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私による近代日本改革記  作者: スカーレッドG
(旧)KaiserReich
79/125

※KaiserReichまでの人物・国家資料設定

風邪でしんどいので今回は設定回となります、ゆるして

●主人公・阿南豊一郎



脳梗塞により46歳で他界するも青龍族の末裔である蒼龍の妖術によって、日清戦争が終結した下関条約当日に横浜に住んでいる14歳の同姓同名の少年に転生する。

お菓子を主に扱っている食品会社の開発部門主任として勤めていた前世の知識を生かして、脚気対策として雑穀煎餅を販売した所これがヒット商品となる。

しかし、家族間での問題に巻き込まれて豊一郎を除く一家は殺害もしくは自殺してしまい、豊一郎は知り合いの伝手を頼って横浜から浅草に移住し、そこで新たに雑穀煎餅を売り出して店を繁盛させる。



その後は、変則商社を立ち上げて雑穀煎餅の全国販売網を構築し、インスタントラーメンの開発などを行い未来知識を生かして出来あがった商品を売り出し、陸海軍にインスタントラーメンが導入される程の知名度を持つことになる。

そして青龍族………ドラゴンの蒼龍を家に迎え入れており、彼自身は蒼龍に対しては好意的な感情を抱いている。



1899年5月1日現在、変則商社は多くの工場を保有しており、従業員は一万人を超えるほどの大企業へと成長している。転生者として航空産業や発電産業の重要性を認識しているので、これらには莫大な資金が投入されている。また福利厚生や社会福祉事業への投資も行っているので、日本では会社の名前を知らない人はいない。



〇ヒロイン・蒼龍



清国長安青龍寺院の正統後継者であり、主人公の元にやってきた本作品のヒロインに該当する女性。

普段の見た目は人間の女性であるが、心を許した者だけに自身の本当の姿である竜を見せる。

青龍族は古代中国に伝わる神話に登場する青龍の血を受け継いでいる者たちのことであり、早い話が人間と竜のハイブリッドである。



蒼龍は父親から寺院を引き継いだのだが、実力不足と清国上層部との折り合いが付かず、清国が蒼龍を抹殺しようと企んだため、日本に逃れた。

寺院には父に歯向かった裏切り者の「成れの果て」が解き放たれており、清国の武装組織が襲撃をした際に撃退している。

…が、蒼龍は清国に見切りをつけて日本に移住したため、寺院は予め仕掛けておいた爆薬で吹き飛ばした。



妖術を使えるが、魂などを扱う作業には膨大な精神力を必要とするので、今の彼女の技量だと2週間は部屋から出れないほどに消耗する。

豊一郎を明治時代に転生させた理由は、豊一郎が前世を悔やんでいたことと、蒼龍が豊一郎に一目惚れしたからである。



□日本帝国



ご存知明治維新を成功させ、近代化を成し遂げた国家。阿南が介入したことにより航空産業並びに食品産業に関連する項目が大幅に上昇した。

某ゲームで例えるなら青写真が10枚ぐらいボンボン出たぐらいのボーナスタイム。

しかしながらこの国を取り巻く環境は複雑であり、上清帝国に大韓帝国、そしてロシア帝国との武力衝突が懸念されている。

そのこともあってか日英同盟は史実よりも3年早く締結される見通しである。



軍内部の組織改革も進んでおり、阿南によって脚気患者は大幅に減ったことで変則商社は陸海軍でも欠かせない存在となっている。

航空事業によって日本が世界初の飛行機を飛ばした国家となったことで、世界からも注目されはじめているのだ。

この国の最高国家元首と阿南、蒼龍との会談も近々予定されている。



■南中華帝国



光緒帝によって明治維新をモデルケースとした近代化政策を打ち出した結果、叔母の西太后との対立によって清国は内戦となり、当初は清国正統政府と名乗っていたが、改革を拒んでいる上清帝国との決別を含めて国名を一新して南中華帝国をなった。

南中華帝国は英仏日の三国と密接に関係を結んでおり、内戦時には日本から陸軍二個師団が、英国はインド自治領から兵士を派兵し、上清帝国とロシア帝国軍事顧問団の侵攻を食い止めた。



身分制度を廃止し、全族平等を掲げる南中華帝国の支持は高く、国民は光緒帝を深く信用している。

また新たに英仏と条約を締結し、貿易の面でも優遇処置が取られることとなっている。

一方の上清帝国はドイツとロシアとの関係を強化しており、大韓帝国も事実上のロシアの傀儡国として日本・南中華帝国への侵攻を計画しているという情報が入ってきている。



◇雑穀煎餅



阿南豊一郎が開発した脚気対策用の煎餅、雑穀類を使用したことによりビタミンを多く含んでいる雑穀煎餅は回復効果があると実証されたので民衆のみならず軍までもが採用したほどの食品である。

1枚1銭で購入できるので、1銭雑穀煎餅という名前もついている。



◆インスタントラーメン



戦後日本を代表する歴史的発明品を半世紀以上早く開発、販売した代物。

その効果はすさまじく品薄状態が相次ぎ、工場を建設しても足りないほどの嬉しい悲鳴が変則商社で続いている。

変則商社の純利益の半分以上がインスタントラーメンの売り上げで補われている。

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私による明治食事物語
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