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神様の苦悩  作者: CHONCHU
16/17

試練12 当たってもハズレても。

意外に続いて作者も驚いています…。

皆様どれくらいお付き合いくださるのでしょうか…

“5000円お買い上げのお客様、抽選で10組20名様にイタリア旅行プレゼント!!!!”

こんなポスターを見たことある方は多いと思う。

だがたかがコレだけのイベントに23件のクレームがあるとは誰が知っているだろうか…。

なんだか面白おかしかったので2つ程ご紹介します。ネタ提供のお客様、どうもありがとうございます。この場で御礼を申し上げます。



「ちょっとあなた!」

店内を歩いていたらおばあちゃんに呼び止められてギョッとした。

そこに居座って…じゃなくていらっしゃったのは可愛らしいおばあちゃんではなく、真っ赤なコートをきてCHANELのバックをもち、尚且つ爪は真っ赤でさらにさらにぃ♪♪指にはでかい石の嵌ったいくつもの指輪を嵌めた60才…70才…?くらいの女性。あの指輪付の手で殴られた日にはもみじなんてもんじゃないゼ…。粗相のないようにしなければ!頑張れ、オレ!!


「はい、お客様。」


「はい、お客様♪じゃないよ!」


Σ!!く、口まねされた!恥ずかし〜///


「私、この店でひと月200万円は買って差し上げているの。だからイタリア旅行にはもう何回も応募して上げたの。なのに私が当たってないなんておかしいじゃありません?」


いちいち恩着せがましいな…。だいたい200万円なんて大したことないんだよな〜困ったな。

「左様でございましたか〜申し訳ございませんでした。公平な抽選を致しましたのでまた次ございましたらよろしくお願い致します〜」


引きつった笑みで言うと

「もしかして本当は当たる人なんていないんじゃないの?嘘言っても駄目よ!」


「いえその様な事は一切ございませんので」


「そう、じゃあ貧乏人が当たったってこと?貧乏人がイタリアなんて行ってなにするの?」


Σ!!出たー!!貧乏人発言ー!!まさかそれってオレの事?いいじゃん、イタリア行ったって!駄目?ねぇ!駄目なの!?


「いえ、そういった訳では…」


苦笑いで答えると始まってしまった……

なにが?

自慢話、が。


「私はベンツに乗ってここにくるんだけど皆が私と車を見るの。」


急にベンツトークですか!?

ってか、見てない!見てないから!!


「一括でベンツ位買えるじゃない。まぁそうでない人もいるみたいだけど。」


イヤミか!!ちきしょう!

「まったくこの店は昔から通っているけど最近は女子高生なんかも来て質が落ちたわね。」


…………話脈絡ねぇな。いえいえお客様、あなた様のようなお客様程ではありません。

第一、金持ちなら自分の金でイタリアでもアフリカでも行ってくれ!


……なんだか話を聞いてるうちに欲しいものがでてきた。夏になってお祭りシーズンになったらお面を買ってもらおう。おっとりちゃんに。そうしないとオレはお客様を睨みつけてクビになってしまう。

んでもなんとか対応しなくちゃいけない立場なオレは苦し紛れに答えた。

「お客様、いちいちご来店頂きましてありがとうこざいました。」


イヤミに気付いてくれるかな?

頭が悪いのかお客様は???を頭につけて帰っていった。おっと、帰る前にやっていったことが一つあった。

なんと彼女は値切っていったのだ。


「これ、2000円だったら買って差し上げるけど?ちょっと多めに入れて頂戴」


Σ!!?なぬー!?ゴ●ィバで値切ってる人間初めて見た……しかも多めかよ!!むちゃ言い過ぎだろ!

はぁ…名前聞いておけばよかった!次になんかあって例え当たっても握り潰してやるのに。






その2

イタリア旅行が当たったお客様に一応電話を掛けだが……怒られた。

えっ?理由?

名前が一番上に載ってなかったとさ。


「ったく!てめーはオレを知らないのか!?オレを誰だと思ってやがる!!!」


知ってますよ。イタリア旅行に当たった桜●様でしょ。


「あの有名な国会議員●●(←知らない名前で忘れた)の叔父だぞ!!!」


知らないよ!そんな人!!

しかも叔父…って関係あるの!?


お客様、オレはもう疲れました…。

勘弁してくれよ!!!!

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