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三話 兵装講義其の一

やっと三話を書き終わったー

予定より少しだけ早い投稿

後は、今までのを梃子入れせねば。

明日中には終わる予定……orz

 この世界は歪み続ける、それが故僕等は在る。人は歪み続ける、それが故鬼が直す。

 鬼は殺せない、ただ克つことはできる。

 鬼は存在しない、人に仇為すモノがそれである。

 鬼に克ち、人が使い文明が広がる。そしてまたそれが故に、世界は歪む。


 ただそれだけが世界の法則。





 夢を見た、いつも通りの夢だった。ただ感想はいつもと違った。


僕は望みどおりに死ねるだろうか。



 シュミレーターに寄り掛かり紫煙を燻らす、やはりコレには慣れない。使いづらいのだ。

 ふと、前からちっこいのが来た。


「昨日はすいませんでした‼」


いきなり謝られた、誰だこいつ。

「誰か知らんし、許さん」


「うぇええぇ、昨日話したのにてか同じ部門の人間なのになによりも何なのかわかんないのに許してくれないんスね……」


 勿体無いと思いながら火を消し答える。

「よく、息が続くな。思い出せんし、また忘れるだろうが名乗れ」


「忘れるつもりで聞きますか…

 名前は諸見里、あきらッス」

「あ、あぁあぁアキラねアキラーアキラアキラア・キ・ラ~……思い出したから帰って良いぞ」

「思いっきり忘れてますね! θの隊長やらされ上手くいかなかったので謝りに来たんス」


 さて、未だなんのことか思い出せん昨日の事を思い出すか……


…………“黒の”が居なくなって直ぐに各隊から連絡が来る、早かったθから応答する。

「あきらッスな…」

「そうか良かったなアキラ、じゃあな」

 通話を辞め、αに応答。

「こちらα、中央から爆発音が聞こえた、報告在るか」


「こちらエース、問題無い作戦を続けてくれ」


 通話を切る、βに応答。

「こちらβだ、諸見里がそちらに走っていった」

「諸見里?どの隊のバカだ」


「隊長に任命した奴の名前位覚えろ、俺は古宮千堂だ。諸見里はθの奴だからな」


「りょ、いやまて隊長と言ったか」


「そうだな」


拙い(まずい)だろう」

「拙いな…」

「は、はぁはぁ、何があったんスか!」

「何があったかじゃねぇよ‼」

 頭を勢い良く叩きながら言う、頭からは小気味の良い音がした……



 目の前奴の頭を叩く、同じ感じだ。


「何するんスか、女の娘の頭殴らないで下さいよ。何すか、その目。何処見てますか」

 女だったのかこいつ。


「とりあえず思い出した。俺の人選ミスでもあるからな、問題無い帰れ」

「何すかコレ」

「話聞けや」


「うわっ凄いスコアッスね」

「シカトかコラ良い度胸だ。まあ良い、そこまでじゃねぇだろてか、お前も出せる筈だ」


 マナ力学もあまり考えず、魔術と武器の連携の確認をしているついでに採ったデータだ。それと、スコアといっても何点取れたとかそういうものではなく、毎時に何匹倒せたかだけがプリントアウトされる。


「でも、ココのハイスコア更新ですよ。それでもなんですか?というか魔術を使ったからコレだけ早いんスか?」


「軍でも出す奴は出すぞ、要は慣れだ」


「コツとかないッスか?」

 知らんてか、慣れだっての。

「説明が面倒だ、入れ」

 シュミレーターの入り口を開けた、直ぐに…誰だっけこいつ…チビが喰われた。


「モニター」


「うぃッス」


 隣に置いてあるシュミレーターが息を吹き出しながら動きだす。俺も早く中に入るか・・・



 しつこい、この女は何なんだ。

 僕は追われていた。悪い事をした訳では無いとは言い難いが、この女は関係無いはずだ。

 何故なら相手の追う理由が弟子入りしたいとの事だからだ。

 ……もう諦めてみようか。



「なるほどな、よしわかったぞ」


 あ、アイラ? だったか。声をかけるとこちらに走って来た。


「どうだったッスか」


 正直な話、訓練後でも息切れを起こしていないこいつは身体能力はずば抜けているのだろう。が、しかしだ。


「何で殺した後に止まるんだ」


 そう、すぐ後に周りを見ながら棒立ちになっているのだ。


「アレは、次の敵を探して……るんですよ?」


 何か察したのかこちらの顔を伺いながら語尾を濁した為、少し折檻しながら解決法を教えてやる。


「みにゃ、ふにゃにゃにゃにゃ」

「周りを気にしながら戦えや、あと語尾をはっきり発音しろ。何言いたいかわからん」


「にゃっ、分かりましたよー。でも地図見ないと次の場所に行けないじゃないですか~」


 頬を離してやると、恨めしそうにこちらを見ながら反論をしてきた。


「方向だけなら直ぐに分かるだろう。だからその方向に突っ込めば良いだけだ」


「あのあの、周りビルばっかりなんですけど」


「そりゃ、元街を再現したマップじゃなきゃ意味が無いだろう」


「そゆ事じゃなくて、えと、壁にぶつかれと?」


 首肯で肯定してやる。

 一度壁を見てこちらを向き、プルプル横に首を振ってきた。何だコレ面白いなタイミング合わせて頬を叩いてやろう。


「何しますか!」


「何してんだ、お前」


「人間は普通壁をすり抜けたり出来ないッスよ、冗談言って無いでん、にゃにゃにゃにゃ」


 バカにする様な仕草で喋っていた為、また頬を叩いてから、引き伸ばした。


「俺もそんな事出来ねぇよ、支給された盾出せ」


「盾ですか?」


 疑問を持ちながらも腕のブレスレットを見せるアキナ。良し、調教の成果が出ている。


「展開して俺の目の前に出しておけ」


「うぃ」


 機械のスプリングが音を立てながら開放されてゆく。俺、この音すげぇ好きだわ。瞬間、目の前に数本棒が出て来る。

 次にモーターの駆動の様な音と同時に、七色に光る膜が棒の先端で張られる。はい、盾完成っと。


「そのまま構えてろよ、この盾の正しい使い方教えてやるから」


 俺は左腕を真っ直ぐ出し、ブレスレットが見やすい様にした。中心の球体がスイッチになっているのだがその周りに、レバーが2つ在る。

 2つのレバーはどちらも、こちら側にきているが俺はそれをアキラの方へと動かしてゆく、最後の仕上げにスイッチをオンにして待つ。

 すると、盾を出した時と同じく音を立てながら棒が出てくる。……ただしアキラの方へ2本のみ


 俺はアキラが盾をしっかりと構えている事を確認して、腕を体の横へと下げる。そして捻りを加えながら正拳を素早く出した。


「うぐっ、わあぁぁ」


 棒の先端から激しい閃光が奔り(はしり)小さい餓鬼を吹き飛ばした。今更だが、後ろにビルが無い事に安心した。


「コレで壁位なら無視出来ると、おい? 聞いているのか?」


 仰向けに大の字で倒れたままの少女に近づくと、そいつは目を回し気絶をしていた。

ツルぺた子、あきら弄る為だけに書いたのですが。本当にこいつは女なのか?

もっと研究をせねば(−_−;)

次回、16日迄には間に合わせまし

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