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ゆるやかな自殺  作者: 朝野欠月@文フリ東京11/22(日)
「そうだ、京都に行こう」
9/9

閑話休題1

息抜き程度の独白数行です。すみません

私の中で、あらゆる自分が登ってくるようだ。


「私」の屍の山を縋って、爪を立てて登ってくる。ここにいる「人」はみんな死んだ。私はたまたま生き残った。そして、今も生き延びるために四足で傾斜を這い上っている。

「頂点」に立てば「私」

途中で死ねば「誰か」

いいや、それ以下。誰でもなく誰にも知られない「無」として、この屍にも積まれない。


幼児、学童、高校生。「死体」は様々。今踏みつけた「乳児」はきっと「なかなかのもの」なのだろう。ごめんね。死んでいってね。どうしようもないね。

ああ、そうだ。私もこの死体の山を作る一役を買っているのだ。

死ね死ね死ね。

その願いで、今日も私はこの山を登る。

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