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神のマジシャン〜やはり魔法は便利です!〜  作者: 重曹みっくす
第4章 ルキン帝国へ行こう
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64.大きな店

前回のあらすじ


レオナルドさんにすすめられた店に行って材料を買った。

 ◇


 さっきの魔道具店スラークを出て早30分。道がきちんと舗装されていたからだろう。


 今日の買い物は2軒と決めていたので予定している。だから、宿の近くの店を選びそこを目指して移動してきた。


 しかし、スラークを出たときに既にいつもの昼食の時間を過ぎていた。これに気付いたのも別に時間を気にしていたわけではなく、空腹感が常に頭に纏わりつき始めてふと時間を見たら気づいたというわけだ。根本的な部分は何も覆せないのもきっと空腹によるものなのだろう。そこで急遽予定変更!


 そんなわけでこのドワーフの国の初めての飲食店に来た。

 レオナルドさんからもらった地図に目印として記載されていたから来たわけだ。

 相変わらずこの店の外装も白で統一されており、黒で書かれた『ディヴァン』という店名がよく目立っている。目印として記載されていた店だけあり、入口には店内に入りきらない人たちが溢れていた。そんな様子を区画整備がとても行き届いていているここでは何キロも見通せるためこの通りに出てきたときから既にここになにかあるのは伺えた。

 しかし、近くに来てみればそれが飲食店だったということを知り驚いた。



 まあそんな経緯でここに並んだ訳だ。どうやら整理券という制度もあるらしい。


 それに御丁寧に予定ご案内時刻まで書かれている。これを参考にするとあと5分ほどのようだ。この店はとても回転も早く客の入れ替わりも早い。並ぶ人達も道路に出ないように店を少し後ろに引っ込めてある。それだけ自信が始める前からあったのか? いや、通りが機能しないとか苦情が入って善処した結果なのかもしれない。それにしてもここは人気を博するに足る素質がありそうだな。

 詳しくもなんとも無いが勘というものだ。



 ◇


「何名様でしょうか?」


 どうやら俺の番が来たようだ。


「1人です」


 なんか独り(1人)って寂しいもんだな。しかし、今回の夏休みは1人だからこそできることをするつもりだから仕方ないと言えば仕方ない。


 そんなことを考えながら店員さんについて行く。


 この店は一体何階まで5階建ての建物を使ってるのだろうか。その答えはちょうど5階に案内されたことからも分かるようにまさかの全てというのだった。延床面積で言ったらテニスコート4面分はあると思う。それに1階からこの5階まで店の中央に大きな吹き抜けあることで圧迫感もなくとても広々としている。


 俺はそこの二人がけの席に案内される。周りをみると俺のように二人がけのところに一人で座っている人がいて、どうやら相席等のシステムは無いようである。

 とはいっても地球にいた頃と違い荷物は魔法で収納しているので特に何かをするわけでもないが、その頃の癖みたいなものだ。


 テーブルの横にあったメニュー表を手に取り、何を注文しようか考える。


 この世界にはここにあるような精巧な印刷技術とかは無いはずなのに、今まで行った店のほとんどがメニュー表にはこのようなきれいな写真のようなものが載せられていた。そう、これが魔法の力なのだ。

 科学技術が高くなくても、魔法の技術があれば生活水準は結構高いのだ。

 だいぶ話が逸れてしまったが、要は選びやすいということである! まあ面倒なので写真ということにしておこう。


 どんなメニューがあるかといえば、スパゲティが多いようだ。久しく食べていなかったから結構楽しみだな。


 スパゲティの名前も写真と照らし合わせてもわかるのだが、すべて俺に馴染みのある名前だった。カルボナーラ、ミートスパゲティ、シーフードパスタなどなどどれも食欲をそそるものだ。

 どれにしようか葛藤した末導き出した俺の答えは、ナポリタンだ。なんでもこれは日本人が考案したらしいからな。やはり、この世界にも俺と同じような境遇いる人がいるのだろうか。少なくとも俺はいたと思っている。


 さて、注文をしようか。テーブルの端にあったボタンをポッチと俺は押した。

 実に懐かしいな。ファミレスなんかによくおいてある押すと店員さんが来てくれるあれだ。



 注文してから数分。

 お待たせしました〜っと早速料理が運ばれてくる。節約のため、今回注文したのはナポリタンと今日の紅茶というドリンクだ。


 まずはその赤みのある褐色に染まった紅茶を戴く。

 少し口に含むと、鼻腔を芳醇な香りが通っていき、濃い甘みが口の中を占めていく。思わずホッと息をついてしまう。ティーカップの横にはミルクと角砂糖が入っているであろうシュガーポットがあった。

 この紅茶にはちょうどミルクが合うと思っていたところだ。もちろんストレートも非常に美味だ。混ざる前にもう一口。いや、もう二口。っと飲みすぎてしまった。

 しかし、隣からは美味しそうな湯気を出すナポリタンがある。するとナポリタンも食べたいと俺の頭は紅茶からナポリタンのことになってしまった。紅茶が冷めてしまってはもったいないような気がするが、早く空腹を満たしたいという欲に負けナポリタンを先に食べることにする。


 そもそもナポリタンと紅茶の組み合わせは間違えた気がするが今は気にもとまらなかった。

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