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高良フェノミナン2nd  作者: カラー
第5章:予選始まる

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一年生ナイン初回表

 さて週末。

 俺はなぜかバスの車内にいた。

 野球部の連中と一緒に。


 地方大会の予選初戦である。

 つまり俺もメンバーの一員?


「おめえ、野球部員だろうが」

 リハビリ中なんですけど…。

「担当医師が認めてんだからいいんだよ」

 そんじゃまあ…。

「使いどころは俺が判断する」


 部の連中もまさかといった表情だったが、沢村が

「幸平が戻ってきたぞ」

 と煽るものだから、車内は活気に溢れた。


 それで…なぜ千種がいるんすかね、監督?

「ん?あー、おまえに来いって言ったら一緒に来るのは分かるはずなんだがな。わりい。すっかり忘れてた。一人で帰れとも言えんだろ?」


 すっかり仲良くなっている折井と楽しそうに喋っているけど…遠足じゃないからな。

「あなたの方が浮かれてるみたいに見えるんだけど?」

 当たり前だ。ワクワクしてんだから。


 ・・・

 球場についてアップを始める部員。

 俺どうしたらいいんですか?

「今日はあって代走だから、その準備だけしとけ」

 んじゃまあ。


 監督は一年生だけでオーダーを組んだ。

 市川、児島のバッテリー。

 ファースト光太郎、セカンド五明(!)、サード菅、ショート後藤。

 外野は左からキャリパー、ロゼ太郎、一条だ。


 相手は中堅校だと言う。

 それなりに真面目に野球に取り組んできたことが分かるくらい日に焼けていた。


 うちは後攻。

 先発市川はコントロールが定まらず、ストレートの四球。

 初めて市川の投球を見るが、球はそこそこ速くこれで制球が安定して、速度差のある変化球があれば打ちにくいだろう。

 なんせ中学の県の優勝チームのエースだ。


「メンタルどうなんですかね」

「場慣れさせるしかねえだろうな」

 初戦のプレッシャー。自分で克服するしかないのだろう。


 初級スチールを仕掛けられた。

 偶然か、アウトハイに浮いた球はそのままセカンドに送られタッチアウト。

 児島はいい肩をしてる。

「これで落ち着くといいんだけど」

 …なぜ千種がいる?


「だってマネージャーだよ?」

 嘘?

「若葉ちゃんはスタンドで動画撮ってるからあたしが代わり」

 へえ。登録は?

「なんか前に聞かれたから、幸平と一緒ならなんでもいいって答えた気がする」

 悪い人に騙されるなよ?

「聞いてきたの若葉ちゃんだよ?」

 さいですか…。


 市川は多少落ち着いたのか、続く2番、3番を続けて内野ゴロに打ち取った。

 スライダーとカットボール主体の左右のベース幅を使っていた。



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