表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
幼馴染ともう一度  作者: BUG
21/49

由美乃の決心

 このところ、2週間隔で投稿していましたので、本来なら日付が変わる前(日曜日)にアップするつもりでしたが、少し遅れました。すみません。


 ちょっとエッチなシーンが出てきます。表現は抑えたつもりですが、念のため、ご注意くださいね。

 由美乃とのファーストキスの翌日、2回目からは、鍵を開けて中に入るや否や、由美乃と抱き合ってキスをした。次の日も、その次も・・・ ただ、時間的制約があることと、由美乃が文也との件を思い出してパニックになる危険があったので、それ以上の行為は自制した。とは言え、由美乃を抱きしめるたびに、57才の由美乃との行為を思い出し、暴走しそうになる自分の感情を抑えるのが日に日に難しくなってくることを感じていた。

 そんな時、いつものように2人きりで会っている時に、由美乃がふとしたことを口にした。


 「まー兄が卒業しちゃったら、もうこんなふうには会えないよね・・・」


 俺と由美乃は3才違いだから、中学校には一緒に通えない。高校もそうだ。俺が留年でもすれば話は別だが、元々の俺も1回目の俺も、そんなことにはなっていない。60才の俺がいた時代ではどうか知らないが、昭和40年代では、出席さえできていれば、小中学校では成績不良で留年なんて事態にはならなかったのだ。事故で出席日数が足りなくなったとしたら、その可能性もあるのかもしれないが、今の俺は優等生で成績もよいので、特例で卒業させられてしまうかもしれない。


 「由美ちゃんが大学に進学するようなら、俺のいる大学に来れば1年間は一緒に通える計算だけどね。」

 「でも、その時は、私、18才だよ? 法律では16才で結婚できるんだから、わざわざ大学までは行かないわよ?」


 確かに女の子は16才になれば婚姻が可能だが、未成年者の場合は親の同意が必要なので、少なくとも由美乃の父はそんなに早く娘を嫁には出したくないだろうし、その時俺は19才で、ビジョン通りなら大学生だ。学生結婚など頭の固い俺の親父が許す訳がない。


 「どっちにしても、由美ちゃんのお父さんは、20才になるまでは結婚を認めてくれないと思うよ?」

 「だったら、家出しちゃおうかな・・・」

 「それって、俺んちに来るってことでしょ? 誘拐したと思われて警察に捕まっちゃうかもよ?」


 まあ、母親が俺達の味方をしてくれることは確実だから、案外、強引に事を運んでもうまくいくのかもしれないが、俺としては遺恨を残したくはないから、由美乃が20才になってから正攻法で事を進めた方が良いと思っている。


 まあ、今はそんな先の話はいい。俺が小学校を卒業してからどうするか、が問題だ。今は学校が隠れ蓑になっているが、同じ時間を共有できる場所がなくなってしまう。だが、由美乃はどうやら別のことを心配していたようだ。


 「まー兄、信じてるからね!」

 「えっ? 何のこと?」

 「もう・・・ 中学校に入ったら、雪姉ちゃんと一緒に登校することになるんじゃないの?」


 そうか、そういうことか。雪姉は俺よりも2つ年上だから、俺が中1になった時、雪姉は中3だ。もともとの俺と1回目のループの時の俺は、雪姉との接点がほとんどなかったから、1年間だけ同じ学校に通うということをことさら意識はしていなかったが、今回はやたらに絡んできてるし、この間の都電の中で的場さんと話していた内容からすると、その1年間でいろいろ仕掛けてきても不思議ではない。


 「だからって、何が起こるってこともないでしょ? 俺はこの前も言ったとおり、由美ちゃんが大好きなんだから。」

 「でも、雪姉ちゃんのことも嫌いじゃないでしょ・・・?」

 「由美ちゃん、それを言ったら、さっちゃんとか弥生ちゃんだってそうじゃない?」

 「ふーん・・・ まー兄って、そうなんだ・・・」

 「何がそうなのさ? 由美ちゃん? なんか勘違いしてない?」


 ふいに由美乃が俺の右手をとり、自分の胸に押し付けた。


 「由美ちゃん?」

 「私だって、中学生ぐらいになれば、雪姉ちゃんみたいに大きくなるから・・・ 今はこれで我慢してよね。」


 由美乃さん? 何やってるの?

 うん、残念だけど、57才の由美乃の身体を知ってる俺には、由美乃が雪姉みたいになる・・・ことは決してないのはわかっているのだ。

 だが、重要なことはそこではない。まだ膨らんでないとはいえ、由美乃が俺に胸を触らせたことに俺は驚愕していた。


 「由美ちゃん・・・ わかった、わかったから、無理しなくていいからね。」


 文也にどこまでされたのかはわからないが、少なくともそういう行為が由美乃の中でトラウマになっていたとしてもおかしくはない。それだけに、体を張ろうとした由美乃の行動に驚かされたのだ。


 「まー兄、まー兄がキスだけで我慢してくれていることは知ってるよ。本当はもっと触りたいって思ってることも。気遣ってくれてるってわかるけど、私も努力しなきゃダメなんだろうって思った。」

 

 だけど、それって、7才の女の子のセリフじゃないよね? 雪姉の行動に感化された? 文也がしたことを俺もしたいと思ってるから? 


 「由美ちゃん、誰かに何か言われた?」


 俺がそう言うと、由美乃はビクッと体を震わせた。


 「夢で・・・」


 それだけで俺は気がついた。たった一度だけ、京子と一緒に登校しなくなるきっかけとなったあの日に、「これで未来は確定しない、不確定要素がある」と俺に告げた声のことを思い出した。


 「由美ちゃん、無理しているならやめようよ。俺のことなら心配しなくていいから。雪姉が何をして来ようが、俺の気持ちが揺らぐことはないから。そうじゃなければ、キスなんかしないよ。」

 「無理なんかしてないよ。」


 由美乃は俺の右手を、今度はスカートの中・・・ 股間に誘導した。

 さすがにそれは・・・ 俺は由美乃の手を振りほどこうとしたが、意に反して、吸い寄せられたかのように俺の右手は由美乃の股間に触れていた。


 「んっ・・・」


 由美乃が声を押し殺す。右手が異様に熱く感じる。


 「ゆ、由美ちゃん・・・ 俺・・・」


 もう限界だ・・・と思った瞬間、予鈴のチャイムが鳴り、俺は我に返った。俺は由美乃の股間から右手を離し、由美乃を抱きしめた。


 「時間だから、行かなきゃね・・・」


 由美乃の顔が真っ赤だ。だが俺は平静を装い、舞台袖を出て、外から鍵をかけなおした。


 「由美ちゃん、ありがとね。」

 「・・・・・」

 「急がないと、間に合わないよ?」


 由美乃は、俺の言葉に何の反応もないまま、その場を後にした。

 

 その後、俺は、由美乃の行動を思い出し授業どころではなかった。由美乃の股間に触れたこと自体はどうということはなかった。そもそも、もともとの俺にもそういう経験があったわけだし、1回目のループから戻された際に57才の由美乃ともっと凄いことをしてたわけだし・・・ 気になっていたのは、由美乃が自分から股間を触らせにきたこと、そして、おそらく夢の中でそれを指示した例の声のこと・・・ 由美乃とキスをしたぐらいでは未来が確定したとはみなされなかったということは、やっぱり最後までしないといけないのか?


 「あほか、俺はっ!」


 いくらなんでも、そんな確定のさせ方があってたまるかっ! だいたい11才になったばかりの俺と7才の由美乃とで、()()()()()()ができるわけもないだろう?


 「中本君、何があほなんだ?」


 いかん、声に出てた? 先生が俺に注意してきた。


 「あっ、いやっ、なんというか、俺があほなことを考えてて・・・ すいません・・・」

 「いくら勉強ができても、授業の邪魔をしたらダメだよ。」


 先生は、それ以上は何も言わなかった。普段の俺は優等生として見られていたから、この程度で済んだのかもしれないが・・・ 普通なら、水の入ったバケツを両手に持たされつつ、廊下に立たされていたところだ。


 「気をつけなきゃな・・・」


 もちろん、授業中の先生に、ではない。俺が注意すべきは、中学1年生になった時の雪姉だ。 

 由美乃の大胆な行動は、例の声が原因だった様です。でも、これだけのことをしても、まだ未来が確定したとはみなされないあたり、雪姉とはもっと凄いことになるのでは・・・ 

 「いや、作者がヘタレですから、それはさすがに無理ですわ」

 これって謎の声・・・?(^^;)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ