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「初めまして、ええと、木野ちゃんだよね?」
って、あれ?凛ちゃん?
「私、改め僕はねー、岬月凛月ってゆーんだよ!
よろしくね!あ、別に僕って言ってても女だよっ☆」
「…あ…っと!木野畿って言うんだよぉ?」
「何で疑問形~?ははっ、うける~!」
あの、ね?
なんで転校生と…?
私は普通の中学生生活を送りたいですよ?
「あ、こっちはね~、苺!」
その瞬間、転校生の腹を目がけて、思い切りラリアット。
そのまま廊下に飛び出して、空き教室|(たまたま鍵が開いてた)に連れ込む。
「痛いんだけど。」
「…」
そのまま笑って、転校生に一言。
「うっせェよ、巨乳。」
ここからあたしの普通の学校生活が狂うとも知らず。
・
その頃の凛ちゃん。
「…あれぇ?どこ行ったんだろ?」
まァいいか、次、移動教室だから行こうかな。