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学級日誌  作者: 深水葉月
8/12

*8ページ目



 ―――放課後・校舎裏。


 ここは普通、体育館裏じゃねーの。と思いながらも呼ばれた場所に行く。



「待ってたわよ」

 と、お決まりのセリフを七宮ななみやは吐く。


「で。何?早くしてくれよ。」

 そういうと、七宮はニヤッと厭らしい笑みを浮かべて、私をみた。

 気持ちが悪いから、顔を背けると思い切り頬を叩かれ…いや、ビンタされた。



「なん…!」

「あんたの性格の事、言いふらしたのは私よ」

「は…?」


 何を言ってるのかと思い、私は笑う。


「実はあんたと保育園時代から一緒だったのは誰だ。

 実はあんたにパシリにされていたのは誰だ。」


 嘘だろ…?

 みやこが言った訳じゃない…?

 でも…!


「七宮って奴はいない、いなかった!」

「親が離婚したの。橋本はしもとだったっけ。

 あぁ、汚らわしい男の名字…!口にするのもいや!」


 嘘だろ…!

 嘘嘘嘘嘘!!!

 なんて、私は、最低なことを…!



「ホント、最低だよねぇ、いちごちゃぁん」 


 その声はこだまして耳に響いた。


.

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