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悪魔の子
この世界にも学校がある。ここリガーナにも1箇所だが学校がある。もともと人口が少ないため通っている人口も少ない。
太陽の光を受け輝く黄金の髪、見ていると引き込まれてしまう紫色の目、そう彼がリュージュだ。
リュージュは今14歳、11の時この町に引っ越してきた。
彼は頭がよく、武術もこの町の大人達よりも優れている。いま武術と言ったのには理由がある、彼は魔法を使えないのだ。
この世界の誰もが使えるだろうと言われている初歩魔法でも彼は使うことが出来ない。
魔法は体内のマナが溜まることで使うことができる、マナは精神状態、身体能力、集中力などが組み合わさり構築される。
リュージュ幼い頃目の前で家族を殺されるという経験をしている、その後彼は親戚の家を転々としていたがリュージュだけが生き残ったため「悪魔の子」と忌まわしい存在としてみられてきた。
このことがマナを構築出来ない原因じゃないかと何人もの医師に診断されてきた。
説明が長くなってしまうので分けて書いていこうと思います。m(_ _)m