20161206に見た夢 憧れのハワイ航路
こんな夢を見た。
私は修学旅行でハワイに来ていた。
地元のホストファミリーにお世話になり、民泊しながら地元の観光名所巡りと人々との触れ合いを体験するという趣旨である。
しかしながら今年のハワイは非常に寒く、「ロシアには季節が二つしかない。寒い冬と寒くない冬だ」と言う言葉を何かで読んだ事があるのだけれど、今はハワイもそんな季節の状態であって、どちらかと言えば「寒くない冬」方であった。
「ハワイがこんなに寒いなんて知りませんでした」
私がそうホストファミリーの長男であり、あの有名なハワイ出身の元力士・小錦関の遠い親戚であるロドリゲス・サンチェス・小錦(18)にいうと言うと、彼は笑いながら答えた。
「異常気象とかそういうわけでもなく、数年に一度は気流の関係でこんな気候になるんだよ。本当に寒い日は雪も降って積もるよ」
そんな会話をしながら今現在僕たちは、帰国のために空港に向かっているところであった。
海岸線の道をロドリゲスの運転するオープンカーで走っているのだけれども、どんより鼠色の空と、波が高い鉛色の海が延々と続いていて、ハワイに来ている感がまるでなくてとても残念に思うし、この寒空にはオープンカーになんて乗るものではないと思うのだった。
空港に着くとロドリゲスとは熱い抱擁の後に別れ、空港内にあるロビーで学校の同級生や教師と一旦集まった後、搭乗までの空き時間にお土産を買い物する時間ができた。
お土産や巡りをしていると、売店で働くカップルが大げんかをしていて女性が刃物を取り出し、男を追いかけ回しているのに遭遇したが、基本的には誰も止める事がなくてハワイの英雄・小錦が登場して場を納めるまで、その狂騒は続いたのであった。
「みんなハワイはどうだったかな。ちょっと寒かったかも知れないけれど、たのしかったかな。また来てくれると嬉しい」
小錦が僕の同級生たちにそんな声をかけながら回っているのを見たのだけれど、現役時代よりも随分と体重を落としたようでスリムな小錦だった。
ハワイのお土産の定番といえば、今年は緑と黒の毛糸で編まれたストライプのセーターが人気で、飛ぶ様に売れているのだけれども、ちょっとやんちゃなが男子生徒が万引きしているのを見かけてしまったのである。
店員に伝えようとも思ったが、巻き込まれるのも嫌だったので何も言わずに放置した。
悪はいつか正義に敗れるものではあるが、今はその時期であるかどうかもわからないし、私は正義の味方でもなかったからである。
時間が来て私は飛行機に乗り込み、ハワイの地を後にした。
帰国してすぐに税関のところで万引きした生徒が捕まっていた。
ハワイ当局から逮捕令状が出ているとの事だった。
正義は勝ち、悪は駆逐されたのだと思う。
私は晴れた気分になって、ハワイで買ったお土産であるビームサーベルを振り回しながら帰宅したのである。




