試練7 言い間違い
更新がまちまちですみません。どうぞ愛想をつかされることなくお付き合い下さい
サービス業であるオレの会社は年末は勿論、新年なんて当然ない。
今回は年末と新年早々にあったプチ(?)事件を2つ程書こうと思う。
年末もど年末。
2006年12月31日!
ドラゴンフルーツ事件が終わりバタバタと閉店五分前!事件は起こった。
お客様が責任者を出せと電話で騒いでるらしい。いつもの通り
「お待たせ致しました」
と応対すると
『すぐに地下に行く下りエスカレーターの下にこい!』
ブチッ!!
ツーッーツーッー……
……まだ何にも言ってないじゃん…
それでもノコノコ出かけていくオレ。
うちの店に地下に続く地下エスカレーターは2つあるんだよな…困ったな…
2つとも行ってみるがいない…オレの仕事、明日の福袋に入れて売ってやりたい位あるんだよな〜帰っていいか?
帰るぞ?
むしろ帰せて下さいお願いします_| ̄_〇
イライラしながら探していると
ブーブーブーブー首輪…じゃなくて携帯がなる。はいはい〜なにかなぁ?『今どちらにいらっしゃいますか?』
「ん〜?地下エスカレーターホール」
『お客様からまた電話かかってきましたよ!一体何時間待たせる気だ!!って』「え〜!?オレ今どっちも行ったけどいなかったよ〜お客様。」
不満げに言うと『あの、もしかしてなんですけど…』
ん?デートの誘いか??365日24時間空いてます!!
『エスカレーターとエレベーター言い間違えたんじゃ…』
なんだ、そっちの話か…ってえぇ!!?
……………有り得る。むしろあり得すぎて怖い。ダッシュで(オレって健気)エレベーターホールに行けば…………………
いた!
奴だ―――――!!!!!!!ちょび髭に黄色いサングラス、PLA●BOYのスエット上下。うげろぉ…いつものクレーマーじゃないかよ。
オレの中のクレーマーファイルNO,6
あー、しまった…。こりゃあ二時間は仕事に戻れないや。やめてよ、も〜既にオレ半泣き。
やべぇ、目が合ったよ、オイ―Σ(゜д゜;)
彼はオレを見つけるなり『おう!芦●じゃねぇか!こっち来て座れよ』
芦●じゃねぇか…ってオレはダチかよ!しかも名前覚えてやがる!!
今日はトホホデーだ。
んで彼の話の内容はと。
『お前んとこ、あれダゾ』
あれってなんだよ!
『クリスマスイルミネーションがなかったぞ』
あったよ!
「ありましたよ。正面入り口に」
『んなもん知らねーよ!オレがいつも入ってくる入り口になかったんだよ!』
えっ…
『あのーお客様いつもご来店のお入り口はイルミネーションのしようがないんですが…』
『飾り付けしようがないとやんないのかよ!!』
そんな無茶な!
『メリークリスマス!!とか言って女の子っち入り口に並べるくらいしろよ!それ位お客様に対する礼儀だろぅ』
どんな礼儀だよ…うちの店はキャバクラじゃないんだけど。
「はぁ申し訳ありません」
こうなりゃ申し訳ありません攻撃だ。
解説しよう!申し訳ありません攻撃とは、
ただひたすら申し訳ありませんでしたを繰り返し使うことにより謝るから早く帰ってくれ〜とアピールし接近時間を短くする大変けしからん接客業の基本的な攻撃(?もしかしたら防御??)である!
が、効かない…。
それから云々かんぬんメリークリスマス♪って表示がなかっただの(あった)おせち料理が高いだの(そういうものなんだってば)大体なんで1月1日は早く閉めるんだ、昔は1月1日からはやってなかった(オレも1日位は休みたいよ!)……などなど長々と話をしていった。
申し訳ありません…はい、はい、あ〜そうですねぇ…はい、はい申し訳ありませんでした…
言い続けて早43分……
『ったく分かりゃあいいんだよ』
はぁ…やっとお許し頂いた。疲れたよう(ノ_・。)
は〜や〜くぅ来い来い♪♪ 霊柩車♪♪
ちなみに小話程度で収まると思ったのに変に長くなってしまったので年始プチトラブルは試練8にて更新しようと思います。ご了承を。