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神のマジシャン〜やはり魔法は便利です!〜  作者: 重曹みっくす
第3章 校外学習で色々稼ごう
30/83

27.魔法伝授

前回のあらすじ


おいしい料理をたくさん食べれた。

 今日は、ダンジョンへは行かない。

 なにがあったか?


 実は………普通に1週間おきに休んでるだけです。

 この世界、結構優秀で週休二日制が導入されてるんです。この()()が大きいんですよね。休み大好き。


 学院でも週休二日が取り入れられているのでこっちに来てもこれがあるって大体検討がついていたからそこまで、昨日の食事のときに言われても驚きはなかった。


 休みだからどっか行って楽しむ?

 残念ながら、今の俺達はダンジョンで疲れていて、外に出たくない状態になっている。


「何をボーとしているんだ? セシリア」


「おお、すまない俺の番だったんだ」


 今、俺達はジェンガをやっている。

 こっちの世界には無かったようだったのでこの前教えてやったら、気に入ったようで今日何をするか多数決で決めようとしていると圧倒的に投票が集まったのはジェンガだった。


 こっちでもこれ売れば稼げんじゃね?

 と思ったが商売をしに、異世界は俺の趣味的に嫌なので何かの縁があればすることにしよう。



 慎重に俺は引かずに、一番下が両サイド取られていたので真ん中を取るというテーブルクロス引きの要領で勢いよく手で弾くべく腕を後ろに引く。


 途中で「ちょ、なにやってるの?!」「早くしてくださいよ」とか聞こえてきたが俺は無視して、脳の中でイメージをして、ピンポイントで人差し指辺りで弾いた。


 カッ、ガシ


 果して、どうなっただろうか。


 ………。


 よしっ! 成功だ!!

 内心とても喜ぶ俺。会社の一発芸とかいう無茶ぶりで頑張って取得したこの技。

 その名も〔ジェンガ一段落とし〕!


 見た目は地味だと認める。しかし、これを取得するのにどれだけ大変んだったか……。

 宴会で披露したときも、え? 今なにかあったの?みたいな感じでスベった。更にジェンガの木が料理にダイブしてしまい、被害者が数名ほど出てしまったため上司によって封印されてしまった。


 俺はただ、面白可笑しくして笑いをとるよりも、少し凄いと思える隠し芸的な感じの線でいったらこうのようには、ならないと思っていた。悲しい。


 しかし、これを今披露しなくていつする?

 食事も無いから今しかないからやってみた。そしたら、成功した。


 どういう反応してくれてるかな?


「今のは、まさか一番下のを弾いたんですか?凄いですね!」


「今のスキルかなんか? 結構凄くないか?ボクもやってみたいぞ!」


 これは、好感触だ。


「そうだな。折角だから、このやり方を伝授してやろう。無論、スキルや魔法は使わない純粋な技術のみで行う。やり方は、水平の角度から―――」


 意外にこういうの楽しいなー。


 そして、それはしばらく続いたのであった。




「手が筋肉痛で痛いよー」


「あれ、剣の練習よりも疲れませんか?しかも、指テーブルに強打して少し痛かったです」


「あれを取得するのがどれだけ大変だったと思ってるんだ?それは当然の苦労だ」


 一昨日、昨日とで、ジェンガの俺の技を教えていた。

 正直なところ、俺自身最後の方は手が痛いのでもう硬化魔法や痛覚軽減魔法など結構魔法も使っていて疲れた。


「君たち、なにがあってそんな風になってしまったのでしょうか?逆に疲れが溜まっているように見えるますが、大丈夫でしょうか?」


「「まあ、大丈夫です……」」


 全然大丈夫じゃない気がするけど。


 朝から晩までジェンガやってた俺たち。最初の方は興味本位でやっていたのが段々とみんな、昨日辺りになってくると、俺の方が熱が入りみんながそれに付き合う感じになっていた記憶がある。特に後半の方は奇妙な雰囲気となり、この感じだとジェンガは暫く再び封印のような感じがする。



「魔物が前から来てますよ」


「あー、私の番か……」


 今日のダンジョンはなんか暗い雰囲気で、足取りも遅いし俺、やらかしちゃたな。これ。


 みんなに精神回復魔法で気分でも楽にしてやろう。勿論、肉体的疲労もとる。


 みんなの身体の周りに青白い光が発生する。そして、十秒ほどでそれは消える。


「なんか、身体が楽になったような感じが……」


「何故か、今までよりもやる気が出てきました………!」


 よし、効いているようだ。

 俺自身は滅茶疲れるけどね。


「セシリアさんが今の魔法をやったんですか?」


「そうだよ。昨日、一昨日でやり過ぎた気がしてね。せめてものボクからのお詫びみたいなものだ」


「「ありがとう!」」


「このぐらい大したことないさ」


 一体、俺は一昨日からなにをやってんだ?

 自分で始めたことによって、休みの日に更に疲れダンジョンでも疲れて。

 こんなことを解決してくれるものがあれば……。今度、いいスキル探してみるか。


 しっかりしてくれ、俺。




「突然なんだけど。ごめん、セシリア。勝手に魔法を……ボクは真似ていたんだ。すまなかった。………でも……当たり前だけど、セシリアみたいな効率や威力が出ない」


 エンセリアが、俺が魔物を魔法で倒し終わると声を掛けてきた。

 やっとその事について話してくれるか。勿論、いつかは教えるつもりだけれども、話は最後まで訊こう。


「本当に申し訳なかった」


 はい、これで教えることができるようになりました。

 まあ、教えると言っても簡単な説明(分かりにくい説明)と感覚を共有して感覚を掴んで貰うだけなんだがな。



「真似ているだけでも成長しないだろうから、俺が魔法を教えてやろう」


「やっぱりそう―――? 今なんて言った?」


 今絶対違う風に聞こえかけたよね?勝手に思い込みで俺の話をねじ曲げるな。


「ボクは今、魔法を教えることはいいと言った。前から別に薄々真似てるの気づいていたがな」


「本当にいいのか?! ありがとう!! ……勝手に真似るようなことをしたのは悪かった。それなのにいいのか?」


「別にボクが開発した魔法というものではないからな。それはさておき教えるとはいえ、感覚を共有しながら魔法をボクがぶっ放すというものなんだがな」


「本当に、本当にありがとうな。セシリア。この恩は一生忘れないぞ。なにがあっても、どこへでもセシリアについていってやる!」


 師弟関係っぽくなっていたが、結果よかったんじゃないかと思う。

 教えるとはいえ物理学やらなんやらを知ってる俺ほどにはならないとは思うけどな。


「嗚呼、それは嬉しいな。ボクの魔法を頑張って覚えてくれよ」


「ちょっと、ちょっと! なんか二人で勝手に盛り上がってるところ悪いんだけどさ、セシリアちゃん、いつの間にか私にも魔法教えるの忘れてない?」


「おお、そうだった、そうだった。すっかり忘れていたなー」


 うん、これは冗談抜きにほんとに忘れていた。


「気を付けてよね? セシリアちゃんっていつも肝心なところで抜けてるんだから」


「え?カリスさんは、セシリアさんから魔法を教わっていたんですか? 初耳でした。……そのー、私も図々しいですが一緒に教えてもらえませんか?」


「勿論だ」


 この流れは全員教える感じか?


「いいよ。よし、これからはボクがみんなの魔法を教えていくからな。……とはいっても、スキルで感覚共有するくらいだけどね。まあ、兎に角頑張って覚えてくれ」


 これから、俺が魔法を使うときはみんなと感覚を共有しながら使うこととなった。後、スキルで感覚を共有するだけとか言ってたけどマップもそうだがスキルベースがそんなにあるわけもなく、地上にいた頃カリスに魔法を教えていた頃と同じように、俺の魔法で感覚を共有しながら魔法を使うことになった。




 今、俺達は2階層のボスと対峙している。


 フロアボスは、白い虎の魔物だった。

 大きさは、海洋生物なんじゃないかと思うほど大きい20メートル程もある。

 まだ二階層なのにこんなに強そうなの居ていいの? と問いたくなるが気にしてもしょうがないだろう。


 白い毛は、金属のような硬度を誇っているらしく一階層のボスほどでは無かったが攻撃が通りにくい。更に、この見た目だけあって1つ1つの攻撃が致命傷となる。ちゃんと防御しきれなければ、最悪命に関わってくるだろう。動きもそこそこ、早いので攻撃を当てるのも結構大変だ。


 実は今このボスを倒すのを俺がやることになっている。何故かというとボスに使える魔法や戦いかたの感覚を体感してみたいからだそうだ。


「そろそろ、様子見も終わりにして殺るから見てろよ」


 さっきまでの魔法とは違い今度は魔方陣を1つだけ展開する業火の海(インセネレーション)で虎の魔物周囲一帯ごとの大きな赤い炎が巻き上がる。


 炎が消えると魔石が残っていた。もしかして、ボスは必ずドロップするのかな?


「魔物は殺ったから、次の階層でも行くか」


「お見事です。魔方陣を展開する魔法をあのスピードで使えるとなると、ソロでもダンジョンに潜れますよ」


 ゲームのなかでは実際にソロでダンジョンに入ってんだけどな。あれは思い出すとどこか悲しくなる。


「それは、ありがとうございます。これからも精進できるように頑張っていきますがね」


「これは、将来に期待ができそうで楽しみですね。これからも頑張って強くなってください」


「セシリアさんは………パーティー辞めてしまうのですか?」


「そんな、訳ないだろ? 皆もソロでも戦えるくらい強くなってもらうつもりだからな」


 この俺に友達ができたいうのに、それを自ら絶ちきるわけはないに決まってる。なにが、あってもこの縁は続いて欲しい。


「ボスをあんな風に、意図も簡単に倒せるようにならないといけないのか? ボクにできるか心配になってきたぞ……」


「私もあそこまでには到達できる気が………」


「大丈夫だ。コツさえ掴めばできるようになるからな」


 やっぱりこのままの教え方じゃ難しいかな?

 では、どうすれば………科学覚えてもらうしかないかといいたいところだが俺に教えるとかできるかな。心配。


 時間があるときでも簡単に教えていってやるか。休みの日にやればいいかな?でも、俺が教えてジェンガのときみたいにならないといいけど。


 ………その必要は無かったな。だってスキルで【知識共有】ってのがあるし、それを取得して科学の知識を纏めて共有してしまうか。

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