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94 駿河屋

俺が目的地であるブラスタファンにむかっている途中、俺は小川を見つけた。

実は地図に水浴びスポットと書かれている小川があり全員、水着は持ってきている。

俺はすぐ近くの地面に着地するとみんなを異空間から出した。

みんなはもうすでに水着に着替えている。

「わぁー川だぁー」

ソフィアちゃんははしゃいでなかに入っていく。

後ろではクロマルが水に怯えている。

猫又でも水は怖いんだな…

まぁそんなに深さはないし流れも緩やかだから溺れる心配はないだろう。

「じゃあみんなは先に遊んでて。俺はあっちで着替えてくるから」

「わかりました」

俺はシャルから水着を受け取ると木の影に隠れる。

そして手から出した影の霧でで下半身を覆う。

着替え終わると俺は川に飛び出した。

そして背中から水を噴出し空中に浮く。

「わぁーいいなぁ。私にもやらせて!」

俺はソフィアちゃんの下に流れていた水を優しく持ち上げると空中で移動させる。

『自在の魔術師』の効果は自分のからだから出すだけでない。

見える範囲のものを自由自在に操ることができる。

「きゃはは!」

ソフィアちゃんも喜んでくれているのでなによりだ。

クロマルが羨望の眼差しで眺めている。

ちょっと可愛そうだったので風でクロマルを浮遊させてやった。

ここまで来ると俺の能力って超能力っぽいな。

こうして俺たちははしゃぎまくった後、またブラスタファンにむかって出発した。

しばらくすると森が消え田んぼや畑が見え始める。

ここがブラスタファンの郊外のようだ。

ところどころに日本風の建物が見え始める。

そしてついにブラスタファンに着いたのだが…

「あの、ここはブラスタファンで合ってますでしょうか?」

「なにを言う!ここは西京である!」

武士のような恰好の男に聞いても西京という言葉しか出てこない。

俺はもう諦めて『スルガヤ』にむかった。

まわりを見ると益々江戸時代の建物にしか見えなくなってきた。

ここは本当にブラスタファンなのか…?

地図を見て歩いているうちにその『スルガヤ』に着いた。

だが看板には『スルガヤ』ではなく『駿河屋』と書かれている。

俺はその戸を開け中を覗いた。

「うわぁああああああ!!!」

俺は思わず飛びのいた。

なぜなら開けた戸の隙間から黒い目が覗いていたからだ。

「なんのよう?」

「あ。えーと、アズルートにある『アズマヤ』のコズエさんに紹介されて来ました。テオ・マルティネスと申します。実は子供の姿になってしまう呪いをかけられたらしいのですが…」

「まずはなかに入ってください」

「はい」

その人が戸を開ける。

そこにいたのは黒髪の美女だった。

俺はまずこう思った。

なぜ、あの婆さんがこんなに若い人と知り合いなのか?

俺はそんなことを考えながらなかに入っていく。

壁には棚が立てかけてありそのなかにはなにか怪しげな液体が入っている瓶が置かれていた。

女の人はスエと名乗った。

スエさんは俺に椅子に座るように促すと身を乗り出すように問いかけた。

「詳しく聞かせてください」



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