヴェンデル
ヴェンデルさん。二つ名は【大地の息吹】。緑髪に黄色い目のプレイヤーです。
彼は体の動きを阻害する防具を好まず、常にラフな服装で活動します。
そんな彼の戦闘スタイルは、二つ名【大地の息吹】の効果による、目にも止まらぬ乱撃です。
【大地の息吹】。地を足でしっかり踏みしめ、連続で攻撃を行う度に、速く、重く、鋭くなって行く効果だそうで、そんな彼には『退却』の二文字はありません。
どんな相手にも真っ向勝負で立ち向かい、大地に楔を打ち付けたようにどっしり構え、その場で思い切りぶつかり合う。
扱う獲物は、己の拳。些細な手甲でカバーしただけの鉄拳で、どちらかが倒れるまで殴り続ける――――半径2メートルの金網デスマッチ、と言った所でしょうか。
『格闘家』『モンク』などとも呼ばれる彼は、熱狂的なファンも多くいるらしいです。全て同性……男のファンらしいですが。
クランリーダーでもあり、パーティメンバーでもあるピョートルさんの、【漆黒】が持つ足止め効果とも非常に相性が良く。
今の4人になる前からも、二人は様々な場所で活躍を見せていたようです。
ちなみにこれは余談ですが、いつでも一緒に行動するその二人、古くからの大親友なのだとか。
リビハも一緒に始めたらしいですね。仲良しなのは良い事です。
☆【Blauer Blitz】Ben Balmer / 【蒼き稲妻】ベン・バルマー
ベン・バルマーさん。二つ名は【蒼き稲妻】。青髪に蒼眼のプレイヤーです。
身につけるのは軽量化させた青の軽鎧。細部が尖っていて、その二つ名通りにブルーの雷のような格好ですね。
そんなベンさん――――『BBBB(B4)』なんて愛称で呼ばれたりもする彼の特徴は、なんと言ってもそのペットでしょう。
とあるダンジョンの最奥に眠っていたと言われる、太古の生物『ケツァルコアトルス』によく似た恐竜を手なづけ、それに乗って空を自由に飛び回っている姿は、独国のリビハ広告バナーにも使われ、その印象的な写真は多くの新規プレイヤーを取り込んだそう。
そうして空を自由に飛ぶ事に憧れる者は後を絶たず、"500万払うから乗せて欲しい" と頼まれる事もあるんだとか。
いいですね、恐竜タクシー業。とても儲かりそうですが、彼はペットをとても大切にしており、認めた者以外は決して乗せないらしいです。残念。
さて、そんなベンさんの戦い方ですが、これまた特徴的であり、そしてペットの存在が欠かす事の出来ない物となっています。
ベンさんの持つ武器、穂先が大きめに作られた特製の十字槍を手にしてペットの背に乗り、空高くへと舞い上がった彼は、地表およそ20メートルから狙いを付けて……。
"ここぞ!" というタイミングで飛び降りて、落下の加速と二つ名効果をその身に受けながら、とんでもない速さで地上の敵を穿つ。
それはまるでミサイルのような勢いで、かつて独国に襲来した『ニワトリ型ドラゴン』をも貫いたのだとか。
まさしく雷。陣形を問わずに空から振り下ろされる、蒼きオーラの電撃です。
なお、これはプチ情報ですが…………ペットの空飛ぶ恐竜は、『Mikan』ちゃんという名前のメスだそうですよ。
あと、ベンさん本人の好物は、お寿司屋さんにあるお漬物の『ガリ』だそうです。何故でしょうか? 不思議ですね。
☆【Schon Heirat】Charlotte / 【素敵な結婚】シャルロッテ
トップクランの紅一点、シャルロッテさん。二つ名は【素敵な結婚】です。
黄色い髪に茶色い目を持つ彼女は、ローブを羽織って重要な役割、ヒーラーを務めます。
欧州人らしい、我々日本国民からするといかにも "ファンタジーの住人" と言った容姿に、キャラクターメイクで許される限りに耳を尖らせ伸ばしたその姿。
それは所謂一つの『エルフ』のようと称されていて、その美しい容姿のファンもたくさんいるのだとか。
しかし、彼女は見目麗しいだけではありません。トップクランに在籍している彼女は、その癒やす能力を買われた――――とても力あるヒーラーなのですから。
その強みと特徴は、手に持つ透き通った『水晶玉』。
"未来を見通す" なんて言われたりもするソレは、ダンジョンの奥に眠っていた大秘宝。売ればリアルでマンションの一室を買える……なんて言われるほどの、超級の逸品です。
それだけでも十分にスペルの増幅器になりえる物ですが、その土台には更なるスペルの威力を求めて、大小様々な魔宝石があしらわれており、癒やしの魔法の効果もたっぷり引き上げてくれます。
また、そんな彼女のスペルの願い方も個性的です。
"あなたの未来が見えますよ" と言いながら『水晶玉』に対象を映し、その者の『五体満足な未来』を願う事でスペルを発現させる姿は、占い師・預言者なんて呼ばれていたりして。
杖ではなく水晶を持ち、つるりと撫でながら人々を癒すその姿は……幻想的とも言えるでしょう。
そんなシャルロッテさんのRe:behindの目的は、自身の運命のお相手探し。
それを見つけ出すための物が『水晶玉』であり、常にその玉に問いかけをして、世界に一人だけの王子様を探し続けているそうです。
二つ名【素敵な結婚】は、彼女の目的そのもの、と言う訳ですね。二つ名効果は一体どんな物なのでしょう? 運命の相手がビビっとわかる、とかでしょうか。
ゲームの範疇を越えている気もしますが――――この世界ならそんな事があってもおかしくないと思わされてしまう、そんな底知れなさがリビハにはありますからね。
なお、そんな彼女であるからこそ、自分の好みに合致しない『醜いもの』が大嫌いだそうで。
おぞましい姿のモンスターなどには、それはもう容赦なく対応するようですよ。
噂によれば、殺すよりも恐ろしい行いをするのだとか。怖いですね。
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という訳で今回は、独国のトップクラン『Die letzte Fantasie』の4名をご紹介させて頂きました。誰も彼もが個性的で、大変魅力ある方々ですね。
個性は能力、知名度こそ力。その人柄が目を惹けば惹くほどに、強くなりうるリビハの世界。そんな中で明確に『強さ』を手にした彼らを知り、リビハプレイヤーの皆さんが目指す、これからの指針を固めるのもいいかもしれませんね。
・終わりに。
世界中で大注目の『唯一時間加速が許されたVRMMO』、Re:behind。
今では世界経済に多大なる影響を与える、まさしく時代を作り上げているVRゲームであり、海外でも多くの人間がプレイしています。
しかしながら、国境を越えたプレイヤー同士の交流は、今まで一度も確認されておりません。
それが『国ごとに違う世界であるから』なのか、それとも『広すぎる世界であるから、未だ出会えていないだけ』なのか…………そこは公表されていないため不明ですが、私の個人的な意見を言わせて貰うなら、それは後者だと思っております。
理由は3つ。
初めに、日本国に限らず全ての国のリビハプレイヤーの集落が、まだまだ未開の地に囲まれていると言う事。
次に、それは例えば『外国語が書かれたアイテム』のような、異国民の確かな足跡が極々稀に見つかる事。
そして更には、ゲーム内通貨が現実世界の為替市場において、きちんとその価値を認められているという事。
それらを踏まえて考えれば……『国ごとに世界が別な訳ではない』という仮説は、決してありえぬ話では無いと思うのです。
国ごとにサーバーが違う、完全に分離された世界であるのなら、その中にある『ゲーム内クレジット』が持つ価値も、それぞれの国内だけに限られるのでしょうから。
世界は広く、まだまだ未知だらけ。そこにほんのり色づく "姿も見えぬ誰かとの繋がりの気配" があるのなら、まだ彼らに会えていないだけ――――そんな風に考えるには十分な理由がありますし、何よりそう思っていたほうが、未来は明るく、きっと楽しいですよね。
リビハの世界は、未だわからぬ事ばかり。
まだまだこれからの世界だから、きっと国境を越えた交流を出来る未来があるはずです。
髪や目の色、肌の色。
扱う言語が違うとしても、同じ一人のプレイヤー同士。
――――『中の人』が地球に生きる人間同士なら、必ず仲良く出来るはず。
いつか、海外のプレイヤーたちと共にリビハで遊べる日を信じて。
そして、そんな素晴らしい日が来た時に、私の記事がほんの少しだけでもお役に立てたのなら、幸いです。
以上、『ヴァーチャル・ワールドワイドウェブ』、通称『V/www』所属ライター、"かーふぇくりぃむ" がお送りしました。
次回もお楽しみに!
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