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 揺れる馬車の中、膝の上で組んだ指を固く握りしめた。冷たい汗が手のひらを濡らし、ひどく鼓動が早い。けれど、それは道の揺れや寒さのせいではなかった。


 思い出していたのだ。あの日の記憶を。


 強く縛られた両手の痛み。くじくと食い込む縄の感覚が、今も皮膚の上に残っている気がした。


 連れられていったのは、光の届かない地下牢だった。空気は湿り、壁は苔にまみれ、誰かのすすり泣く声がいつまでも耳の奥で響いていた。罪人の烙印を押された少女に、差し伸べられる手はなかった。



 (――また、同じようになるの?)



 嫌な記憶が、喉の奥に鉄の味を呼び込む。けれど今回は、それほどまでに酷くはならないかもしれない。そう信じようとして、ふと窓の外に視線を向けた。もうすぐ、皇都が見えてくる。



  【皇都・宮廷貴族牢】



 宮廷に到着してすぐに通されたのは、私の想像とは少し違う場所だった。


 貴族牢――形式上の隔離所。重罪人が押し込められる地下の石牢ではなく、最低限の寝具と執事の監視つきで用意された、あくまで「拘束」という名目の部屋。



 「アンネリーゼ……!」



 扉が開いた先で、お父様とお兄様の姿があった。無事だったことに思わず胸が詰まる。すぐに駆け寄りたい気持ちを抑え、静かに問いかける。



 「……一体、何がどうなっているの?」



 お父様は厳しい目で扉の方を一瞥してから、小さく息をついて言った。



「聖女の口から、新たな神託が伝えられたのだ。連れてきた騎士団の話では、ローゼンベルク家の謀反を示すような内容だったと。」



 ――おかしい。本来ならば、その神託が下されるのはもう少し先の事だ。私がノエルに接触したことが黒幕の耳に入ったに違いない。それに前とは違ってオスヴァルトも命を絶っている。


 相手も焦りを感じているということなのだろうか……。



 「どうやら皇帝陛下は、神殿会からの報告――聖女リアナの神託を完全には信じておられないようだ。」


 「だから、こうして“形式上”の拘束だけで済んでいる、ということか。」


 「そうだ。むしろ、我々の“潔白を証明する場”を整えてくださろうとしている節もある。」


 

 お兄様もまた、険しいながらも冷静な顔で補足した。



 「神殿との関係もある。だから建前上は我々を縛らなければならない。それだけのことだ。」



 不安の霧が、ほんの少しだけ晴れていく。恐らく、お父様やディートヘルムの働きがけのおかげだ。皇帝陛下は以前ほど、神殿会への信頼をお持ちではないようだ。



 「……そういえば。」



 お兄様が私に向き直って言う。

 


「領地で大司教に会ったそうだな。何を聞き出せた?」



 私はうなずき、マティアス大司教との会話を思い返した。



 「マティアス様から教えていただいたのは、リアナ様の神託は、すべてが彼女自身の意志によるものとは限らない、ということです。そして、その神託を最初に受け取り、判断する“神託審理官”――その職にあるのが、コンラートという人物だと。」


 「コンラート……。」



 お兄様の眉がわずかに動いた。



 「その男は、ノエルの“後見人”であるレオポルトと、過去に親しくしていたという話も聞けました。」


 「つまり、その神託が本物かどうかを“ねじ曲げることができる立場にいる”可能性がある、ということか。」

 


お父様の声が低くなる。私は静かにうなずいた。



 「まだ証拠と呼べるものはありません。ただ、オスヴァルトの死に使われた毒と、レオポルトが管理していた毒が同一のもの――そう考えると、すべての事が、このコンラートという人物につながり始めている気がします。」


 沈黙が降りた。


 お父様とお兄様は顔を見合わせ、やがて深く頷いた。



 「……その名は、確かに聞き覚えがある。神殿会の内政を仕切る“審理官”の中でも、特に陛下からの信任が厚かった男だ。表立っては動かず、しかし陰で多くの判断を下していると……。だが、もしその者が黒幕に通じていた、もしくは黒幕そのものなのだとしたら――。」

 

「神託そのものの正当性が揺らぎかねない、ということか。」



 お兄様の言葉に、お父様が重くうなずく。だがその目は、どこか決意に燃えていた。


 もう一つ、マティアス大司教から聞いたコンラートの情報を、二人に伝えるべきか迷っていると、扉の外が俄かに騒がしくなった。見張りの騎士団員の静止の声が聞こえた後、部屋の扉が開かれた。



 「失礼――ローゼンベルク家の令嬢は、こちらではなく、我が家でお預かりいたします。」



 現れたのは――ヴァレンシュタイン家当主、ゲオルク様だった。 



 「彼女は現在、ヴァレンシュタイン家の庇護の下にあります。正式に書面も提出済みですので、我が家でお預かりすることが妥当かと。」



 驚く私に、ゲオルクは小さくウィンクをするような微笑みを見せた。



 「もちろん、ディートヘルム殿下からの強い要望もあってのことですよ。」



 ディートヘルム――。


 彼の名を聞いた瞬間、胸の奥で何かがふっとほどける気がした。


 騎士たちの戸惑いが、空気の揺れとなって伝わってくる。見張りとして控えていた騎士団員が困惑の色を浮かべながらもゲオルク様の言葉を制止しようとするその時――。



 「手を引け。ここから先は、我々が責任を持って対応する。」



 冷ややかに、それでいて確かな威厳を帯びた声が響いた。


 ディートヘルムが、室内へと静かに足を踏み入れてくる。彼の一声に、騎士たちはたちまち動きを止め、その場から一歩、控えるように下がった。



 「……すでに皇帝陛下への報告も終えた。ローゼンベルク家への措置は、あくまで形式上の拘束であると確認されている。ここで争いを起こす意図は、貴殿らにもあるまい。」



 静かに語られた言葉は、それ以上の抗議を封じるには十分だった。


 私は、思わずお父様たちを振り返る。お父様は、深くうなずきながら私の肩にそっと手を置いた。お兄様は目で、「行け」と告げてくる。



 (――私は、必ず真実を見つけてみせます。)



 心の奥で、そう誓った。この手で掴む。誰かの陰謀に操られるのではなく、自らの意志で、すべてを明らかにしてみせる――。



 「参りましょう。」



 ゲオルク様の言葉にうなずき、私はディートヘルムと共に、扉の向こうへと歩み出した。重く閉じられた扉の向こうに、次なる真実の糸口が待っているのだと信じて。









  【ヴァレンシュタイン家・大広間】


 ヴァレンシュタイン家の館に到着した頃には、空には薄い雲が広がりはじめていた。重厚な扉が静かに開かれ、控えていた執事たちの案内で、私たちは大広間へと通された。



 「すまない。少し時間をもらえるか。先代を呼んでこよう。」



 ゲオルク様はそう言い残すと、ディートヘルムに視線を送ってから静かに部屋を後にした。

 

 扉が閉まり、部屋に再び静けさが戻る。


 私は、そっと呼吸を整え、隣に座るディートヘルムを見つめた。



 「話しておきたいことがあるの。……マティアス様から、重要な話を聞いたわ。」



 ディートヘルムの表情がわずかに引き締まる。



 「リアナ様の神託は、必ずしも彼女自身の意思によるものとは限らない。そう仰っていた。そして、その神託を最初に受け取っているのが、“神託審理官”という立場の人物――コンラートという名の男だと。」


 「コンラート……。聞いたことがある。神殿会の中でも、かなりの影響力を持っているはずだ。」



 私はうなずき、続ける。



 「その人物が、過去にノエルの後見人であるレオポルトと親しくしていたという話も聞いたの。……もし、そのつながりが本当なら、神託は――操作されている可能性がある。」



 言葉を選びながら、もう一つの懸念にも触れる。



 「そして……もう一つ。マティアス様は、コンラートがヴァレンシュタイン家とも、かつて浅からぬ関係にあったことを、ほのめかしていた。」



 ディートヘルムは目を細め、黙って考え込むように視線を落とす。



 「疑うわけではないの。ただ、今の私たちは、事実を正確に把握する必要がある。貴方には話しておきたかった。」



 私は静かに言葉を結ぶ。


 しばしの沈黙ののち、ディートヘルムは真っ直ぐに私を見た。



 「ありがとう。……君がそうしてくれることが、私は嬉しい。」



 そう言ったディートヘルムは、わずかに視線を伏せた後、すぐに真剣な面持ちで口を開いた。



 「…真実を見極めるためにも先に確認しておこう。いま、この屋敷に身を置く以上――それは必要なことだ。」



 彼の声は冷静で、決断を含んだ響きがあった。



 「もしコンラートとヴァレンシュタイン家の間に何らかの関係があったのなら、それが“かつての話”で済むのか、それとも今も続いているのか。確認する手段があるうちに、探っておかなければならない。」


 「……協力を仰ぐ以上、かえって後から発覚するほうが問題になる、ということね。」


 「そうだ。疑いをかけるためじゃない。信頼を得るためにこそ、事前に知っておくべきだ。」



 その言葉に、私は深くうなずいた。



(この人は、いつも冷静に、先を見て動いている。)



 ただ感情で動くのではなく、信頼も、警戒も、必要に応じて切り分ける。――だからこそ、今こうして話すことができたのだと思う。


 その時、廊下の奥から足音が近づいてきた。

 

 間もなく、扉が開かれた。



 「…アンネリーゼ、無事だったか。」



 曾お祖父様は室内に入ってくると、持っていた杖を放り投げて私に駆け寄った。



「はい、私は大丈夫です。お父様と、お兄様がまだ……。」


「ジークベルトはともかく、ルーカスの手続きまでは間に合わなかったようだな…。」



 ゲオルク様が到着した時、一緒に居たお父様に驚いた様子はなかった。つまり、事前にこのような事態に陥った時の対処を決めていたということだろう。



「曾お祖父様、ゲオルク様。この度は本当にありがとうございます。」


「礼には及ばないさ、先見の明を持つ君の父上に感謝しなさい。」



 やはり、お父様とゲオルク様の間で事前に取り決めがあったようだ。恐らく隣にいるディートヘルムも一枚嚙んでいそうだが。



「まずは、座りなさい。いつまでも殿下を立たせておくわけにはいくまい。」



 ディートヘルムと二人、並んでソファに腰掛ける。それを合図に控えていた侍女が、紅茶を淹れて持ってきてくれた。ローゼンベルク領を出てから、やっと一息つける。昨日から驚きの連続で気が休まる暇もなかった。


 少しの間、穏やかな時間が流れる。恐らく私が落ち着きを取り戻すのを待ってくれているのだ。



「申し訳ありません。少し落ち着きました。」



 カップをソーサーに戻し、ゲオルク様に向かって頷く。



「では、本題に入ろうか。まずはアンネリーゼ。君は現在、書類上ヴァレンシュタイン家の籍に入っていることになる。一時的なものであるから、この騒動が落ち着いたらローゼンベルク家に籍を戻しなさい。」



 ヴァレンシュタイン家の庇護とはそういう意味だったのか。そう簡単に籍の移動ができるのかは怪しいところだが、隣にいるディートヘルムが何も言わないところを見ると、恐らく大丈夫なのだろう。



「それから、ジークベルト殿から、君がローゼンベルク領にある男の調査に行ったことまでは聞いている。帝国騎士団がローゼンベルク領まで迎えに行ったそうだが、話はしっかり聞けたのかい?」



 私はすぐには答えられずに、少し黙り込んでしまう。隣にいるディートヘルムの指先が、私の左手に触れた。彼が隣にいるというだけで、こんなに安心できるなんて。私は勇気を振り絞って打ち明けた。



「結果をご報告する前に、お二人にお聞きしたいことがあるのです。」


「……なんだ、言ってみなさい。」



 曾お祖父様は、怪訝そうに眉をあげた。ゲオルク様も心当たりがないと言った表情だ。



「……コンラート=フォン=レーヴェンタールという男をご存知ですか?」



 私がその名前を口にした途端、曾お祖父様の表情が一変した。



「神殿会の中枢にいる男だろう?宮廷内で何度か見かけたことはあるが…。」



 ゲオルク様の方はやはり聞き覚えがないらしい。ディートヘルムの認識と大差がないようだ。



「曾お祖父様、やはり何かご存知なのですね…。」



 私は、膝の上で強く手を握りしめた。大丈夫、どんな答えが待っていようと私は受け止める。



「――あまり聞きたくない名前だな。」



 そう言って、曾祖父様は背凭れに身を預け、小さくため息をついた。



「レーヴェンタール家の当主、コンラート。かつても神殿会の中でもそれなりの影響力を持っていた男だ。没落したと聞いていたが…。ふん、今も神殿会の中で生き残っているのか。……あまり表には出ないが、裏で多くの決定に関わっていたらしい。」


「その男が、母と……?」



 問いかけると、曾祖父様はしばし沈黙した後、静かに頷いた。



「……あやつは、エリーザを己の息子に娶らせようとしていた。何度か縁談を持ちかけてきたよ。だが私は、それをすべて断った。理由は、言うまでもあるまい。」


「お断り、になったのですね。」


「ああ。私のほうで断っていたから、エリーザはそのことを知らなかったはずだ。何度か交流はあったようで妙な噂が流れたこともあったが、二人が深い仲だったなどということは、私の知る限り一度もない。」



 曾祖父様の声は、静かだが、どこか強い。



「エリーザが選んだのは、ジークベルトだった。それだけのことだ。」



 私は胸の奥で、何かがほどけていくのを感じた。



「……ありがとうございます。お話してくださって。」


「礼を言われるようなことではない。あの男が何かを企んでいるというのなら、それは見過ごせない。……アンネリーゼ、お前の疑問に答えるためであれば、私も協力を惜しまぬつもりだ。」



 曾お祖父様の強い言葉に心の底から安心する。本気で疑っていたわけではなかった。それでも、本人たちの口から否定の言葉を聞くまでは、それは小さな棘として心の中に残ってしまっていただろう。



「……曾お祖父様、ゲオルク様。もう一つ、お伝えしなければならないことがあります。」

 


 私は視線を真正面に向けた。


 

「私がローゼンベルク領を訪れたのは、とある男の話を聞くためでした。――マティアス、かつて神殿会に属していた大司教です。」


 

 お二人の表情がわずかに動いた。

 


「彼は、かつて西方の施療院でレオポルトという男と知り合っていました。その男は、皇后陛下の血族であり、今回オスヴァルト暗殺に使われた<神経毒>はこのレオポルトの管理下にあったものなのです。」



 レオポルトの名にわずかに反応する。そう、エリーザ、お母様の死にも関係する男だ。



「マティアス様は、私に、多くのことを教えてくれました。」



 深く息を吸い込む。もう迷ってはいられない。

 


「――まず、現在“聖女の神託審理官”を務めているのが、コンラートです。」

 

「……なんだと?」

 


 ゲオルク様が小さく声を漏らした。

 


「しかも、その聖女の近くに“ノエル”という名の少年が仕えているのですが……彼の正体は、“アレクシス=ツー=グラウヴァルト”です。」

 

「……!」

 


 ルートヴィヒの目が大きく見開かれた。


 

「彼は名前を変え、聖女の側仕えとして生きているそうです。マティアス様によれば、それもコンラートの差し金の可能性があると――。」

 


 室内の空気が重くなるのを感じた。


 

「……それでは、神託そのものが――。」


 

「ええ。今回の神託だけでなく、過去に出された神託の一部も、何らかの工作がされていたのではないかと、マティアス様は疑っていました。彼は、かつて自分が立ち会った神託と、今回の発表された文面に矛盾があるとも言っていました。」

 


「そんな……。」ゲオルクがうめくように言った。

 


「もしそれが事実ならば、神託そのものの信頼が揺らぐ。――国家の根幹に関わることだ。」



 私は、震えそうになる指先をディートヘルムの温もりに委ねながら、それでもまっすぐに見据えた。


 

「私にはまだ、証拠と呼べるものはありません。でも――この流れの裏には、すべてコンラートという男が絡んでいる気がしてならないのです。」

 

「……つまりは、エリーザの死は、神殿会側の判断ミスなどではなく、意図的に仕組まれた可能性があるということだな?」

 


 静かに、だが確かな怒りを帯びた声で曾お祖父様が呟いた。



「はい、そうなります…。」


「しかし、動機が分からんな。……ここまでに執拗にローゼンベルク家を狙っているのはなぜだ?」



 ゲオルク様は腕を組み、虚空を睨みつける。



「……正直に申し上げて、確かなことはまだ分かっておりません。けれど、いくつか、気がかりな点はあります。」


 言いながら、私は頭の中でマティアス司教とのやりとりを思い出す。コンラートという名の審理官――聖女の神託を最終的に裁定する立場の男。そして、その背後に潜む過去の因縁。



「彼はかつて、お母様に、息子との縁談を持ちかけていたのですよね?」


「あぁ。……奴は、息子を通して家門を再興させようとしていた。それは確かだ。」



 曾お祖父様が、苦々しげにうなずいた。



「没落寸前の家門を建て直すための縁談だったのに、断られ続けた。そして、お母様はその後、お父様と結婚しています。」



 その場の空気が、ふっと重くなる。


 自分でも信じたくない話だ。けれど、今は全てを話さねばならない。



「復讐――とは言い切れませんが、少なくとも、彼がローゼンベルク家に執着している理由の一端が、そこにあるのではないかと。」



 話し終えると、部屋には重苦しい沈黙が落ちた。



「……事実関係については、ヴァレンシュタイン家で調査をお願いできないでしょうか。あくまで、今のところは可能性のひとつにすぎません。ですが、それでも――これほどまでに狙われ続けている理由を、解き明かす必要があると思うのです。」


 

 私は、曾祖父の決意と、ゲオルク様の静かな怒りを前に、心を引き締めた。


 

「この件は、決して一人では背負えません。私もできる限り調べ、動きます。ですが、どうか……お力を貸してください。」

 


 曾祖父様は静かに頷き、こう言った。


 

「――そのために、我らヴァレンシュタイン家がある。」



「……ありがとうございます。」



 私は深々と頭を下げ、胸の奥から湧きあがる感謝の思いを、精一杯の所作に込めた。

 

 ディートヘルムの手が、そっと背中に添えられる。ぬくもりが、まるで「もう大丈夫」と告げるようだった。

 

 ――背負う覚悟はできている。だからこそ、今、こうして助けを求められるのだ。

 

 顔を上げたとき、曾祖父様とゲオルク様の目には、静かな炎が灯っていた。








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