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青年は自由な夢を見る
ー青年は夢が見れるー
[ふぁぁあ]
夕暮れにあくびが聞こえる。
[今日も疲れたなぁ...学校ってなんでこんなにだりぃんだろうなー]
青年は呟く。彼の名前は鈴村しすい。ただの高校生です。体も弱く、運動音痴。頭も普通くらいなのですが、一つだけ得意なことがあります。それは眠っている時に好きな夢を見れるというものです。
彼が見たいと望んだ夢が見られるのです。
[今日はどんな夢を見ようかなぁ...]そういって帰宅した、しすいはまず、冷蔵庫を漁りだしました。しすいの家は共働きでいつも夜遅くに帰ってきます。
[今日の晩飯は....麻婆豆腐でいいか]
そういい、フライパンに油を流し、野菜や豆腐を刻み....と料理を作り始めます。
作り終えて、出来立てホカホカの麻婆豆腐を食べながら彼は考えました。
[このままこんな生活を続けるのは嫌だ。そうだ、今日は夢で冒険をしよう。それも飛びっきりスリルがある]
これがまさかあんな事になるとはそのころのしそはまだ、知りませんでした....
波乱の始まり