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プロローグ:ある日
ゴ~…ウォンウォンウォンウォン…
エアコンの音がする。かすかに蝉の音も聞こえる。
涼しい。設定温度は26度だったかな。
快適だ。部活で汗を流してるやつらは分からんだろうね。
この部屋が散らかっているのだって、この俺からしたら心地よいんだよ。
夏休み。特にやることもない俺は、ネットでSSの数々を眺めていた。
俺が1番好きなジャンルは異世界もの。
さえない主人公が異世界ですごい強くなってモテモテなのは気持ちいい。
夜寝る前の妄想の材料としても役に立つ。
いつか俺も異世界に行きたいもんだ。
幽霊だって宇宙人だっているかいないか分からないんだ。
異世界だってあるし、行き方だってあるはずだ。
…ネットで調べてみるか。
…どれも見たことあるな。
エレベーターは怖いからムリだな。
『飽きた』も怖いな。
他のはよく分からんな…。
まぁいっか。
SSの続きでも読もう。
小説なんぞ数年に数冊しか読まないので…
しかも初心者なので…
お察しください
ジャンルも自分でもよく分かりません。