始まり〜出会い
夢が彼を誘う
風呂に入り、着替え、寝る準備を万端にしてから、ベッドに入るしすい。彼は[夢]を見るために、ベッドに入るのであった.....
目を開けるとそこは真っ暗な空間。好きな夢を見る時に出てくる場所だ。ここで、どんな夢を見たいか、それを考えると周りの背景が黒から思い描いた通りに変わり、ドアが現れる。
[よし、ここまではいつも通り。さて、入ろう。]
そういい、しすいはドアを開け自分の望み通りであろう世界に入った。
近くに看板があったことに気づかず.....
そこには....
[っと、ついた...っておわぁ!?]
目の前を大きな犬みたいなものが通る。
[ここは...異世界的な?とこか....望み通り。うん。服装もここ風に変わってるし。]
そう呟き、しすいは歩きだす。どうやら、ここは学校の近くのようだ。
校門をくぐり、職員室てきな場所に行く。
すると、様々な種族の先生?がいた。
[おお、やっと来たかい。鈴村しすい君。]
獣と人間が合体したみたいな先生?に話しかけられる。
[あ...はい。]
[転校生の紹介をクラスでやるからね。君にはB組に入ってもらうよ。ちなみに私の名前はアルス。
アルス先生とでも呼んでくれ。]
転校生という設定らしい。
と、先生の名前の事はガン無視で考えるしすい。
すると、チャイムが鳴った。
[さぁ、しすい君。行くよ]
そういい、教室に向う。途中で色々な生徒や、先生に出会う。やはり、様々な種類がいる。しすいと同じ、人間みたいな者もいたが数は少なかった。
[はいはーい。静かにしてください。今日は転校生を紹介します。]
そういって、アルス先生が、黒板にしすいの名前を書く。
[しすい君、自己紹介を]
[急に言われても困りますよ....]
しすいは急な自己紹介をしろという注文に焦る。
[とりあえず、鈴村しすいです。魔法的な事は全然使えないし、知らないので。そこんとこよろs......]
ガシャン
と、窓が割れる。
割れた窓の近くを見ると、龍が、首を出し、こちらを見ていた。
[皆さん!落ち着いて!冷静に!]
そう言ってアルス先生がみんなを落ち着ける。
何がなんだかわからないしすいを近くの生徒が掴み引き寄せる。
[おい!転校生!何やってるんだよ!!!龍が来たら、なるべく大きな動きをせずに離れるって教えを知らねえのかよ!]
と、猫耳が生えた男子生徒に言われる。背丈は同じくらいだ。
[そうだったのか、じゃなくて、そうだよな!忘れてたわ!]
そう言って苦し紛れに誤魔化す。
[忘れてたっておま....まぁいい!とりあえず避難するぞ!付いてこい!]
と、走り出す猫耳男子。付いていくとそこにはシェルター的なものがあった。
[よし、はいれ!]
ドアを開けようとする猫耳男子が、いきなりその手を止めた。
[どうしたんだよ!入らなきゃいけないんだろ?開けろよ!]
なぜ動きを止めたのかわからないしすいは言う。
[おい...転校生。後ろ...]
すると、龍が1匹。羽が生えている。
[な!?ど、どうすんの!?全く!とんだ夢だぜ!]
あたふたしながらしすいが叫ぶ
[目ぇつぶってろ転校生!]
そういい、猫耳男子がしすいの前に出て、呪文のようなものを叫んだ
[って、おい!お前..]
しすいが引き止めようとすると突然目の前が光った。
[今のうちに逃げるぞ!]
そう言って猫耳男子はシェルターの中に消えた。
[あいつ....バ〇ス使えんのかよ...でもあれって2人じゃないとできなくね?]
などと呟きながらしすいもシェルターの中に消えた。
こうして、しすいの異世界生活が始まった。