表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
鈴村しすいは夢の中  作者: しその人
5/6

〜初めての魔法使い後編〜

時間が遅くなる感覚。それをしすいは体感していた。

[やっぱりこれだったか]

しすいがゆっくり迫り来る火球を横目で見ながら言う。そして足に絡みついていた木を引きちぎる。

[さてと、この力については後で研究して見るとして。]

にやりと笑いしすいは学生を下卑た目で見下す。

[それなりにやり返させてもらうか]

しすいは拳を振るった


何が起こったのか全くわからなかった。いきなり

しすいが早く動き出し。するりと火球をかわしてこっちに歩いてくる。しかもとんでもないスピードで。まるであいつ以外が遅くなってるように感じる。そしてその狂気じみた笑みを浮かべる悪魔はこっちを見ながら言った。

[それなりにやり返させてもらうか]


バキッボコッべキィ

痛々しい音が部屋に響く。

[痛かったぜ?お前のユニーク。まぁこうなっちゃ俺の独壇場だがな?]

狂気じみた笑みを浮かべ、その茶色っぽい左目に灰色の髪がかかりかけている青年。しすいはひたすら殴って学生を痛めつけていた。

[ゴホッ....がァ]

弱々しい声が学生からもれる。それを聞く度にしすいはさらに口角を釣り上げる。

[今日はこんくらいにしといてやるよ。次は何しようかな?まぁ次がないように気をつけてね]

そういい、しすいは部屋を出て野次馬を押しのけ、プランと共にメインホールへ戻った。


そして時間は流れ...

[今日も疲れたなぁ...さて寝るか。]

しすいはこの世界で寝るのは今日が初めてだ。

しすいの[夢の世界]が終わる条件は一つ。

[なにかこの世界でやらなくてはいけないことをやる事]だ。つまりそれをやらなきゃ出られない。前は何人殺戮するまで。という条件だが、この世界ではそんなハードなものではなさそうだ。

[まためんどくさい奴に絡まれるとやだし。早く寝て魔法の種類でも増やすか...]

そういうと、しすいは目を閉じた。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ