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ゲオポリティク 地政学入門 ☆インド洋の地政学☆南シナ海の地政学 ☆南太平洋の地政学 ☆沖縄と東シナ海の地政学

作者: 舜風人




巻頭言



日本には、憲法で、「言論の自由」「表現の自由」が保障されており、一方的な非難や圧力によって「言論の自由」「表現の自由」が否定されるようなことは許されてはならない。

いうまでもなく、法律に抵触するような言論はもちろん不可であるが、

法律に触れない限り日本には「言論の自由」「表現の自由」が保障されているのである。





☆前書きとして


そもそも地政学ゲオポリティクとは、相手(敵国)に知られてはならない内容を含んでいるので

秘密裏に研究される学問である。その国の防衛大学とか、防衛研究所でひそかに?追及されるべき

軍事学(戦争学)の一分野である、一般大学で公開授業などするべきものではない。

よって、私がここに公開などしてはいけないものなのであるが、、、、

一市民であるわたしだけで秘密に抱えていても意味がないので

あえて禁を破って公開した次第である、

その事情をなにとぞお含み戴きたい次第である。










☆インド洋の地政学





地政学 (ゲオポリティーク)とは現代風に言い換えるならば





国家戦略




国家指針




外交戦略論




国家が生き残り発展するためのシナリオ





という意味に置き換えることもできるだろう。





地政学なんて過去の亡霊さ、




地政学が国を誤らせる




地政学は疑似科学そのものだ。




そういう見解が今現代では一般的だろう、




だが





どっこい実は今でも




世界の外交戦略は、その裏で地政学のセオリー通りに進められていたりして、、





地政学は毀誉褒貶のはざまでしぶとく?生き残っているのである。





というわけでこれから不肖、このわたくしが浅学菲才を顧みず?




現代世界における日本周辺の「ホットポイント」の地政学を順次開陳してゆきたいと思う次第である。





というわけで今回はその序章として




まずはインド洋の地政学について述べてみたい。




インド洋のゲオポリティークのテーゼとしては




「インド洋を制する者はオイルロードを制する」




という一言で言いつくされるのです。






インド洋からマラッカ海峡まではアメリカ、中国、日本、インド、豪州。東南アジア諸国などが中東から石油を運ぶオイルロードのまさにかなめというべき地政学的に重要な海です。



ここを抑えられると石油が途絶えてどの国も破滅するからです。




インド洋は古くから世界の覇権国家から、その制海権をめぐって虚虚実実の駆け引きが繰り返されて来た「覇権の海」でもあったのです。



大航海時代にまでさかのぼってもそれは言えますが、今回はそこまではさかのぼることは致しません。




現代のインド洋のゲオポリティークを読み解くためにはせいぜい



1930年代までさかのぼれば充分でしょう。



さてインド洋の制海権を維持するには海軍力とその補給基地が必要です。

実は?インドはインド洋の制海権をほぼ持ってはいません。


ではどこが持っているのか?

さてここ70年程前から今に至るまでのインド洋における西欧の列強の主な国の基地を置いた港湾(補給基地)として以下のようなものがありました。





旧ソ連は大きな制海権をかっては持っていました、、その海軍基地(港)があったのは現在のイエメンが管理するソコトラ島ですが



今は廃墟となっているようです。



ソ連はかってセイシェルにも海軍基地を作ろうとしましたがそれは未遂に終わっています。



マダガスカルにも軍港を作ろうとしましたが其れも未遂に終わっています。



そしてソ連崩壊、、、。その後もイエメンは政治が不安定でソコトラ島も廃墟です。

ロシアはこうして撤退したのです。




私の個人的見解ですが自衛隊はここを借り受けて空母や潜水艦の補給基地にしたらよいのではないでしょうか。あとで述べますが自衛隊は現在ジブチに基地がありますがそこは手狭すぎますので、



ただ、イエメンは政情不安定国ですので、まあ無理かも?





以下ウイキより引用です。




「ソコトラ島は紅海の入り口に位置し、ジブラルタルと並んで地政学的に重要なこともあって、以前には旧ソ連等の社会主義国家の艦船給油施設が存在した。1967年の独立以来南イエメン領であったが、1990年の南北イエメン合併によりイエメン領となった



かつてはハドラマウト県に属していたが、2013年以降は分離してソコトラ県となっている。」引用終わり




現在イエメンは渡航禁止レベル4です。つまり渡航禁止国になってます。



在イエメン日本大使館は現在リヤドに避難しています、?





次に、、



アメリカ軍基地は現在、インド洋のど真ん中のデイゴカルシア島を租借しています。



宗主国のイギリスから借り上げるという形で米軍が使用しています。



ここは今でもインド洋を睨む米軍の最重要基地です。



環礁になっていてアメリカ軍の4000メートル級滑走路があります。



原住民はいません。米軍だけです。




以下ウイキより引用です。



「宗主国のイギリス政府によって、島全体がアメリカ合衆国に貸与されており、同国の海軍基地がある。



インド洋にあるアメリカ軍最大の拠点であり、湾岸戦争やアフガニスタン攻撃、イラク戦争の際に、B-52戦略爆撃機、B-2ステルス爆撃機などがここより出撃した。アメリカの軍事戦略上の要衝である。」 引用終わり






フランス軍基地はかつてはマダガスカルのディゴスアレスにありました。



マダガスカルは旧フランス領で植民地でした、



古くから女王国でしたがフランスが侵略して女王を追放して植民地にしたのです。



マダガスカルの北端からはインド洋を睥睨してここからはインド洋が一望できるため



ここを抑えるとインド洋の制海権も樹立できる島です。



ディゴスアレスはマダガスカル島の最北端にあり、良港でここにフランス海軍基地がかつてはあってインド洋に睨みをきかせていたのですが、、、



やがて1970年代にマダガスカルは独立してフランス軍は退去しました。



ディゴスアレス軍港は放棄されたのです。




その後マダガスカルは社会主義政権が成立



親ソ的な政権であったがその後はクーデターや暴動で政治は安定せず、



経過しています。かって旧ソ連がここに軍港を作ろうとしましたが其れも未遂に終わりました。




ところで、、過去には、



この軍港についてはイギリス軍が第2次大戦中に攻撃して破壊しています。



それはフランスがナチスドイツに降伏してしまいドイツの配下になったからです。



さらに旧日本軍もこの港を占領すべく動き出したので先手を制してイギリスがこの軍港の確保に動きました。イギリス軍はこの港に猛攻を加えて確保しています。



その後、



旧日本軍の潜水艦5隻がマレー半島から出港してここに至り、、湾内にいたイギリス艦を特殊潜航艇2隻で攻撃していますが



その際特殊潜航艇が離脱に失敗して座礁したために2名の日本兵が陸地に逃れてそこでイギリス軍と交戦して戦死しています。



今その丘の上には慰霊碑が日本政府によって建てられています。



そういうわけでこの良港は今はどこの国も利用していないようです。



地政学的には大陸沖合の大きな島というのは、その島にポテンシャルの高い民族や国があると、。その大陸はその支配下に置かれるのです。



たとえばイギリスが隆盛期には西フランスははイギリスの支配下でしたし。



日本が隆盛期には満州国がありましたし、



まあでもマダガスカルはそんなポテンシャルは全くありませんのでアフリカ大陸を支配は出来ません、



もしもマダガスカルにイギリスや日本のようなポテンシャルが高い国があったならば



全アフリカはその支配下だったでしょうね。




2015年マダガスカルのディゴスアレス市からから日本との友好都市の申し出がありました。



その後どうなったのか私にはわかりませんがこういう機会を利用して



この良港であるディゴスアレスに自衛隊の軍港を租借するというのも良いのではないでしょうか?



ここに空母や潜水艦が基地を持てばインド洋の制海権は日本の手中に期します。



まあでもまだそこまでしてインド洋を確保する緊急性はあるのかと言われればとりあえずはないです。



ただし10年後中国の動向いかんではその必要性が生じることだけは言えるのですが。





さて一気に現代に飛びます。




今インド洋には、インドがセイシェルから借りたインド海軍の軍港が作られようとしています。



ただインドという国は陸軍志向が強い国で海軍は非力です。



これからインドが海軍力をどう強化するかが課題でしょう。




インドとセーシェルは2018年に、アフリカ大陸から約1650キロ東部にあるセーシェルのアサンプション島にインドが基地を建設する計画について、改訂合意文書に調印しました。




中国はモルジブから借りて軍港を作ろうともくろんでいます。



さらに、スリランカにも港を99年借りてここも軍港化の野望があるようです。




中国のインド洋への進出が飛びぬけていますね。




先ほど述べたように、アメリカ軍はデイゴカルシア島に空軍基地もあります。




というわけで、現在こうしたインド洋への中国の野心に対抗できるのは



インド海軍とアメリカ軍だけです。




旧ソ連時代にはあれほどインド洋に進出していたのに、今現在はロシアの基地はインド洋には在りません。代わって中国の進出の野望が危険要素でしょう。



なお



フランスもイギリスもインド洋には基地は今現在は在りません。




代わって、、というか



インド洋ではないのですが「アフリカの鼻」といわれる重要地点の



ジブチに世界各国が競って今現在、基地を作っています。




ここを抑えておくとスエズ運河やアフリカやペルシャ湾などに睨みがきくからです。



現在ここに基地を置いている国は、日本の自衛隊のほか、



フランスや、米国、ドイツ、イタリア、スペインが軍事基地・拠点を設置している。




最近中国も租借して大規模な軍事基地を作っている。




だがさっきも述べたように港などは各国の共同利用なので、手狭すぎる。



で、、日本軍(自衛隊)は、ソコトラ島などを借りてそっちに移った方が良いのでないだろうか



ただしイエメンという国は非情に不安定極まりない国なので。、先ほども述べたように、まあ現実には無理か?



だったらさっきのマダガスカルでも良いでしょう。




このように今インド洋における最大の憂慮は中国の浸出ということになる。



このまま放置すると、10年後には、脅かすわけではないが



オイルロードを中国に簒奪されかねないのである、。



インド洋を中国が押さえたら?そうなったら?日本は絶命・オワリである。



もちろん米国も同様である、で、トランプは経済制裁で中国つぶしにかかっているのである。

バイデンも基本はトランプと同様である、



だから喫緊にできることは、インドやアメリカと協力して、日本軍(自衛隊)もインド洋に自前の軍港をどこかに確保してインド洋の制海権を守り抜く必要があるのだ、



これはまさに喫緊の課題であるのである。



米。日。印のクワッド共同訓練もそういう意味から最近行われていますよね。



当面はインド海軍の増強を期待したいところです、




南シナ海の中国の無法な侵略も危険要素だがインド洋もそれ以上に重要な海なのであるのだから。

ただ先ほども述べたようにインドは陸軍指向のつよい国です

インド海軍は非力なのです、



追記 いつだったか?の産経新聞に「ジブチ自衛隊基地を恒久化」と出ていました。



え?ジブチって本来は臨時基地?だったんだ?



中国はジブチに恒久的な基地を租借していますし、その中国基地はすんごい要塞のような様相を呈していますよ、そのほかの各国もジブチに基地を恒久的に構えています。



こういう世界の現状からも自衛隊基地の恒久化は



まあ遅すぎたというか、当然でしょうね。



スエズからインド洋にいたる制海権に空白を作ってはなりません。



日本はインド洋というホットスポットの海に常にかかわってゆくべきです、でないと、



空白の海は邪心を持つ覇権国家の餌食になるだけですから。



かりにも?インド洋で中国軍艦の臨検を日本のタンカーが受ける、、、あるいは拿捕される、などという憂うべき事態は絶対避けねばならないからです。






☆南シナ海の地政学


南シナ海はみな様ご存じのように今、中国が無法に、公海上の喫水面以下の珊瑚環礁を無断で勝手に埋め立てて人工島を作り



そこにミサイル、滑走路、軍用機を配置、もちろん軍港も作りと、



それこそやりたい放題の有様です、



珊瑚の破壊、まさに自然保護の破壊でもあります。



珊瑚環礁は満潮時に冠水する、、水没して、、島ではないのです。



つまりここは公海です。島じゃないのです。それをレッドチャイナは無謀にも



人工島にしているのです、



なぜこのように無法な国際海洋法も自然保護も無視して



焦りまくってこうした行為をするのか?



それはここが地政学上のまさに「ホットスポット」だからなのです。




ここを制することによって「共産シナ帝国主義」は自らの延命を図り、生存圏を温存して、覇権を維持しようとしているのです。




ではなぜそれほど南シナ海は重要なのか?



まあ一般庶民の妄想平和カルトの「世界はみんな友達。人類はみな兄弟」的な



妄想平和憲法に洗脳されつくされた平均的日本人にはわかるはずもありませんよね?




「世界に平和の折り鶴を届けよう」」



「世界に武器よりも花束を届けよう」



「話せばわかる、みんな友達だから」




このようなボケボケの妄想に洗脳されつくされた平成日本人たちに、



まあいくら世界の国境紛争や民族対立・宗教対立の厳しい現状を説いてみても、



のれんに腕押しでしかないのでしょうね?




さて本題に戻りますが、




それではなぜ南シナ海が重要なのか?



まず誰でも思い浮かぶのが石油ルート、シーレーンの確保ですよね。



確かにここを抑えらると、日本の場合には大きくオーストラリアを迂回しないと石油ルートが確保できなくなります。これは運賃にひびきます。そして運送期間が増えることになります。



ですからぜひここが自由に通行できることが望ましいわけですね。



変な人工島など作られてミサイルや、中国軍艦がウヨウヨいてはオチオチ、日本のタンカーも通れませんよ、



臨検されたりあるいは拿捕されるかもしれない。ミサイル撃たれるかもしれない



じゃあ、



通れないでしょ。南シナ海は。。。かくして南シナ海はレッドチャイナの箱庭と化するのです。




こんな危惧があるのですからね。まさに冗談じゃないよ、、ということです。



こういう事態になれば東南アジア諸国は「中国様」の前にぬかづくしかなくなるのです。



こうして東南アジアは中国の言いなりの属国に成り果てるのです。



こうして東南アジアが中国の属国になったときオーストラリアやニュージーランドが



中国の軍門に下らざるを得ないのは時間の問題でしょうね。




まさに「南シナ海をを制する者はアジア・オセアニアを制する」のです。




そもそも人工島は海洋法で島と認められないような水没した環礁を埋め立ててるんですよ。



これ国際法完全無視の18世紀的蛮行です。



共産シナとはそういう無法を平気でやり、しかもぬけぬけと外交部の会見では



「自分の庭に何を作ろうととやかく言われる筋はない」と



いけしゃあしゃあと抜かしてるんですよ。



こんなふざけた国って今現代ありますか、、ってハナシですよね。




これがレッドチャイナの実像なのです。



決して「共産チャイナ帝国」に気を許してはいけません。




こういう実態があるから、アメリカは「航行の自由作戦」を敢行してけん制しているのです。



自衛隊も空母を派遣してスービック港、カムラン湾などを訪問していますね。



でもまだこれくらいでは手ぬるいのです。




ベトナムも危機感をあらわにして、新規に潜水艦を受注していますし、



オーストラリアも新規に潜水艦を調達中です、



フィリピンは??



何もしていません、というかできないといった方が良いでしょう。



フィリピンにそれだけの国力も、覚悟もないからです。



日本から警備艇をもらってそれで沿岸警備を、やれ、これから始めようか、、ってくらいが関の山です。



インドネシアも同様です。ましてやこれら以外の東南アジアの弱小諸国に



出来ることなどないのです。座視するだけで精一杯です。




これからどうなるのか?



中国の人工島はほぼ完成しましたし、ここから手を引かせるのは至難のわざですね、



もはや残された方法は軍事行動しかないという事態です。



あるいはトランプが始めた「経済制裁」で中国つぶしをするという手もありますね。




こうしたアメリカ制裁に対して中国は今までの反日を手のひら返しで、「日本すり寄り作戦」ですね。



アメリカがだめならば、日本の気を引こうという作戦です。



といってもこういう作戦にうかうかと乗ってる場合じゃあないでしょう。



中国はころころと反日。親日を良いように使い分けているだけだからです。



本心は強固な「反日」であることを決して忘れてはいけません。



東シナ海での領海侵犯は止まりませんし



尖閣奪取の野望は止まりませんから。



西太平洋に覇権を樹立するという中国の100年計画は着実に執拗に実施されるのですから。




というわけで、



いつまた熾烈な反日に転じるのか、



それはまあ時間の問題でしょうね。




日中友好40年などと日本のバカな間抜けな政治家が浮かれている場合ではないのです。



いい加減目を覚ましなさい、



中国利権にたかる小物政治家たちよ、



中国かぶれの日本外務官僚たちよ、。






ところで南シナ海の重要性はシーレーン以外にもあるのです。



それは何でしょう?



それは



南シナ海の数値から読み解くことができます。



ここは平均深度は200メートルですがマニラ海溝は水深5000メートルです。



潜水艦を運用する場合に、海の深度が重要です。



対潜ヘリや対潜p3Cなどによって



平均深度200メートルの大陸棚では潜水艦を探知するなど簡単です。



つまりこんな浅い海では潜水艦も丸見えだということです。



ところがもしも中国が南シナ海全部を占有した場合、



5000メートル級の深海が手に入ると、そこに中国の原子力潜水艦をひそませておくことが可能となります。ここならまず見つかりません。



潜水艦とはこうしたひそませておく、、というのも重要な運用法なのです。



原潜ならば食料と酸素がある限り1年でももぐっていられるからです。



そうして万一の時はここからアメリカに向けて弾道核ミサイルを発射できます。



これが中国の核戦略の要となるのです。



アメリカが把握できない深海に核潜水艦をひそませられる。



これが中国が南シナ海を簒奪しようとするもう一つの大きな理由です。



中国による南シナ海の囲い込み作戦は着実に執拗に実施されるのです。




付記



東シナ海も浅海で深度は200メートルくらいですので、ここは潜水艦は見つかりやすいです。



ただし沖縄海溝が2000メートルくらいあります、



が、、ここは日本の領海ですから、中国潜水艦は200Mの浅海をうろうろするしかないのです。



日本の潜水艦はここでひそんでいることも可能です。



ここにひそめば対潜哨戒機ではまず探知は出来ません。



だから中国は沖縄を奪取したいという野望を持つのです、



沖縄という太平洋への出口を奪取すればアメリカも日本も首根っこを押さえられたも同然ですからね。





さて南シナ海の制海権の歴史についても少し振りかえっておきましょう。




今から80年前。ホンコン・シンポールを占有したイギリスが南シナ海の制海権を握っていました。この時、インドネシアもオーストラリアもイギリス支配下でした、。




「南シナ海を制する者はアジア・オセアニアを制する」




というゲオポリティークのテーゼ通りになっていたのです。




その後日本軍がここを奪取して制海権を確立しました。



その瞬間インドネシアもパプアもそしてオーストラリアも今一つで手に入る寸前だったのです。




「南シナ海を制する者はアジア・オセアニアを制する」というテーゼ通りですね。




日本の敗戦後はアメリカ軍がここを支配、フィリピンンのスービック湾には米海軍がにらみをきかせていました。



と同時に旧ソ連がベトナムのカムラン湾を租借してここに海軍を展開して米ソにらみ合いという構図でした、



ソ連崩壊後は南シナ海はアメリカの独占となったが



冷戦終了という平和の目くらまし??にフィリピンはスービック湾の返還をアメリカに要求。




「もうアメリカ軍はいらないよ。だってソ連がいないんだからさ」



そうして米軍がスービックから退去しました。




が、、、、



なんとなんと



こうして南シナ海がいわば「空白」になったスキをついて魔手を伸ばしてきたのがそうです。



レッドチャイナです。



アメリカという鬼の居ない間にしめしめと勝手に南シナ海を簒奪し始めたのです。




フィリピン漁船は今までの漁場から締め出されて、中国軍艦に放水され、、体当たりされ



もうちかづくこともできません。



人工島も創り出しました。



あわてたフィリピンはアメリカにスービック湾に戻ってきてほしいと嘆願です。



このように重要な海に空白が生まれるとどうなるか、、という悪しき例がこれでしょうね。




さてこれから南シナ海がどうなるのか。



それは予断を許さないということでしょう。




これ以上の予言とか具体的にどうなるかは




わたしからは言えませんので




悪しからず。皆さまご自分で推理?してみてください。、











☆南太平洋の地政学



そもそも日本という海洋国家がこの世知辛い国際情勢の中で生き残ってゆくためには



広大な海をバックグラウンドとして、つまり生存圏として確保したうえで大陸国家群と対峙する必要があるのである。




ごく一般的な平和ボケ日本人が思うような日本列島の沿岸を、つまり、日本の領海3カイリだけを海上保安庁が守ってればOKなどという



そんな生易しいことではこの風雲急を告げる国際情勢では生き残れないという厳しい現実なのである。



「インド洋の地政学」、「南シナ海の地政学」でも書いたようにもっと広大なシーレーンの確保もたしかに重要ではあるのだが、



その元となるのが海洋国家の日本が守るべき「後背地」「バックグラウンド」としての



南太平洋なのである。まず南太平洋の制海権をしっかり確保したうえでのインド洋であり南シナ海なのである。



海を固めることこそが日本が生き残る大前提である。



海洋国家である日本が大陸(ロシアや中国)に色目を使って深入りしたりしたら日本の破滅だということはあの大戦で骨身にしみてるでしょう?




「海洋国家が大陸に深入りしたとき必ず破滅する」




「海洋国家は決して大陸にかかわってはならない」のである。




これはゲオポリティークの基本の基本の大原則です。



大陸とは衝突しない程度に、ナアナアの関係を適当にすればよいだけの話である、



まあ、



パンダをくれるというなら、もらえばよいだろうし、、



ただし、、それ以上の深いりはご法度である。



あくまでもナアナアの関係でよいのだ、




「海洋国家が大陸に深入りしたとき必ず破滅する」




「海洋国家は決して大陸にかかわってはならない」のである。



(その逆もあり、大海軍を作ったソ連が崩壊したようにね)




そもそも論になるのだが、、、



日本という海洋国家には陸軍(陸戦隊)などは不要なのである。



なぜか?答は簡単だ、日本本土で陸戦隊を持ってして戦うようなことになればその時点で日本はもう終わってるからである。



日本近海を封鎖されてどっかの国が上陸してきてそれを陸上自衛隊が迎え撃つ??



そりゃあもう末期症状?というか、もう終わってるでしょ。



日本近海の海の制海権を失った時、もう日本は終わってるのです。本土で陸上自衛隊が戦っても無意味でしかないのです。本土決戦なんて無意味も無意味、もう無駄です。



広大な海の制海権が失われたときもう終わりなのです。




というわけで日本という海洋国家には海軍があればよいのです。



そして海軍の付属部隊としての陸戦隊(海兵隊)が離島防衛での陸戦で必要なのでそういう陸上兵力。



さらには空母の艦載機としての航空部隊(海軍航空隊)も必要です。




ですが再三言ってるように。



いわゆる「陸軍」などはまさに日本にとっては無用の長物。、税金の無駄でしかないのです。



繰り返します。




日本に必要なのは




充分な海上兵力(海軍)



そしてそれに付属した



海軍陸戦部隊(いわゆる海兵隊)



海軍航空部隊(空母航空部隊)




以上です、




日本列島にどっかの国の戦車が上陸でもされたら、完全に終わりですからね。

海洋国家の日本が本土決戦なド、不可能です




戦前、関東軍などという100万もの大陸軍をつくったために、



大陸に色気?を出して深入りして、日本の針路を誤らせたことを忘れていけません。









まず日本のするべきことは、この絶対生存圏である「南太平洋」を絶対に確保しなければならないのである。



そうしなければシーレーンの確保などおぼつかないというのが真相である。




これをごく簡単に例えるならば、、




裏庭がある家と裏庭が無い家、、ということでしょうね。




つまり自分の家のすぐ後ろが他人の敷地だったら、



自分の家の安全性とかが損なわれるかもしれませんよね。



その裏の敷地を所有する人がワルだったらね。




反対に自分の家の後ろが広大な空き地でそこが自分の友人(親友)のものだったら、



これは安心ですよね。しかもその空き地からは季節の野菜や果物が取れるとしたら、



これで食糧も大丈夫だし、、、、。



このように自分の家の後ろがどうなってるかで安全も安心も桁違いになってしまうんですよ、




つまり南太平洋とは日本列島の裏庭として、バックグラウンドとしてどうしても確保しておくべき



「絶対生存圏」なのです。



ここが敵国に占有されたとき日本の安全は危機を迎えるからです。



南太平洋が敵に落ちたときには、インド洋のシーレーン確保ももう無意味となるのです



日本列島の前には広大なユーラシア大陸がありそこは必ずしも日本に友好的でないような



ロシアとレッドチャイナが控えて虎視眈々と日本の簒奪を狙っているのです。



こうして前のトラと対峙している状態でもしも



裏を(南太平洋)を例えば中国海軍が占有してしまったら?



うしろもトラがいることになってしまうんですよ。



正に挟み撃ち状態ですよね。



これだけは絶対に避けなければなりません。




さてたとえ話はこれくらいにして現実の話をしたいと思います。





南太平洋とはミクロネシア、メラネシア、ポリネシア。オーストラリア。ニュージーランド、



パプアニューギニア、インドネシア。フィリピンなどを含む広大な海のことを言います。



台湾も南太平洋の辺縁として辺縁として含めめてもよいでしょう。



この広大は版図は、大陸に抗して日本が生き残るための友邦として確保しておくべき絶対生存圏なのである。




南太平洋の資源価値も膨大なものがある。



漁業。海底資源、オーストラリアの鉱山資源、などなどここを失うことは日本の終わりさえ意味するだろう。




さらに軍事的にはこの広大な海を自由に航行できるというバックグラウンドとしての



価値がある。



それはもしも?日本列島の3カイリだけに閉じ込められてその外に出られない、



封鎖されたことを考えればお分かりだろう。



日本は軟禁状態で、窒息ですよね。



南太平洋が自由であってこそ初めて日本はそれから先のインド洋への自由通行もできるのだという大前提を忘れてはいけませんね。




だから



広大な海が自由に使える



広大なバックグラウンドがあるということが海洋国家にとってはいかに大切かお分かりだろう



南太平洋は日本が絶対生存圏として死力を尽くしてでも確保しておくべき最重要な圏域(海)なのである。



ここを奪われたら日本はオシマイである。




ところでそういう最重要な南太平洋をめぐってはいささか不穏な動きがあることをご存じだろうか?




オーストラリアの港を中国が99年間租借したというのだ、



これではまさに香港ですよね。、



香港もイギリスが中国から99年か租借したのです。



これって一体オーストラリアは何考えてるんでしょうか?



余りにも無防備すぎでしょ。



というかオーストラリアってそもそも自分の国はアジアからもヨーロッパからも遠いから安全なんだという変な?ノーテンキ安全意識があるんですよ。



そこに付け込んでレッドチャイナが食い込んできたということでしょうね。



気が付いたら、あれ?オーストラリアが中国の保護領になってた?なんてことにならないことを祈るばかりです。というか現にそうなりつつあるのです、




次に中国は、メラネシア、ミクロネシア。ポリネシアの3ネシアにも狙いを定めて進出計画を実行中です。



これらの国々はまさに小さな群島国家でして経済力も微小です、



そこへ中国が低利でお金貸します作戦ですね。



「長期で、、低利で、、何十年先でも返してもいいですよ。」



と、、甘い言葉で貸し付ける



お金のないこれらの国は飛びついて借りる、



だが莫大な金を借りても返せるはずもない、。



当然焦げ付く、



すると中国は



「じゃあ、あの港を99年間貸してください。そうすれば借金はチャラでいいですよ」



こうして中国は軍港を確保して中国海軍の基地にしてしまうのである。



このように今、南太平洋の安全保障は極めて危機的な状況を迎えているのである。




今現在はこの海を日本の商船隊も自由に航行できているが



だが




近い将来南太平洋を日本の商船隊が航行していたら



いきなり中国海軍の船が近寄ってきて臨検されて



あるいは拿捕されるなんてことがあったりするかもしれないのである。




そうなったら日本は物資が来なくなり石油も食料も来なくなり



日干しになって破滅である。



まあそこを狙いすましての



中国の3ネシア進出であることは言うまでもないだろう。




いい加減目覚めるのです。



中国は100年計画で日本の無力化・属国化を狙ってるんですよ。




西太平洋に覇権を確立するというレッドチャイナの計画を



絶対許してはいけません。




日中友好40年などは詐欺であり欺瞞でしかないのです。




そんな物に浮かれている場合ではないのです。




いい加減目覚めるのです。





そうしないと、、




いずれ日本は真綿で首を絞められるように




やんわりとしぼられて




破滅です。





だがいまだに



このお気楽平和妄想日本では




「9条守れ」



「自衛隊廃止」



「武器より花を」



「話せばわかる、人類みな友達」



「平和の折り鶴を世界に届けよう」




などという



現実完全スルーのたわごとがあたかも真実であるかの如くに



マスコミやいわゆる知識人や偽装日本人(潜入スパイ)から



そしてリベラル派などから



まことしやかに声高に叫ばれているという妄想全開ぶりなのである。




これでは日本もオシマイですよね。




いい加減目覚めるのです。




もうこんなふざけた妄想平和に付き合ってるヒマなんて残されてないんですよ、




うしろにひたひたと迫ってくる



侵略の魔手は



手を変え品を変えて



日本のすべてを無力化しようとしているのです。




目覚めるのです、




そして世界常識に立ち返るのです。




正に日本の常識は世界の非常識でしかないのですよ。




一刻も早く世界の現実に目覚めなさい。




妄想お花畑の平和幻覚に揺蕩っている暇はないのです。




目覚めるのです。




それしか日本と日本民族の未来を救う方法はありません。











☆沖縄と東シナ海の地政学




沖縄という島の住人をあたかも日本人とは別の人種であるかのごとくに吹聴扇動して



「沖縄独立」を叫ぶものがいる、



だが沖縄人は日本人という人種のくくりに分類されるのです。



その意味ではアイヌ人とは全く異なります。



だがこういうウソの宣伝をし始めたのは沖縄を占領した米軍である。



沖縄を琉球として琉球政府という傀儡を置いて、



沖縄のパナマ化を画策したのである。



それほど沖縄がアメリカにとって重要だったのはここが大陸への橋頭保たる場所だからである、



中国本土へも韓半島へもここが絶好の補給基地だったからである。



ここを抑えて大陸に睨みを利かすことができるからです。



海洋国家にとっては沖合の島というのは、大陸への最前線の場所として確保すべきところなのである。



実は沖縄は、ペリーのころから狙いすましてアメリカはいつか奪取しようと思っていたのです。



沖縄戦とはそういうアメリカの狙い通りだったということであり、日本軍が立てこもったからアメリが攻撃したんだ、だから、日本軍がいなければアメリカは沖縄を攻撃しなかった?のだ、



日本軍が全部悪い?などというのは真っ赤なウソ情報なのである。



実はソ連も沖縄を狙っていた節もあるのですね、



対馬を奪取して済州島も奪取してさらに沖縄も。、



これが実現すればソ連は太平洋に覇権を君臨できるからです、




ところでパナマ化とは?



アメリカが



「沖縄人は日本人とは違う種族であり」独立させてパナマみたいな小国としてアメリカの属領としようとしたのである、



だが結局アメリカは25年の統治でもそれが不可能と分かったので日本にやむなく返還したのである。人権を掲げるアメリカはどっかの国のように占領地の住民を全員追い出してそこに米国人を大量入植させて即時にアメリカ化を図るなんてできなかったからである。



今だに沖縄は日本人じゃないという宣伝を信じて、あるいは故意に洗脳して



沖縄独立を叫ぶ偽装日本人がいる。



だが人種的にも歴史的にも沖縄は古代から日本の一地方なのであり



決して別人種やましてや中国領などではないのである。



沖縄の地政学的な意味は



大陸への橋頭保としての場所であり



ここを中国に占領されるようなことがあると、直ちに日本全体の生存圏が危機に瀕するという重要ポイントである。



仮に中国に沖縄が占領されて衛星国として独立させてしまえば中国は東シナ海を完全に箱庭にできるのである



さらに太平洋への出口が確保されるという西太平洋をわがものにというチャイナドリームの前身となるのである。



なお、、戦前から沖縄は基地の島?で、苦労してきた?というのは真っ赤な嘘で、戦前は日本軍の大きな基地などなくてまさに平和の島だったのです。



ところが沖縄に米軍が迫ってきたので日本軍が急きょ島に集結したということが真相です。




今現在レッドチャイナ政府は「沖縄はそもそも昔から中国領」という正式見解?です。



ですから明日中国軍が侵攻してきても何ら不思議ではないのですね。



だって「沖縄は中国固有の領土なんですから」



不法占拠?している日本から奪還するのが



中国の当然の権利なんですから、



ある日いきなり中国軍が侵攻してくる



まるであの平和の独立国だったチベットに「チベット開放」などというウソプロパガンタを掲げて



無法にも侵攻したようにね。




「沖縄独立」なんて騒いで扇動してるグループの後ろには



レッドチャイナの影が見えかくれしている、。



そう思うのは私だけでしょうか?







以上。あくまでも、わたしの個人的見解であり信じるか信じないかはあなたの自由です。



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