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神のマジシャン〜やはり魔法は便利です!〜  作者: 重曹みっくす
第3章 校外学習で色々稼ごう
28/83

25.ボス攻略

前回のあらすじ


すごい人と共にダンジョンにこれからともに行くことになった。

「この先にしたの階層へ続く階段がある。その前に強い魔物の反応もあるから気を付けてくれ」


「確かに今までの魔物よりも強い力を感じるぞ」


 今、俺達はダンジョンに入ってから5日間で一階層の終わり辺りまで来ている。

 それこそ、この魔物を倒せばこの階層は終わりだ。


「これは、各階層の階段にいるフロアボスですね。階層の守護者として君臨する、文字通りその階層では一番強いので気を付けてください」


「「はい!」」


 俺達は気を引き締める。



「あいつだな。まだ、こちらに攻撃してくるような素振りは見せていない。ボクが今のうちに攻撃しよう」


 目の前にいたのは、直径5メートルはあるとてつもなく大きなスライムのようなやつだった。スライムがフロアボスとは、驚いたが、この圧倒的な大きさをみれば分からないこともない。

 防御魔法を張らなければ、乗ってこられただけでも圧死してしまいそうだ。


 俺は、風の魔法で普通の魔物(今までの魔物)での、即死レベルの魔法を放つ。


 攻撃は、当たったみたいだ。


 余談となるが、ダンジョンの壁や床は魔素の濃度が濃いため結晶化した魔素はアメジストのように綺麗なものが所々についている。それが、攻撃魔法などを使うと砕ける。

 その様子が幻想的で個人的に好きだ。

 これを、()()()()というらしい。まだ、一階層のは純度が低くダンジョンの外に持ち出すと四散して無くなってしまうようだが、下層の方の()()()()は純度が高いため売れるそうだ。


 そんなことよりスライムは……あれ?

 俺の魔法を吸収したような…………。


 怒ったようにこっちに向かってくるんですが。


「ジェネレーティさん。スライムに魔法攻撃や剣はほとんど効果がありません。それほど、魔法をご存じなら、対スライム魔法も使えるのでは?」


「ボク、その魔法知りません!」


「そうですか。なら、皆さんで兎に角攻撃をすることですね。そしたら、何か方法も見つかるかもしれませんね」


 ええ?! なにそれ?


「みんな兎に角あのスライムに攻撃をしまくるぞー!!」



 ドン、ドォン!


 ババババ、バァン!!


 ザシュ



「そろそろ、攻撃効いてきたかな?」


「どうでしょうね?」


 俺達は、もうさっきから剣で斬りかかったり、炎の魔法で燃やしたりしてみるが、すぐに再生してしまう。

 俺も、爆裂魔法でスライムを四散させるが、水が流れるようにしてどんどん集まってしまう。

 試験で使ったあれは、魔力消費量が激しすぎて同じく魔力消費が激しい転移魔法が使えなくなるので、できれば使いたくない。後処理も大変だし。


 攻撃力は無いから、それだけが助かっている。


 というかこのままだといつ倒せるのか検討もつかない。もしかして、エリックさんは俺たちを試しているのかもしれない。


「こいつ、いつになったら倒せるんだ?」


「倒せるのーこれ?」


「そのスライムは工夫しないと倒せませんよ。頑張ってくださいね」


 工夫?

 ……そうか、回復を絶ちきればいいのか?


 あいつの魔力を暴走させて内側から破裂させれば、魔法も使えなくなるし、俺も魔力はほとんど使わない。これで殺ろう。


「ちょっとスライムに攻撃するのを一旦やめてくれ」


 みんな、不思議そうな顔をしていたが、そんなことはおいておき俺はスライムの動きを止める。


 そして、スライムへと近づき、手をスライスに当てながら魔力回路に侵入して、書き換える。


 すると、スライムはそのまま黒い霧となり消える。

 残ったのは、いつもよりも3倍ほどの大きさの魔石が残った。


「やっと、スライムを倒せんですね」


「なんか、最後はあっさり倒されちゃてたね」


 結構、意識を集中させて頑張らないと使えない魔法なんだけど……。

 見た目的には今までの攻撃とかの方が派手だったししょうがないか。


「今のは対スライムの魔法ではありませんよね?それを使わずに倒してしまうとは一体どんな魔法を使ったのですか?」


「今の魔法は、目標に触れることで相手の魔力回路を弄ってやって暴走させる魔法ですね。あのスライムは魔力回路を保護してなかったので結構割り込みやすかったですよ!」


 魔物だし、逆に魔力回路が保護されていたら怖いけどね。


「そんな、高度な魔法を一瞬で!その()()()()は世界規模でみても既に上位層ではないかと思います」


 俺でもこの魔法を習得するのにどれだけ時間が掛かったことか……。

 そんな、魔法をゲーム越しではなくて目の前で試せて少し嬉しい。


「それは、嬉しいことだな」


「早く下の階層に行こうよ」


 カリスが急かして来るので、次の階層に繋がる階段へと急いだ。


「一階層と見た目はあまり変わっていないですね」


 ゲームのだと、階層ごとに環境が変わるというものがあったが、現実にそこまでのものは無いか。階層ごとに環境変わるとか面倒だから、無くて全然いいんだけどね。


「前から魔物が群れで来ています。強さは一階層の魔物と大差はありませんが数が50匹ぐらい居るようです」


 数が多くなる感じなのかな?

 増加率がエグいけどね。



 ザァ、ザァ、ザァ


 地面を蹴ってなにかがこっちにもうスピードで接近してきている。


 すると、目の前の角からこちらに向かい突進しようとして来る2メートル超え体躯の大きな見た目はイノシシに酷似した、魔物が来る。


 それを、俺達が一瞬にして蹴散らしていく。


 そんな、圧倒的な勝利を収め戦利品(ドロップしたもの)を回収していく。

 明らかに一階層の魔物よりも大きい魔石が採れる。あと、ちょいちょい毛皮も落ちているのでそれも回収する。


「少しいいですか?」


 ティアナが、なんか言い出そうとしていたので作業の手を一旦止める。


「毎回、魔物が来る度全員で総攻撃して倒しますよね?でもそれって、魔法の組み合わせによっては威力を相殺していたり、オーバーキルだったりして魔力にロスが多いと思うので、順番で倒すことにしませんか?」


「私も確かに無駄が多いと思ってたから賛成だね」


「1人でも魔物なんか蹴散らして殺るぞ!」


「ボクもその意見に賛成だ」


「私も右に同じく賛成です」


 ティアナいいところに気がつくな。特に今は問題なくても下層になると魔力の有無で生死に関わってくるから、大切にするのはいいことだ。

 俺の中でティアナの評価が幾つか上がった。



 魔物を倒す順番はじゃんけんで決めた。


 エンセリア→カリス→俺→ティアナ


 という順番で、危険な状態に陥っていたら全員で全力援護。また、ボスのようにあからさまに強い敵は対象外とする。更に不意討ち等の攻撃を受けた場合の迎撃も対象外とした。

 今は、ベゼーヌ先生がいるから大丈夫だけどね。



「今度は一匹だけです。しかし、さっきの魔物達の魔力を統合させたくらいの強さですが、エンセリアちゃんは大丈夫かな?」


「大丈夫、大丈夫!」


 エンセリア気を付けてくれよ?

 俺も昔そうやって、高を括って女子達のパーティーにいいところ見せてやろうと思い、魔物にしか目がいかず無様にダンジョン内にあった罠に引っ掛かり、逆に助けられたんだぞ?あー恥ずかしい。

 あのとき、はじめてもう死にたいと思ったんじゃないかな。


 このダンジョン内には罠もないし俺達がいるから万が一ということでも大丈夫だとは思うし、エンセリアも昔に比べたらレベルも大分上がり、密かに最近俺の魔法をパクっているように思える。

 言ってくれれば普通に教えるのに……。でも、自分から「魔法教えてあげるよ」とか言っても同じ、同級生でもあるし向こうからいってくる以外はできれば控えるところだ。



「Garrr……」


 虎の魔物がこっちに向かいて、警戒しながらも獲物を狙うような目でこちらを睨んでゆっくりと歩いてくる。


「そんなゆっくりしてると攻撃するぞー円形の炎(ファイアーサークル)!」


 虎の魔物の下から炎の柱が円形状に広がって魔物を襲う。

 赤い炎からはうっすらと虎の魔物のシルエットが見えるが倒れるような様子は無さそうだ。


 十秒程度経つと炎も消え、ほぼ無傷の虎の魔物が出てくる。

 まだ、俺達を自分が本気を出す程の敵では無いと判断したのか先程と同じようにこっちに向かって歩いてくる。


 本能で相手の力量が確かこういう魔物って分かるんじゃなかったっけ?まあ、そんなことはいいや。


「今のボクの攻撃が効かないか。なら、これはどうだ?岩の槍(スピアーロック)そして、硬度上昇(ハードモア)!」


 エンセリアの頭上の先の尖った大きな1つ1つが1トンくらいありそうな巨石に更に、硬度を増して砕けにくくするらしい。


 その岩が一斉に虎の魔物を囲むように配置され、同時に放たれる。


 凄い轟音と共に土煙が上がり魔物がどうなったかは分からない。

 勿論、感知魔法で確かめれば生きてるか死んでるかぐらいはわかるけど敢えてやらないだけ。


 土煙も晴れてくる。

 そこには……なにも残って無かった。


 死んでしまったらしい。ドロップはなにもしなかった。


 そんな、感じでダンジョンを進めて行く方針になった。



 ◇


 今日もダンジョンを進めて、ダンジョン近くにある魔物からドロップしたものを換金できるところに来ている。


「この大きさの魔石はフロアボスかな?」


「「はい」」


「だとしたら、もう一人前の冒険者並みだね。学院の中でも最速で攻略してるよ」


 ほんとか?それは嬉しいな。

 どんどん記録塗り替えていくぞー。


「鑑定が終わったから計算するから少し待っていておくれ」


 電卓のようなものをポチポチと押して計算している。こちらにも電卓というものは存在するようだ。


「今日は9,500ゴールド、もうすぐ1日で10,000ゴールド超えも夢じゃないね。楽しみにしているからね」


 こんなに稼げる学業って他にあるのかな?というぐらい稼げていて、正直なところ何に使えばいいか分からない状況になっている。

 今のペースでさえ年収2000万余裕で超えてる。

 別に今は、身分証でギルドにお金を預けているから、盗まれるようなことはないけどね。


 ◇


 そして、いつものように食事の時間を待ってみんなで店に行って食事をする。

 ちゃんとバランスよく食べてますよ。


 それが終わると宿へ戻る。


 そういえば今更だが、転移魔法で毎日学院の近くの宿に行けばよかったんじゃ……。

 無いとは思うけど魔物を頑張って倒し過ぎて魔力を使い果たしたときは泊まるところが無くてそのときは困るだろうけど。

 まあ、雰囲気をそれじゃあ楽しめないし、別に全然いいんだけどね。


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