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第二十六話 激動2・御遣いの激昂

常山で、白蓮が麗羽と対峙していたまさにその時…一刀たちは…


【愛紗】

「…な、なんて…事だ……」


国境の砦内部の惨状を目の当たりにし、絶句していた…。

歴戦の勇将である愛紗と鈴々でさえ、惨殺された砦の守衛たちの有様にショックを隠し切れず、ただでさえ気の弱い雛里など顔を真っ青にして、今もまだ復帰できず砦の外の陣に避難している。そんな雛里の分まで頑張ろうとしている朱里も、平静とは言い難い様子だった。


【桃香】

「ひ、酷い…みんな……っ!」


優しすぎる主君、桃香は泣き崩れ、今また己の無力さを噛み締めていた。もう一人の主君である、一刀は…


【一刀】

「…っ……ぐっ!」


歯を食い縛りながら、怒りを懸命に押し殺していた。

蒼馬との手合わせで得た教訓が無ければ、一刀は龍刻四爪刀を抜き放ち、袁術軍に向かって単騎突進をかけていただろう。怒りのままに、力任せに暴れ回り…結果、双方に甚大な被害を生んでいた。

蒼馬に感謝…する余裕まではさすがに無い。まぁ、必要もないだろう。あの暴走は蒼馬の早計が招いた結果だったのだし。


【一刀】

「ぐ、はぁ…はぁ……」


呼吸すら苦しいほどの怒り、憎悪…内なる感情と必死に戦う一刀だが、しかし…


【一刀】

「あああああっ!」


ガッ ドガッ


壁に頭や拳を打ち付けるより他、その術は見つからなかった。

硬い石の壁に頭を、拳を叩きつける…何度も、何度も…血が滲もうが流れようが、関係なかった。彼らの受けた痛みや苦しみを思えば、こんな痛み何とも思わなかった。

だが、見ている者には…


【愛紗】

「ご主人様!」


彼女には、堪え難いほど痛々しかった。


【愛紗】

「ご主人様、もうお止め下さい…」


背中から一刀を抱きしめる愛紗…だが、一刀は止まらない。彼女の力でも、止める事が出来ない…言っている間に、一刀の血が顎から滴り落ちていく。


【一刀】

「ふぅー…ふぅー…」


【愛紗】

「ご主人様っ!それ以上、自分を責めないで下さい!」


【一刀】

「…はぁ…はぁ……誰か…」


やっと落ち着いたのか?そう思った愛紗が一刀の顔を見上げると、真っ赤に充血させた目をせわしなく動かしていた。何かを…誰かを探しているようだったが、その瞳は焦点が定まっていない…恐らく、愛紗の姿も認識出来てないだろう。


【一刀】

「…誰でもいい…俺を縛り上げて、牢に入れろ。命令だ。」


【愛紗】

「ご主人様…」


【一刀】

「…怒りで、死にそうだ…頼む、早く……」


最後の理性で、一刀は自らを捕えるように命令した。頭が冷えるまで、牢屋で身動きできないようにするつもりらしい。


【愛紗】

「…承知、しました…」


愛紗は縄で一刀の手首を縛り、砦内部の牢屋へと付き添って行った。


【鈴々】

「…お姉ちゃん、しっかりするのだ。泣きたいのは、お兄ちゃんも一緒なのだ。」


【桃香】

「鈴々ちゃん…」


【鈴々】

「お兄ちゃんを巻き込んだのは、鈴々たちなのだ。だから、お姉ちゃんが泣いてちゃダメなのだ。」


【桃香】

「…うん。」


年少の鈴々に諭されるのもどうかと思ってしまうが、とりあえず桃香は涙を拭って立ち上がった。こういう時こそ、自分がしっかりしないといけない…そう自分に言い聞かせ、桃香はまず袁術軍の動きを見ようと、城壁の上へと上がった。しかし、


【桃香】

「…動きが、見られない?」


袁術軍は、全くこっちに攻めて来ようとしていない。圧倒的な兵数でありながら、何を攻めあぐねているのだろうか?こちらには、抵抗の手段もその準備すらまだ無いというのに。


【桃香】

「どうして?それに、そもそも何で、砦を落としておいて…」


砦を落としたなら、それを有効に使わない手はない。なのに何故、袁術軍は攻め落とした砦を放棄して、わざわざまた後退したのだろうか?


【桃香】

「ねぇ、鈴々ちゃん。どういう事だと思、う?あれ?」


桃香が振り向くと、そこには不自然な体勢のまま固まっている鈴々がいた。何かにつまずいて、転びかけている…そんな状態だ。


【桃香】

「り、 鈴々ちゃん?」


桃香は周りを見る…鈴々だけじゃない、他の兵士たちや、風に靡く旗、空を飛んでいた鳥たちまで、皆…静止していたのである。


【桃香】

「な、何これ?」


【??】

「…少しの間だけ、時間を止めさせていただきました。」


【桃香】

「きゃあっ!だ、誰?」


突然、耳許から聞こえた声…桃香は半分パニックになりながらも、その場から逃げるようにして離れ、声の主を確認した。

声の主は、黒髪の男性だった。白い、道士のような服を着ている…。


【??】

「あまり長い時間は無理なので…手早く終わらせますよ。」


【桃香】

「ひっ!こ、来ないで!」


剣を抜いた桃香だったが、構えた剣はぷるぷる震えており、勇ましさの欠片もない。


【??】

「そう構えないで下さい。貴方にほんの細やかな贈り物をと思いまして、ね。」




袁術軍の先鋒部隊となっている孫策たちの軍勢は、思春たちの報告に困惑していた。


【雪蓮】

「どうなってるのよ!?」


【冥琳】

「落ち着け、雪蓮。今は…」


【雪蓮】

「落ち着けって…これで落ち着いてられる?北郷たちの砦の兵が、何者かに皆殺しにされてたって…それじゃあ、間違いなく私たちがやったって思われるじゃない!交渉はおろか、蓮華の事だって、これじゃあ絶望的じゃない…」


孫策の目論見は、何者かの介入によって全てが水の泡となってしまった。連合で見た一刀の様子から察するに、彼は絶対に自分たちを許しはしないだろう。例え濡れ衣だとしても、この状況ではいくら否定しても無意味である。


【雪蓮】

「どうしたら…」


【冥琳】

「落ち着けと言ってるだろ、雪蓮。何も作戦は変わらない。怒りに任せて突出してくる北郷軍を、私たちは左右に分けて素通りさせ、共に袁術軍を叩く。それだけさ。後から、全て袁術たちの仕業にしてしまえばいい。何も問題はないさ。」


【雪蓮】

「な、なるほど♪さすが、冥琳♪」


【明命】

「北郷軍、砦に到着した模様…ですが、出てきません。」


明命の報告に、冥琳の表情が曇る。


【冥琳】

「…意外だな。砦の内部がそんな状態になっていたら、あの北郷なら必ず出てくると踏んだんだが…意外に冷静なようだ。」


【雪蓮】

「冥琳?何処行くの?」


【冥琳】

「北郷は意外と冷静なようだし、私が直接交渉に出ようと面ってな。」


冥琳は知っておきたかった。北郷という男の事を…雪蓮は、妹の孫権との縁談を画策している。それほどの男なのか…天の御遣いと称されているが、実際のところはどうなのか…その器は、その底は、一体どれほどのものなのか…将来、孫家の脅威となる可能性はないのか…雪蓮は気楽に大丈夫と言っているが、冥琳はもっと確かな、確信を得るにたる根拠が欲しかったのである。」


【??】

「その交渉、私もついて行くわ。」


そう言って来たのは、雪蓮と同じ髪と肌の色をした少女だった。


【雪蓮】

「蓮華…そうね。貴方も、未来の旦那様に会っておきたいでしょうし。」


【蓮華】

「まだ認めたわけではありません!」


【雪蓮】

「でも、ちょっとは前向きに考えてくれてるんでしょ?」


【蓮華】

「会って、自分自身で確かめたいんです。雪蓮姉さまの話通りの男なら、まぁ…考えなくもない…かなって…」


口では手厳しい事を言おうとしているが、実際には満更でもない様子だ。

雪蓮によって、かなり美化された一刀の話を聞かされるうちに、彼女の中には勝手に一刀のイメージ像が出来上がってしまっていた。それは、彼女自身の理想を押し付けただけの、一刀本人とは似ても似つかないものになってしまっていたが…。


【冥琳】

「では、行きましょうか。護衛は…」


【蓮華】

「思春。」


【思春】

「はっ!」


何処からともなく、空間転移でもしたのかという現れ方で、思春は蓮華の後方に跪いて現れた。


【蓮華】

「ついて来なさい。」


【思春】

「御意。」


そして、三人は砦へと向かった。

使者として来た三人に応対したのは、言うまでもなく朱里だった。朱里や雛里の親衛隊は、武芸の経験を持つ侍女たちなので、彼女たちが三人の身体チェックにあたった。武器も預かり、監視付きという条件の下で、朱里は三人を中へ通した。

そこで、三人が見た一刀は…


【蓮華】

『これが…北郷 一刀?』


椅子に縛り付けられ、手や頭、それに目元や口元からも血を流していた。歯が欠けてしまいそうなほど、ギリギリと歯を食い縛り、荒い息を吐いていた。その瞳は、王の覇気が怒りで翳り、獰猛な肉食獣のようであった。

…その姿に、蓮華の中の勝手な一刀のイメージ像は、音を立てて崩れ去った。


【一刀】

「ふぅー…ふぅー……何用だ?」


【蓮華】

『な、何が天の御遣いだ…まるで、タダの獣ではないか!』


蓮華は体の震えが止まらなかった。目の前の男と自分が結婚する…そう考えるだけで、蓮華はゾッとした。


【冥琳】

「連合解散以来ですな、北郷殿?」


【一刀】

「周瑜殿か…まずは、この惨状について何か言い分は?」


【冥琳】

「…北郷殿、どうか冷静に聞いて欲しい。まず、この惨状…犯人は、袁術軍の先発隊です。」


それを聞いた瞬間、一刀の憎悪のオーラが爆発し、蓮華は失神しそうになった。隣にいた思春に支えられなければ、倒れ込んでいただろう。

そんな状況の中でも、冥琳は冷静だった。いや、むしろ内心したり顔だった。これで一刀は、袁術を決して許さないだろう。共に袁術を討とうと持ち掛ければ、間違いなく食いつく…冥琳は確信していた。


【冥琳】

「北郷殿、我々ととm…」


【一刀】

「周瑜殿…俺は誰だ?」


【冥琳】

「…は?」


言葉を遮られ、しかも訳の分からない事を問われて、冥琳は一瞬ポカンとした。


【一刀】

「…蜂蜜水の事で頭がいっぱいのお子ちゃまが、先発隊に砦を落とさせた?そんな話を、俺が鵜呑みにすると思うか?」


【冥琳】

「これは、軍師である張勲の策d…」


【一刀】

「よっぽど…俺たちを利用したいんだな?周瑜殿?」


【冥琳】

「っ!」


瞬間、冥琳の背筋が凍った…正直、彼女は連合での一刀を見て、彼の事を知った気になっていた。だが、彼女は完全に一刀を見くびっていたのだ。兵を傷つけられる事を何より嫌うくせに、自身が傷つく事は厭わない…そんな彼が、この惨状を見て冷静でいられるはずがないと。


【冥琳】

『…甘かった!』


【一刀】

「…俺に嘘をついたな、周公瑾?」


【冥琳】

「っ!」


それまで、冥琳を一刀の怒気から守っていた賢者の覇気が消えた…類い稀なる智者の自信と信念は、覇王をも恐れぬ。彼女のそれは、一刀の怒気を完全に打ち消していたのだ。それが消えた今、彼女の味わった恐怖は想像を絶するものだった。

どんな権力者の前に立とうと、足が震えた事など無かった。どれほどの窮地に在っても、弁舌が鈍り…ましてや言葉が出ないなんて事は、一度として無かった。如何なる危険な目に遭おうと、血も凍るような悍ましさを覚えた事も…。


【一刀】

「俺たちを利用するために…貴様らがやった事ではないのかっ!」


【思春】

「ち、違う!我々が潜入した時には、すでにこの有様だったのだ!」


【一刀】

「ほぅ?とすると、甘寧殿が先発隊…というより偵察部隊を率いて最初に入った事になるな。つまり…袁術の先発隊云々は、やはり嘘という事だな!」


思春も、自身が迂闊な発言をしてしまった事に気づいた。が、もうどうしようも無かった。


【一刀】

「俺に嘘をつくという事は、天を欺くに等しい行為だ。分かったら、とっとと帰れ!」


こうして、一刀の信用を完全に失くし、三人は本陣へと送り返されてしまった。


【朱里】

「ご主人様…お気持ちは分かりますが、やはり周瑜さんの申し出を受けるべきだったのでは?このまま戦えば、兵力差は歴然ですよ。」


【一刀】

「あぁ、ゴメン…愛紗、鎖を外してくれ。」


【愛紗】

「はい。」


傍に控えていた愛紗に鎖を外してもらい、蒼馬から貰い受けた龍刻四爪刀を腰に差した一刀は、城壁の上に向かった。

そこには、桃香と鈴々の姿があった。


【鈴々】

「あ、お兄ちゃん!」


【一刀】

「袁術軍の動きはどうだ?」


【鈴々】

「まだ何も無いのだ。あ、さっきの三人が到着したみたいなのだ。」


冥琳たちが本陣に到着したようだ。


【桃香】

「……」


【一刀】

「…桃香?」


【桃香】

「…あ、ふぇっ!?ご主人様!?」


今まで無言で、ボーッとしていた桃香は、一刀に声をかけられやっと意識が戻ってきたようだ。

というか、今まで一刀が来ていた事に気づかなかったようだ。


【一刀】

「大丈夫か?」


【桃香】

「うん…ちょっと、頭がボゥーッとしてるけど…」


【一刀】

「無理はするなよ?」


【桃香】

「うん…」


気丈に振る舞う桃香にそれ以上何も言えず、一刀は再び袁術軍に目を向けた。

今頃、冥琳が交渉結果を雪蓮に報告している事だろう。とすると、もうすぐ仕掛けてくるはずだ。


【一刀】

「来るなら来い…これ以上、俺の守るべき民を、兵士を、傷つけさせはしないぞ。」




【雪蓮】

「えぇっ!交渉決裂?どういう事よ、冥琳?」


冥琳の報告を聞いた雪蓮は、絶対の信頼を置いている自身の軍師の、まさかの失態にただただ驚くしかなかった。今まで、彼女の判断や行動が失敗に終わったケースなど無かったのだ。確かに、時には彼女の判断より自分のなんとなくのカンで行動し、それがたまたま上手くいった事もある。が、それは飽くまで、たまたまだと自覚していた。冥琳は違う、常に論理的かつ合理的に判断・行動し、如何なる場合や状況でも事がうまく進むように考えてくれている。つまり彼女の成功は、たまたまではない…為るべくして為る、必然なのだ。だからこそ雪蓮は、彼女を信頼し、そばに置いてきたのである。


【冥琳】

「スマン、雪蓮。私は、北郷 一刀の事を見誤っていた…我らの宿願の為に利用できると思っていた。だが、違う…袁術などどうでもいいと思えるくらいに、あの男は後々必ずや孫呉の脅威となる。誰が砦を壊滅させたかは知らないが、おかげで我々は北郷を確実に倒さなければならなくなった。」


【雪蓮】

「え~?じゃあ、蓮華との縁談は?御遣いの血は?」


【冥琳】

「諦めろ、雪蓮。そもそも、蓮華様は直接北郷と会って、そんな気を失ってしまったようだぞ。」


冥琳の言うとおり、戻って来た蓮華は、出迎えてくれた雪蓮を無視し、一人天幕に篭ってしまったのである。


【冥琳】

「誰かさんが散々いいように北郷の事を脚色して伝えていたから、実物を見てひどく傷ついたに違いない。多感な年の頃だしな。」


【雪蓮】

「えぇっ!私の所為じゃないわよぅ!」


ブーブー文句を言う雪蓮だが、冥琳と周囲の視線は痛かった。


【雪蓮】

「うぅっ…仕方ないわね。妹を泣かした悪い男は、お姉ちゃんが成敗しちゃわないと、ね。」


そう言った雪蓮は、すでに目つきが変わっていた。その瞳に宿る炎は、紛れもなく王の覇気だ。しかも、今現在の一刀のそれを遥かに上回るほどの覇気だ。

ちょうどそこへ、痺れを切らした美羽から進軍命令が届いた。


【雪蓮】

「チッ…言われなくても行くわよ。」




ついに動き出した袁術軍…いや、孫策軍と言うべきか。その様子は、砦の上からもよく見えた。


【一刀】

「…来たか。」


それを見ていた一刀は、すぐに兵に迎撃準備をさs…


【一刀】

「鈴々、門を開ける準備をしといてくれ。」


【鈴々】

「え?何をする気なのだ?」


一刀は意味の分からない事を言ったか思うと、城壁の淵に足をかけ、刀を一本抜いた。


【一刀】

「…そうだ、そのまま来い。もう少し…」


【桃香】

「ご、ご主人様?まさか…」


桃香は一刀がしようとしている事の予想がついたのか、顔を青くしている。


【一刀】

「…そのまさかだ。」


次の瞬間、一刀は飛び降りた。


【桃香&鈴々】

「「えええええっ!?」」


一刀は落下ざまに、刀を大上段に構えた。そして、ありったけの力を込める…将の首は取れなくても、この一撃でできるだけ多くの敵兵を削るつもりらしい。


【一刀】

「…そうだ。今度、カッコイイ技名をつけよう。」


ふと、そんな考えが頭を過ぎった事は、仲間たちには内緒にしておいた方がいいだろう。


【一刀】

「うらああああっ!」


振り下ろされた刀から放たれた、凄まじい衝撃…激動の一日は、まだまだ終わりそうにない。

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