表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/7

7.現実とクロスオーバー














 画面に映る文字を満足げに眺める男。

 彼は伸びをすると、体をほぐすような動きをする。

「いやー、やっぱ難しいね。この話を書くのは」

 なんたって自分の全く関係ない話のコラボだし、と一人で小さく笑う。

「にしても一応つながりは持てたからね、続きかけって言われたら嫌だなー」

 この二人絶対長く続かない。とよくわからない確信を持つ男。

「キヨは怒ったら面倒な性格だし、アケチはな」

 まず王子って時点で。と苦い顔をする。

「実際キヨは本編だとこんなアケチに恋しちゃっているしなー。性格が本編と違うって言われたらどうするか」

 それに対する反論を考えるために悩み始める男。

 はたから見るとそれはとても悩んでいるようには見えない。なぜなら彼は笑っているからだ。

 困った顔さえまるで道化のようにも見える。

「これは彼女があの本に出会う前だからです。っていえば何とかなるかなー」

 なんてそれなりの解決策で満足する男だった。

「他にはアケチがなんでキヨを知ったのか、それはこっちも本でしょ」

 当たり前な事を、とばかりにいう男。一人で問答をしている姿は危ない男のようにも見える。

「他には、もういっか」

 最初に対策するなんて自分らしくないし。来たときにどうにかすればいいでしょ。幸いなことに彼女も彼も自分の中にいるわけだし。と考えることを放棄した男。

 男は「それじゃあ、おしまい!」と、声をあげるとパソコンの電源を落とす。

 少しだけ眠そうに目をこすると寝室へと向かっていった。






 クロスオーバー:複数の独立したキャラクター同士で一時的に共通のストーリーを歩ませること。



最後、すこしずるかったでしょうか。

誤字脱字等ありましたら報告を頂きたいです。

最後までご覧いただきありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ