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カニオ的耳袋、オカルト体験談3  作者: 蟹江カニオ 改め 蟹ノ江カニオ
3/6

妖怪を見た話

 『妖怪を見た話』


 さて、前回に次いで矢鱈と胡散臭い副題となりますが、マジなんです。


 幽霊を見た話とするには、連中、外見がナンなので妖怪としますた。


 厳密には幽霊のコスプレ状態なんでしょうが、連中と対話したことは一度しか無く、また、何でそんな妙な事をするのかを聞いた事が無いので分かりません。


 特に印象に残ったのが四件、幽霊は、いちいち覚えていないので不明ですが、何件か挙げましょう。


 幽霊部門1、とあるコンビニの看板前で、30センチほど浮いているどっかの親父。


 因みに前回の話で未来予知したコンビニです。


 見たのはそれっきりの親父ですね。


 幽霊部門2、濃紺のスラックスの足先の透けたどっかの親父。


 とある橋の手前の交差点に居ました。足が透けてなければ、普通に信号待ちのサラリーマンに見えましたとも。


 幽霊部門3、とあるトンネル内の消火栓の10センチ位の隙間にうずくまっていたどっかの爺さん。


 サイズ的に収まる訳が無いのに、ピッタリ収まっている様に見えました、不思議。


 幽霊部門4、勝手に人の家に上り込んでいたどっかの親父。


 オーブを散らしたり、ポルターガイスト現象にイラっときた小拙が、見掛け次第塩を投げつけていたら出ていきました。


 お隣の玄関でウロついていたのが最後の目撃ですね。


 ウチに上り込んだ最初の幽霊です。他所ではどうか知りませんが、ウチでは何故か奴等を追っ払うと、翌朝玄関がビシャビシャになるのです、結露が近い感じです。不思議。


 遠慮なく塩を投げつけていたので、当然玄関も塩まみれとなり、ウチの玄関扉の下面は錆がかなり来ました。


 あと二人ウチに来客が有ったのですが、一件は小拙には見えませんでしたので、ここでは省き、もう一件は別話としてまとめます。


 さて、本題の妖怪です。


 妖怪部門1、黒い煙を吹き出す黒いハイエースがトップバッターですね。


 夜でしたから本来なら黒い煙なぞ、見える訳が無いんですが、周囲の闇色とは質の違う煙でしたのではっきり見えました。


 感じとしては、全く光を反射しない黒いスプレーの様な感じの煙です。普通に走り去って行きました。


 妖怪部門2、顔面黄色親父。黄疸とかそんなのではなく、真っ黄色。


 感じとしたら黄色いペンキを顔面に塗りたくった感じです。目撃場所まではっきり覚えていますとも。


 地元では割りと知られている裏道で、大手建設会社社長宅の、レンガ造りの豪邸が面した裏道で、その社長宅手前の豆腐屋の所で目撃しました。


 車で移動中の事でして、前から黄色い顔をした変なのが来たなと、まじまじと見ました。チンドン屋か、何かのイベント要員と思ったのです。


 普通に通り過ぎたので、助手席の嫁に、今のは何のパフォーマンスかねぇ、と話かけますが、怪訝な顔をされます。


 嫁さんは見ていないとかで、ようやく小拙もそっち系と分かりました。


 真っ正面から歩いて来たんだから、見落とす訳など無いのですから。


 妖怪部門3、スレンダーマン。これも目撃場所もはっきり覚えています、と言うかウチの近所なので毎日通る場所なんです。


 最近では聞かなくなった海外の幽霊?ですね、矢鱈と背が高い痩身影男らしいです。


 流行なんかが有るようでして、小拙の子供の頃に、全国レベルで口割け女が目撃されました。また、現在30代のお方でしたら人面犬なんかが大流行した事を覚えている事でしょう。


 小拙の目撃したスレンダーマンも、その類いの類似でしょうね。

 連中、中々ユーモアセンスが有る様で、流行にはちゃっかり乗る様子です。


 小拙の見た奴は、ママチャリに乗っていまして、通行車両の合間を縫う様にチャリを漕いでいました。


 チャリは普通のサイズなんですが、影男がヒョロ長く、行き交うワゴン車の屋根上に頭部が見えましたから、推定3メートルの高身長です。


 因みにチャリも影仕様でした。


 妖怪部門4、変形ろくろ首。これは目撃場所は覚えていませんが、女のろくろ首でした。


 変形と云うのは、首の部分が長いのではなく、鼻の下が長いのです。


 鼻下から上唇まで、大体30センチ程。


 流石に出鱈目な造形に驚きました。

 その後はあまり覚えていませんが、どうせ人混みか何かに紛れて消えたのでしょう。


 最近では妖怪は見なくなりました、思えばこのろくろ首が最後の気がしますね。


 さて、最後に報告ですが、車のイタズラに関する続報です。


 派手なイタズラはあれ以降有りませんが、たまにライトのスイッチがautoから灯火に移動しています。


 小拙、面倒なのでライトはautoから絶対に動かさないので、多分イタズラでしょう。

 ライトが付きっぱなしだと、降車時に警報が鳴るので、今の所は実害無しです。


 ですが、煩わしくなって来たので、何か手を打つ事にしますね。


 また、何か有ったら報告します。


武侠の合間の執筆です、小拙は大体ストックが十話程たまったら投稿しますので、武侠投稿再開は年末になりますか。現在四話目の執筆中です。


応援よろしくお願いいたします。

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