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まさかの暗殺者、そして奇跡の再開

九ヶ月の期間を貰った、チームは、魔術師、ヒーラーのアルシナさん、俺を召喚した姫さんでした。

そして騎士のエルスさん、姫さんの護衛、俺はなんか姫さんに害を与えると思っているらしい。

与えないのに、なぜか怪しまれてる、やはりどの世界でも理不尽なことは存在するようだ。

アルシナさんが、明日魔法練習しませんか?と聞いてきた、強くなりたい俺はこの練習をすることにした。

そして、その日の夜、夢の中で、簡易的な魔法を、神と名乗る者に教えて貰った。

そして次の日。

「うーんよく寝たなあ、ん、まだ四時か、マラソンでもしてくるか―」

どうやら、神(と名乗るもの)に教えてもらったところ、時間の感覚は全くというほど同じで、時計はアナログらしい、見てみたところアナログだった。

部屋から出る、やはり城の中というのはどうも疲れる、確かこれは、知り合いの言葉だった気がする。

夜影(ヨカゲ) 狼火(ロウカ)、彼は話しているとき、彼がどこかの国に旅行した時に言っていた言葉だった、たまたまツアーで城の中に入れたらしい、しかしその話の時彼は、『城の中はどうも疲れる』と言っていた、彼は自然と会話していた、みんなは笑ったり、罵ったり、気味悪がったりしていたが、俺は、その優しい心に感動した、そして、俺は彼と親しい仲となった、しかし三年前、突然の行方不明、空港の履歴を漁っても出なかったらしい、彼は、今どこにいるのだろうか。

その時風が吹いた、久しい友の声を聴いた気がする、『他人より自分のことを考えたらどうだ、紫雨』

後ろを振り向いた、誰もいない、…空耳、か。

俺は、友達が彼しかいなかった、彼は、動物と完全に調和していて、彼のおかげで、簡単なことなら自然の意思がわかるようになった、そんな日は、三年前、消えた、突然の行方不明、狼火だけ消えた、俺は、その次の日からいじめにあった、そして、昨日、飛び降りた、結果、行ったところは、あの世じゃなく異世界だったけど。まあ、これで絶対彼には会えないな、思った瞬間、後ろからの殺気、アルシナさんに渡されたショートソードで受け流す、黄色い髪の人間、武器は鎖鎌、勝てない、わかる、この鎖鎌は、刃が二個ついている片方が防げても、もう片方で殺せる、ここで終わり?昨日来たばっかりだぞ、寿命が一日延びただけじゃないか、逃げる?無理だ、相手は暗殺者、音もなしに速い速度で近づくなんて基本中の基本だろう。

なぜ?どこの命令だ、考える、魔王は魔族しか手下に置かないし、まさか、他の国!?この国の勇者を暗殺して、自分の国で新たに召喚、鍛え、魔王を倒す、そして名声を得る?ありえない、勇者召喚は世界の命運を握っている、しかも本当に危険な時、一度しか召喚できない、考えてる間に敵は近づいてくる、クソッその時

バサッ

黒い服を着て、顔を隠すくらいのフードをかぶり、黒い布を首元に巻いているものが舞い降りた、そのものは暗殺用に使うようなに黒光りする短剣を持っていた、口元は笑っている、微笑みのようにも見えた、顔全体は、黒いフードのせいで見えなかった、何者だ、その瞬間。

「だ、誰だ貴様!!俺が誰だか知っているのか!?」

「ああ、知っているさ、百殺のグレイナだろう?」

「な、ほとんどこの名前は暗殺者の中でしか回ってないのになぜ知っている!!」

「お喋りが過ぎるな、あまり話すのは好きではない、一定の者を除いてな」

「お前、その性格、その口調、まさか」

「そうさ、死にゆくお前に教えてやろう、死風の二つ名を持つ、暗殺者、ヨカゲ ロウカだ」

「く、恐れはしない!俺は死なない!」

「じゃあ、その考えが歪まないように、一瞬で終わらそうか」

そして、瞬きよりも早く、一瞬で、グレイナは絶命した。

「殺す前に殺気を放出するなんて、三流だな」

「ふぅ、元気だったか?紫雨」

「な、お、おまえ」

男はフードを取り、首元に巻いた黒い布も取った、確かにその顔は、紛れのない、狼火だった。

「ろ、狼火?」

「ああ、正真正銘物の狼火だ」

「そんな、どうしてこの世界にいるんだ」

「よくわからないが、近くの公園に一際大きな木があっただろう、あの木の調子を聴こうとしたら、木の中に入って行ったんだよ、気が付いたら大平原の真ん中にいた」

「三年前、いなくなったのはそのせいなのか?」

「ああ、そうだ」

遠くから騒ぎ声が、結界が二人の登録されていない人間が侵入したため、兵士たちに散策の命令が出されたのだ。

「チッ、すまない、じゃあな」

「おい、待てよ!」

狼火は短剣とフードの付いた黒いマント、黒い布をとってから飛び降りた。

…ここ、四階だぞ?

「シグレ様、大丈夫ですか!?」

「大丈夫だよ」

「さっきの者は、暗殺者でしょうか」

「いや、暗殺しようとしてきたのはこいつだよ」

親指でもう胴体と首がおさらばしたものを指す、兵士たちは一瞬驚いたがすぐに視点をこちらに向け。

「勇者様が撃退したのですね!しかしさっきの黒服の奴はなんだったのでしょう」

「いや、これは俺じゃなくて、その黒服の奴がやったんだ、そいつは、暗殺者だけど、前の世界の、最初で唯一の」

「―――親友なんだ」

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