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幼馴染ともう一度  作者: BUG
33/49

2回目の欠落

 おそらく今年、2022年最後の投稿になるかと思います。だからと言うわけじゃないですが、いつもより少し長めになっています。

 少しエッチなシーンもありますが、ご容赦ください。

 雪姉のキスは情熱的と言うか、激しかった。もともとの俺自身、それほどの経験があったわけではないし、1回目のループから戻った時に57才の由美乃と求め合った時でも、これほど熱いキスはしていなかった。2回目の今回、小学生の由美乃とは何回もキスしていたが、文也とのことがあったばかりなので俺自身が気後れして、舌を絡め合う様なディープキスはしていなかった。それだけに、今回の雪姉とのキスは俺にとってはまさに初めての衝撃的なものだった。後から考えれば、自分でも最低だと思うが、由美乃のことなど完全に忘れ、雪姉とのキスに心を奪われてしまっていた。

 俺に馬乗りになった雪姉と何回もキスを交わしているうちに、雪姉のバスタオルがはだけてきて、豊満な両胸が露わになった。俺はそれを見た瞬間、衝動的に俺の両手を抑えていた雪姉の両手を振りほどき、そのまま起き上がって逆に雪姉を組み敷いた。目の前にある2つの膨らみに両手を伸ばすと、柔らかな感触に俺は我を忘れ、そのまま先端にむしゃぶりついた。関係ないが、俺が赤ん坊の頃、母の乳の出が悪かったとかで、おっぱいを直接吸ったことがなかったらしい。だからという訳ではないのだろうが、今、目の前の2つの突起を見た瞬間、それを吸うことしか考えられなくなってしまったのだ。もちろん、今の雪姉から母乳は出るはずがないのだが。


 「まーくん、赤ちゃんみたい・・・」


 雪姉は両手を俺の頭の後ろに回し、俺に胸をさらに強く押し付けてきた。俺が舌先で先端を転がすように舐めると、雪姉は切なげな声と溜息を漏らす。その姿にさらに興奮した俺が次の行動に出ようとしたその時、俺達のいた部屋の襖が唐突に開けられた。


 「ま、雅哉君、雪ちゃんに何してんのさっ!」


 そこには的場さんがいた。ああ、そうだよな。今日はまだ的場さんを見ていなかった。どんなに遅くなっても、この人は必ず姪っ子の様子を見に来るってことをすっかり忘れていたよ。むしろ、一回眠ったら朝まで起きないとは聞いてはいたが、隣にいる祖父が起きないか、という心配ばかりしていたしな。


 絵面だけ見たら、俺が雪姉を襲っているようにしか思えないだろうが、そう思われるならそれでも構わない。そもそも俺は雪姉の今の状況をなんとかしたいと思ってるし、その結果がこの事態なのだから、何ら恥じ入ることはないはずだ。由美乃には悪いとは思うが、()()の俺は雪姉を救いたいのだ。祖父に頼まれたとか、雪姉の色香に負けたとかでは決してない。あくまで今の俺の意思だ。だから俺は覚悟を決めなくちゃいけない。


 「的場さん、俺は雪姉を守りたい。手を出してしまったのは迂闊だったかもしれませんけど、俺は本気ですよ。」


 俺が雪姉から離れると、雪姉は顔を真っ赤にしてタオルを身体に巻き直し、その場に正座した。


 「まーくん、ごめんなさい!」

 「えっ? 雪姉?」

 「まーくんは悪くないの! アタシが無理矢理まーくんにキスしちゃったから、こんなことに・・・」

 「雪ちゃん? それ本当?」


 確かにその通りだけど、俺は否定も肯定もしなかった。こういう場合、俺が何かを言うと藪蛇になりかねないと思ったからだ。


 「そうよ・・・ それにアタシが風呂上がりで着替えもしないでいたから・・・ こんな格好じゃ何をされても文句は言えないわよね・・・?」

 「そうか・・・ 雪ちゃん、思い切ったことをしたね? でもそのおかげで、最高のセリフを雅哉君から聞けたんだから、良かったんじゃない?」

 「えっ? 最高のセリフって・・・ アタシ、びっくりして何も聞こえてない・・・」


 的場さんは俺の方を向いた。それはこれまでの彼が見せたことがない、怖い表情だった。


 「雅哉君、さっきのセリフ、もう一度、今度は雪ちゃんに言ってくれるかな?」

 「はい・・・ いや、でも・・・」

 「でも何さ?、そもそも、さっきのセリフって、僕に言うことじゃないよねぇ!?」


 そのまま押し切られるように、俺は雪姉に向き合った。


 「雪姉、俺は雪姉を守りたい。だから俺に任せてよ。」

 「ア、アタシ、まーくんより年上だよ? だいたい、まーくんは由美ちゃんみたいなかわいい女の子が好きなんじゃないの? アタシ、自分で言うのもなんだけど、胸だけじゃなく全体的に大きいよ?」


 雪姉が太っているのを気にしていたのは知っていたけど、俺としては決してそんなことはないと思っている。胸は大きいのは太っているからじゃないし、スタイルとしては理想形に近いと思えるんですが?


 「由美ちゃんより5歳も年上なんだから当然でしょ? だいたい、そんなこと言ったら俺だって、別に美男子ってわけじゃないんだからね?」


 そう言って笑うと、雪姉は正面から俺に抱き着いてきた。巻いていたバスタオルが落ちて、今度は全裸になってしまったが、気にする素振りはなかった。


 「ゆ、雪姉・・・ とりあえず服着ない? 的場さんもいることだし・・・」

 「うん、雪ちゃんが()()()()()なら、僕は退散するよ。と言うか、最初から来ない方が良かったかな? 親父もよく寝てるし、朝まで起きないから、隣で()()()()()()()邪魔はされないだろうしね。」

 「い、いや、ちょっと待って・・・」

 「雅哉君、雪ちゃんに恥をかかせたらタダじゃおかないからね。あと、このことは、お父さんには伝えておくよ。由美ちゃんには君からちゃんと言うんだよ!」

 「まーくん・・・」


 俺に抱き着いている裸の雪姉を意識したら、一気に感情が高ぶってきた。俺は、今回のループで、13才にして初体験をすることとなったのだ・・・


     *     *


 目覚めると、そこは60歳の俺がもともといた場所・・・ 1回目のループで戻された部屋と同じだったが、隣に寝ていたのは57才の由美乃ではなく・・・ かなり老けてはいたが、面影から雪姉だとすぐに分かった。つまりは62才の彼女がそこにいた。


 「なんか、凄かったなぁ・・・」


 今回は初体験の記憶がそのまま残っていた。1回目のループでは、由美乃との初体験をしないうちに戻されたため、欠落した記憶の中で確かにそういうことをしていた、という程度の感覚だったが、今回は雪姉との初体験により未来が確定したとされたようなので、俺は()()()()()()その記憶を持ったまま戻ってこれたということらしい。つまり、今の俺は体感的には初体験直後の朝ということになるが、そのせいか、身体は60才だというのに下半身は若いころの様に漲っていたのだ。俺は隣で寝ている62才の雪姉の胸に手を伸ばした。さすがに初体験の時の様な張りはなく垂れ気味なのかもしれないが、それでも十分だった。俺は雪姉の胸にしゃぶりついた。


 「うーん・・・ どうしたの、アナタ・・・ 今日は随分と元気なのね?」


 いつの間にか、雪姉の右手が俺の股間を弄っていた。


 「うん、思い出したんだよ。雪姉と初めて()()時のことを・・・」

 「あら、アタシのことを()()()()だなんて、みーちゃんが生まれてからそんな呼び方しなくなってたくせに・・・」


 なんかデジャブだな・・・と思ったが、そりゃ同じ俺の人生なんだから、相手が変わったところでパターンは一緒なのかもしれないな。でも、雪姉とでも、やっぱり娘ができていたんだな。なんかホッとした気分だ。


 俺にとっては、一晩のうちに一気に47年が過ぎた感じだから、15才でも62才でも雪姉は雪姉だ。1回目の時と同様、俺は戻ってきた直後に年を取ったパートナーを抱いたことになる。


 「そう言えば、あの後、的場さんってどうなったんだろう・・・」

 「まーくん、もしかして記憶が・・・?」

 「うん、今の俺って、初めて雪姉とした後の記憶がぽっかり抜けているんだよ。」

 「そうなんだ・・・ でもアタシにとって一番大切な思い出を覚えていてくれたのは素直に嬉しいかな?」

 「俺にとっても一番大事だよ。」


 そう言うと、俺達はまた、あの時の様な熱いキスを交わした。その時、1回目のループから戻った時と同じように、みーちゃんと呼ばれている俺達の娘が部屋に入ってきた。


 「なんか、この年になって両親のキスシーンを見せられるとは思わなかったわよ・・・ でも、夫婦仲が元に戻ったみたいで良かったわね、お母さん?」


 うーん、1回目の時も同じようなことを言われたが、由美乃にしても雪姉にしても、俺はあまりいい夫とは言えなかったのかな?


 「みーちゃんは、いい人いないのかしら?」

 「お母さんたちを見てたら、結婚しようなんて考えたくもなかったわよ。だって、仕事優先で家庭を顧みない夫って最悪じゃない? 最初はどんなに優しくても、最後に苦労するのは女だって言ってたの、お母さんじゃないの?」


 うーん、どうも昭和の男って、今の60才の俺がいる世界とは違い、仕事優先になってしまうことが多かったような・・・

 実際、雪姉の祖父の介護を手伝った時、俺の親父や兄貴は関わろうとはしなかったが、それが当たり前の時代だったということだよな? そして、他ならぬ俺自身も、雪姉の祖父が亡くなった後は関わることを止めてしまったようだ。つまり、俺は「雪姉を守る」と言ったあの言葉を裏切っているということじゃないか?


 「俺は雪姉をちゃんと守れていたのかな?」

 「ああ、あの時の約束ね。うん、大丈夫だよ。」

 「でも、みーちゃん、家庭を顧みなかったって・・・」

 「子供にはわからない、大人の事情ってものもあるんだって、あの時、的場の叔父さんが話していたじゃない?」


 そうだ、あの初体験の前、的場さんは俺の親父に伝えておくと言っていた。おそらく、俺が雪姉と()()()()()のを的場さんから聞けば、親父は俺を勘当したとしても不思議じゃない。いくら責任を取ると言ったところで、所詮は13才のガキだったわけで、当時でも結婚できるのはそれから5年が必要だったわけで、すぐに責任なんか取れるはずもないからだ。

 

 「雪姉、信じられないかもしれないけど、今の俺にはあれから今までの47年間の記憶がないんだ。」

 「うん、昨日までと様子が違うから、なんとなくわかるよ。そして、あの時、アタシを助けてくれたまーくんは、やっぱり未来から来ていた・・・違うわね、戻されたってことで良いのよね?」

 「いつだったか、的場さんが雪姉に話していた通りだよ。」

 

 ただ、今回のループが実は2回目だということと、1回目がどうだったかを話す気にはなれなかった。もともとの俺もそうだが、1回目の時、俺は雪姉のことを見て見ぬふりをしていたからだ。


 「でも、あの全教科満点とか、国立大付属の高校に難なく入れたあたりのことを考えると、もしかしてまーくん、何回かやり直しているんじゃないの? そして、今回はたまたまアタシだったけど、その前は別の女の子を助けていたとか、じゃない?」


 雪姉は妙に鋭いところがあるから、こういう質問が来ることも想定はしていた。とは言え、正直に答えてしまってもいいものだろうか・・・


 「本当のことを言う必要ないわよ。どのみち貴方はまた戻されるもの。」


 例の声が頭の中でそう告げていた。

 2回目のループは当初の目的からすれば失敗ということになるので、どうやら3回目があるようなことが例の声は示唆しています。

 今回の雪姉は雅哉のループに勘付いたみたいですが・・・

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