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プロローグ。もしくは説明。
ずっと昔、幼い時。2人の歯車が動き出した。
幼馴染の2人。誰よりもお互いのことを知っていた。
その2人とは、一陣未來という名前の少女と、漆原魁斗と言う名の少年だった。
心優しく、天真爛漫で、笑顔が誰よりも似合っていた、一陣未來。
文武両道、気使いができて、いざという時頼りになった、漆原魁斗。
2人はお互いを尊重し、そして親友よりも近い…兄妹のような関係だった。
2人の関係は、ある日崩れてしまうまで、それはそれは微笑ましく仲睦まじい兄妹のようで。
その日までは、ただの純粋な友人への愛で。
それはきっと、お互いの家庭環境も関係していて。2人の全てが作り出した必然だったのだと思う。
だからこそ、歯車は歪んで…離れて行った。
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