おとなこどもは睡眠不足
夜がおわろうとしている。
眠りにつくのは本当に不思議なことだ。
疲労は睡眠によって回復するらしいのだ。
私は人間として生まれてきた。
だから人間の世界のルールを沢山知らないといけない。
急に大きな声を出してはいけないとか、急に思い出し笑いしそうになっても、
必死で笑いをこらえないといけない。
そうしないとぐるーぷから省かれていってしまうみたいだから。
どうせ長くはない時間の中でたくさんのつまらないルールばかりで息がつまるときがある。
大人なんて架空の生物なのに大人のふりをしないといけないらしい。
少しずつぼくはこどもになってやろうかなと思うんだ。
そっちの方が面白いし、みんなも目を覚ましてくれるきっかけになるかもしれないし。
よくもわるくも転んでみないとわからないものさ。
だからぼくは転んでみようかと思う。
こわいものなんてないよ。
毎日をおもしろおかしくしてやりたいのさ。
ぼくはこどもだから。