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一人飲み

作者: 山狐

店のドアを開ける

見慣れた景色に落ち着く

バーカウンターに座る

そっと出されたおしぼりと灰皿

タバコに火をつける

紫煙を燻らせると更に落ち着く

いつも通りの1杯目を注文

BGMがなんとなく耳に入る

店内にシェイカーの音が響く

グラスに注がれる酒を見つめる

カクテルの香りを微かに感じる

俺のいつもの休日

タバコを消してグラスを手に取る

ヒンヤリとして気持ちが良い

持ち上げると水面が揺れて溢れそうだ

…………

俺の夜がやっと始まった



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