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一話完結小説

俺「大学落ちた」

作者: ケイ

19作目です

俺「ごめんなさい、父さん。志望校に落ちました」


父「そうか。で、お前はこれからどうするんだ。働くのか、それとも浪人するのか」


俺「このままじゃ終われないので、浪人させてください」


父「分かった。ただ、家は予備校に通わせる金はないから宅浪という形になるが良いか」


俺「はい、大丈夫です」



~4月~


俺「よし、この1年間で今度こそ志望校に合格するぞ」


俺「でもその前に受験勉強でやれなかったゲームがたくさんあるんだよなあ。落ちたばっかりで気持ちの整理できてないし、これを片付けてからやってもいいよな」



~5月~


俺「4月中特に何もやらなかったなあ。でも、まだ1か月経っただけだし大丈夫だろ」



~6月~


俺「やべーいい加減そろそろやらねーとまずい、とりあえずこの問題集をやろう」


俺「えーと、問1は…」


俺「え、何でこんな簡単な問題が分からないんだ。現役の時は楽勝で解いていたよなあ…」


俺「これはたぶん脳が疲れているんだ。脳を休めるために今から寝よう」



~7月~


俺「マジヤバイマジヤバイ。模試D判定だった。現役生も本格的に勉強し始めたし、今までの遅れを取り戻さないと。でもゲームやりたい。いや我慢だ」



1時間後

俺「やっぱりポケ〇ンは面白れぇ」



~8月~


俺「また半年ある大丈夫だ」



~9月~

俺「現役の時より学力落ちてるヤバイ。これから大逆転しないと。でも何からやればいいんだ」


俺「とりあえずゲームしながら考えるか」



~10月~


俺「志望校より下の大学も視野に入れよう」


~11月~


俺「誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて…」



~12月~


父「どうだ、次は受かりそうか」


俺「ああ、ばっちりだよ」


父「そうか。ゲームばかりしてたから心配だったんだがその様子なら大丈夫そうだな」


俺「ああ」


父「ちなみに今回もダメだったら、家を出て行かせるつもりだからそのつもりで受けろよ」


ええー



~1月~


(センター試験)


俺「やべー全然分からん。こうなったら感で」



(自己採点)


俺「7割にも満たしてない。2次で挽回するしかない」



~2月~


(2次試験)


俺「分からない終わった分からない終わった分からない終わった分からない終わった分からない終わった…」



~3月~


俺「すみません父さん今回も落ちました」


父「なんだぞ、このバカ者。どうせ勉強せずゲームばかりしていたんだろう」


俺「いえ、勉強もきちんとやっていました」


父「ではなぜ落ちたんだ」


俺「今年は2次が難しくて」


父「そんな言い訳は聞きたくない。早く家を出ていけ」


俺「それだけは勘弁してください。お願いしますもう一度チャンスを下さい」


父「たく、分かった。もう1年宅浪してもいい。しかし、これが最後のチャンスだ」


俺「ありがとうございます」



~4月~


俺「よし、心を入れ替えて勉強だ」


俺「でもその前に…ゲームしよう」



(終わり)

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― 新着の感想 ―
[良い点] 面白いです。ある程度詳しく書かれている点がラストの効果を生み出しよかったと思います。(^_^)
2019/03/12 12:25 退会済み
管理
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