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神のマジシャン〜やはり魔法は便利です!〜  作者: 重曹みっくす
第4章 ルキン帝国へ行こう
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77.交換条件

前回のあらすじ


出会った仲間たちを救った。

 これじゃあ埒があきそうに無いな……。

 助けるなら中途半端じゃ嫌だからというだけなんだけど……律儀そうな人達だし余計気を使わせそうだよね。


「もちろん、助けたからにはただでとはいきませんよ? 私のお願いを1つだけ聞いてくれればそれで構いません。それでいいですよね?」


 本当は見返りなんか求めてやった訳じゃ無いが、こうでも言わないと遠慮しそうだからアリスはこうしたのだった。


「そのお願いとはどういったものでしょうか?」


 この言い方ではさすがにやりすぎたような、説明不足だったような気がするとアリスは少し後悔する。


「それはですね……。トレードギルドについての情報をできるだけ教えていただければと思います。まだこの辺りに来てから日が浅いので」


 アリスはセシリアから頼まれたトレードギルドに代わりに行くということがふと頭を過ぎり、トレードギルドについてよく知らないアリスはそのことを訊くことにする。


「そうでしたか。では、私どもが知り得ています情報をお話し致します」


 ウィルはなるほど、といった様子でそのことについて語り出そうとする。


「その前にはい、これどうぞ! それにあなたたちも」


 既にアリスたちがいるところに魔物と戦っていた2人も来ていた。


 先程キッパリ断ったデイブは突然目の前に差し出されたポーションを無意識に受け取ってしまう。

 そして近くに来ていた2人も目の前で起こっている状況を理解しきっておらず受け取ってしまった。


 3人とも自分たちが受け取ったものに気付き慌てて大丈夫です、と返そうとする。


 しかし、アリスは中途半端な終わらせ方が好きではないのでウィルさんを始め説得をし、数分後にやっと納得してもらう。


 3人ともウィルさんが今のように回復していることからこのポーションも相当値が張るものだと言っていていたのでウィルさんに使ったのは高位ポーションであり、こちらは中位ポーションであると説明する。


 ウィルさんを犠牲にしてしまったが、この3人とも歩けるだけでありとても戦える状態ではない。だからこうでもして飲ませなければならない。


 中位ポーションは体力や減った血液等までは回復してくれないが、怪我などはあっという間に回復させられる。


 回復した3人はありがとうございますと何度も頭を下げてくる。傍から見ればなんかの儀式をしてるかのように見えるレベルなので、若干困惑してしまう。


「み、みなさんもご無事でしたか……! みなさんを、こんな自分までも助けていただき……ありがとうございます!」


 ここで先程助けて求められた女性が戻って来たらしい。女性はみんな無事だと分かると涙ぐみ、お礼を言ってくる。


「このくらい大したこともないですよ」


 泣いている彼女の肩をポンポンっと元気付ける。


 続けて地上に一緒に同行することを提案する。

 もちろんこれも1度断られたがその代わりその間トレードギルドについての話をしてもらいながら、そして自分が魔物を全部狩る代わりに何がドロップしてきても自分が受け取るということにする。


 本当はこういうことするのはあんまり好きじゃないけど怪しまれてしまうから仕方ない。



 そういえば魔石の量を競っていたっけ。

 それとセシリアさんから高位ポーションは2本、中位ポーションは15本もらっている。そして決してこれらが安いものでは無いと言うこともこの人たちから耳にした。

 集合時間になって集まったときにちゃんとアリスはセシリアさんにちゃんとこのことを説明することにしようと決め、()()()()についてと訊くことにする。

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