表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
幼馴染ともう一度  作者: BUG
45/49

入れ知恵

 右手の負傷もあって、またしても1ヶ月ぶりの更新となりました。・・・まあ、負傷していなくても同じだったかもしれませんが。m(_ _)m


今回は、由美乃の現状が例の声の主とともに語られます。

 確かに今回の由美乃は、戻ってきてばかりでまだ小2なのにも関わらず、()()()()()行動が目立っていた気もしていたが、なんとかして彼女を救いたいという気持ちばかりが先走り、深く考えようとしていなかった。だが、さすがに由美乃の方からこの場所に連れ込まれては、由美乃自身が戻って来ていることを確信せざるを得ない。だけど、どうやって・・・?


 「私、本当に悲しかったんだからね。悲しくて悔しくて・・・ まー兄が()()()()とそういう関係になってから、毎晩ずっと泣いてたんだよ・・・」


 雪姉とそういう関係って・・・ つまり、今の由美乃は・・・


 「こんなことになるんだったら、助けられない方がマシだったなんて思ったし、私がこんなに悲しいのに、まー兄は雪ちゃんと幸せになるなんて許せないって思っちゃったんだよね。そしたら、包丁持って雪ちゃんの家に向かってた。」

 「・・・・・」


 由美乃が感情を抑えながら淡々と話している。俺は何も言えなかった。


 「雪姉ちゃんを殺して私も死ぬ、まー兄は一生独りで苦しめばいい、って叫んでたらしいよ。自分では全然覚えてないんだけどね。」

 「・・・・・それって、初美から聞いたのか?」

 「そうだよ? ああ、やっぱりはっちゃんも()()()()()()()()。はっちゃんが言わなければ、まー兄が知るはずないことだもんね。」


 間違いない、今の由美乃は、俺が2回目の時の由美乃だ。3回目の時、由美乃がやたらに俺と雪姉の関係を疑っていたのは、そのせいだったようだ。でも、どうやって?


 「はっちゃんに言われたの。まー兄は今回は失敗したから、またやり直すはずだって。だから、次は一緒に戻れば上手くいくはずだって。」


 つまりは初美の入れ知恵だったということか。確かに包丁を振り回して雪姉に襲いかかろうとしている由美乃を宥めようと思ったら、それくらいのことを言わなければ収まらなかったとは思うが、俺を戻した例の声の主と、初美を戻した者とは、別人だったはずだから、一緒に戻れるなんて保証は初美にはできないと思うのだが・・・

 実際、声の主は初美が一緒に戻っていることを知らなかったわけだし、それを知ったがために3回目を途中でリセットして、初美抜きで4回目を始めたわけだしな。だが、その4回目に2回目の由美乃が一緒に戻っているのは、やはり不自然だ。


 「3回目の時に、彼女(初美)を戻した存在が、2回目の由美ちゃんを一緒に戻したみたいよ。」


 例の声が頭に響いた。

 そりゃそうか、初美の方から俺を戻した声の主にコンタクトを取るのは不可能だろうから、それしか選択肢がなかったわけだ。


 「もっとも、そのことが彼女(初美)の状況を知るきっかけになったわけだし、こちらとしても、その方が都合が良かったから、今回は2人一緒に戻したのよ。」


 今の由美乃とは時間軸が違うとは言え、お互いがお互いと結ばれるために戻ってきているわけだから、すれ違いなど起こるはずはない。なるほど、確かに都合がいい。


 「正直言って、時間軸の違う二つの魂を同じ世界に戻すのって、思ってた以上に大変だったのよ。だから、もう5回目はないと思ってね。まあ、今の由美ちゃん相手なら貴方は絶対に間違えないでしょうけどね?」

 「つまり、現時点で、未来が確定したってことなのか?」

 「いくらなんでも早すぎるわよ。雪ちゃんはまだ完全に英治君に心を開いたわけじゃないし、他の彼女達(京子と初美)にもまだ貴方の意思を告げていないでしょう?」

 「じゃあ、いきなり戻されないように、またバランスを取っていかなくちゃならないのかよ・・・」

 「大丈夫・・・って言ってもいいのかしら? 今のこの状況に導いたことで、貴方をいきなり60才に戻すまでの力すらもう残っていないわ。」

 「それじゃ、このまま・・・」

 「まー兄が望んだ通り、記憶は失われないってことだよね?」


 俺が頭の中で例の声の主と話している間、由美乃はじっと俺の方を見ていたが、突然話に割り込んできた。俺の心の声が聞こえていたのだろう。


 「私自身の経験とはっちゃんの話から、今までのおおよその状況は理解しているつもりだよ。」


 由美乃のその言葉を聞いて、俺は胸のつかえが一気になくなったような気になった。俺は確かに目の前にいる2回目の由美乃を裏切った。こうしてやり直す機会を与えられたことだけでも感謝すべきことだが、その2回目の由美乃がそれを許してくれて、またやり直そうとしてくれている。俺は感極まった。


 「でも、3回目で60才に戻った時に、私じゃなくってはっちゃんを探したでしょ? それだけは許さないんだからね!」

 「いや、あの時ははっちゃんが戻ってるってことを知った直後だったから、まずはそれを確認すべきだって思っただけだよ。」

 「でも、その後、はっちゃんと結婚したよね?」

 「・・・・・」

 「2回目の雪ちゃんといい、3回目のはっちゃんといい、まー兄の本性は浮気者だったってことでいいよね?」

 

 まさか、2回目の由美乃の本当の目的は、俺への復讐だったのか?


 「夫の浮気を防止するには、やっぱり妻の献身的な愛が必要なんだよね?」


 由美乃が突然服を脱ぎだした。


 「由美ちゃん、何して・・・」

 「へへ~♪ びっくりした? 下は水着でした。」


 いわゆるスクール水着だが、これまでの周回含め、由美乃の水着姿を見たのはこれが初めてだ。今の由美乃は小2の身体だが、これはこれで・・・


 「あれ~♪ まー兄、なんか大きくなってない?」


 そう言われて俺は思わず前を押さえて前屈みになった。なんだこの、童貞感丸出しの行動は・・・?


 「まー兄、いいんだよ。まー兄だって男の子なんだから、それが自然な反応だってことはよく分かってるから。どこかの変態兄貴に教わったおかげでね・・・」


 由美乃の表情が曇った。いかにも俺を余裕たっぷりとばかりにからかっていたとしても、文也の行為により傷つけられたことは間違いないのだ。


 「由美ちゃん、無理しなくても・・・」

 「確かに、まー兄に初めてここに連れて来られた時はちょっとパニクっちゃったけど、今の私にとっても3回目だし、今回は以前よりも早く助けられたし、全然無理なんかしてないよ。私が()()()()()の!」


 そう言うと、由美乃は水着までも脱ぎだし、全裸になった。そのまま両手を大きく広げて、俺の目の前に()()()()曝け出した。


 「まー兄、ちゃんと私を見て! そして、文兄と同じことをして、私の記憶を上書きして!」

 「・・・・・」


 1回目で60才に戻された時に、57才の由美乃の裸は見ていたが、今の由美乃は7才だ。中身が60才の俺からしたら、犯罪臭を消しきれない。俺がロリコンだったら渡りに舟の状況だったろうが・・・

 だが、よく考えてみたら、今の由美乃が2回目の由美乃なら、せいぜい12才ぐらいで戻されているはずだ。12才だとしても、こんな行動が取れるものなのか?


 「これも彼女(初美)の入れ知恵に決まってるでしょ?」


 声の主は、今日はいつもよりよく喋るな・・・


 「何にしても、今回の貴方は由美ちゃんを決して裏切らないでしょ? それは由美ちゃんも同じだし、今、ここには貴方達しかいないんだから、ちゃんと受け止めてあげなさいな。」

 「でも、まだ7才じゃ・・・」

 「その7才の妹に手を出したバカ兄貴のフォローだと思えばいいのよ。由美ちゃんも言ってたじゃない、上書きしてって。今じゃなくちゃできないことなのよ?」


 そこまで言われてしまえば、俺も覚悟を決めなくちゃならないな。でも、さすがに()()()()()できないだろう。それは由美乃がもう少し成長しないとそもそも無理な話だしな。


 「まー兄、最後までしたいなら、口で・・・」

 「ああ、やっぱり聞こえてたんだなっ! 分かったから皆まで言うなよなっ!」


 俺は裸の由美乃を抱き締めてキスした。2回目の時よりも時期は早まったが、3回目のファーストキスだ。そして、その後は・・・

 雅哉が結果として裏切ってしまった、2回目の時の由美乃が一緒に戻ってきていました。雅哉にとっては仕方のなかった決断でしたが、やり直す機会を当の2回目の由美乃から与えられて、由美乃との将来を確信した雅哉ですが、7才の由美乃に迫られては戸惑いを隠せません。

 まあ、結局はやることはやるわけですが、もっと具体的な描写はR18になってしまうので、ご容赦を・・・(笑)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ