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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

ショートエピソード集 ホラーを除く

コインランドリーⅡ

作者: 忘れな草

コインランドリーの一作目はホラーでしたが描写を変えて出してみました。

あなたはコインランドリーというと何を連想しますか?


 それは自動販売機による無人店舗と同様であるが、その設置場所は洗濯という提供され、セルフサービスである事から洗濯物あたりの料金もクリーニング業と比較して極めて安く、洗濯物の少ない独身者や学生などに利用されている。


 そう、そのコインランドリーの物語です。


 コウくんまたお風呂入っていないんだ……。


 私はハルカ、高校二年の女子です。


 クラスメイトの男の子に告白されて交際したのですが、交際相手のコウくんはひとり暮らしで面倒くさいのか、お風呂を入らない日があるのです。 そして着ている洋服を洗わない日もあるのです。とても臭いのです。 クサイのです。


「はるかーあなたの彼って臭くない?」


 クラスの友達サヤカにも言われたのです。

「そうかもしれない」

「あなたの彼なんだから、ちゃんとお風呂入りなさいって言った方がいいんじゃないの?」

 友達にも言われてしまいました。

「言っているんだけど、ひとり暮らしだとごはんとか作ると、お風呂に入るのとか洗濯するのとか後回しになっちゃうんだって」

「さっいてー」

 ほかの友達もさやかに同調するのです。

「そういえばはるかの家の近くに大きいコインランドリーができたんだって?」

「うん。 すっごく大きいのよ」

「そうだ、あなたが彼女だし彼氏の洋服まとめて洗ってあげれば?」


 友人たちにそういわれてコウくんの洋服をまとめて洗うことにしたのです。


 そしてしばらく経ったある日

 私はコウくんが出かけている間に彼の服をまとめて洗濯したのです。

 コインランドリーに持っていくとき臭くて涙が出そうになったのは別の話です。

 我慢してコインランドリーで洗濯したのですが、洗濯している最中にゴキッと音がしたのです。

 私は何が起こったかと思いコインランドリーの洗濯機を見るとバチバチバチッと音がして洗濯機から音がして煙を噴いていたのです。

 嫌な予感がしたので逃げました。すると洗濯機からバキバキバキグショとけたたましい音がしたあと洗濯機が沈黙したのです。

 洗濯機コワレタ……。洗濯機の蓋を開けると部品がバラバラになり、部品と油まみれのコウ君の服が無残な姿になっていたのです。

 何なんだと思いコインランドリーの管理者に私は苦情を入れました。

 すると発覚したのです。

 コインランドリーの業者が予算を削減するためにやっすいmade in ●hinaの洗濯機を導入していたのです。 もう少しで私が冥土INになっていたじゃないですの!


 そのあと服をダメにしてしまったので私はコウくんに謝り倒しました。

「だから僕はmade in △apanを使っていたんだよ、でも高いんだよね、おかげで洗濯するお金もないんだよ……」


 そんな失敗を経てか私とコウくんはお互いにポンコツだったので末永く支えあう夫婦になったのでした。

 これが本当の臭い仲というのでしょうか?


 めでたしめでたし

珍しくハッピ―エンドを書いたなあと思いました

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― 新着の感想 ―
[良い点] そんな臭くなるほど!? なんでやねん! 外国製は怖いよね! (◎-◎;)
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