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最低だ、あたし…。
呟きながら、向かった先は教室。
鞄を取りに向かった。
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「みんな!莵はそんな奴じゃないって!
それに、誰にだって裏の顔があるじゃない!!!」
必死に、凛ちゃんが呼びかける。
相変わらずだな、そんな裏切られても信じる性格。
「騙されてるよ!七宮さんに!
莵ちゃんはそんなに悪い子だった?よく考えてみなよ!」
泣きそうになりながら、畿が呼びかける。
馬鹿じゃない、あんた疑われたのに。
見た目と性格が呆れるくらい違うのね。
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気付くと、頬を涙が伝っていた。
あんなことしたのに、守ってくれている、なんて。
気がつくと、私は無意識のうちに教室の扉を開けていた。
「みんな。ごめん。
騙してて、裏切って。ごめん。」
今までより、何倍も自然に言葉があふれていた。
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