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 こんこんこん。


 こんこんこん。


 こんこんこん。


 今日もまた始まる。嫌な習慣に巻き込まれたものだ。相手が誰かは分かっている。何故目をつけられたのかは不明だが、外にいる時もつけられている。存在を隠すつもりはないらしいその不用心さも恐ろしかった。およそまともな相手ではない。


 こんこんこん。


 こんこんこん。


 こんこんこん。


 日毎に外に出る頻度が少なくなっていた。外に出ればそれだけ遭遇する危険性が高まる。とは言え、食事やら生きる為に外に出ないわけにもいかない。心身共に疲弊していっているのが自分でもわかる。


『実害もないんでしょ? っていうかいい事じゃない。よ、色男』


 これが友人ならまだしも相談した警官に言われたのだからたまったものじゃない。こっちは真剣に困っているというのに。


「はぁ……」


 ノックが鳴り止んだ所で深いため息が漏れた。

 いつまで自分はこんな日々を過ごせばいいんだろうか。


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