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国旗損壊罪〜内心の自由

作者: ふりがな
掲載日:2026/07/09


今回は、国旗損壊罪で、ネットでは一切話題にならないと感じる内心の自由について、説明します。

読んでいただけたら嬉しく思います。


内心の自由については、内心の不自由を説明すれば、わかりやすいです。


聖書には、汝、姦淫するなかれとあります。

そして目の前の女性を、頭の中で姦淫してしまった罪を告白し、懺悔するストーリーも聖書にはあります。


考えたから、罪。


神を疑ったら、罪というストーリーもありまして、こちらも考えたから、罪という話になります。


これが内心の不自由です。

人々の考える量刑が内心に及ぶ状態ですね。

西欧社会は、内心の不自由が、聖書と共に常に隣にあったのです。

実行したら罰則を伴う事、それは犯罪ですが、犯罪に類する事を考えること自体が罪であるのだ。


一方で日本人は、文化的に現金な所があり、罪というよりは、直接的な罰で考えます。

罰がなければ、罪に問われている訳ではない。

頭の中で、何を考えても自由だ。

頭の中でなら、暴力だって、姦淫だって、何だって良い。

実行しなければ、誰に迷惑をかけている訳ではないのだから。

宗教観もあり、日本人は、文化的に内心の自由に近い民族です。


ですから、悲しいですが逆説的に現代の日本人には、内心の自由という物に、疎い人も居るのかもしれません。


近代国家においては、国家がより強力になり、法治が整うにつれ、思想弾圧が徐々に争点になっていきました。

国家は、国民の何処にまで踏み込んで良いのか。


ひょっとして、こいつはこんな事を考えているかもしれない。

証拠は無いが、逮捕してやる。

果ては、その量刑は、拷問から死刑まで揃っている。


思想弾圧に証拠は必要ないのですから、冤罪で何万、何十万人もの人が死んで来ました。恐ろしいですね。


法治国家において、証拠のないものに量刑を課す事は、既に国家の暴走であり、国家の異常事態です。

独裁国家、ファシズムは思想警察、即ち思想弾圧の領域に踏み込み、全人類が憎むべき、その劣悪な問題点を自ら炙り出してきました。


大衆弾圧の容易な銃器の発展により、思想弾圧の難易度は、より簡易な方向へと臨界点へと達し、政治的に敵対している層は、冤罪だろうが全て殺してやるという、実力行使が可能となったのです。

そして、幾多の国がそれを部分的に、少数の国は全面的に実行してしまいました。


現代の民主主義国家において、主権者である国民の内心に、憲法が自由を保障するのは、法治国家としては、正に必然的な流れであったのです。


それが『内心の自由』です。


民主主義国家の政府は、主権者である国民の内心の自由を守らなければなりません。


国旗損壊罪では、国旗を尊重すべきだという論調が目立ちますが、内心の自由が保障されている以上、国旗をどう思おうが、それは、その人の心の自由です。


喜び、怒り、悲しみ、楽しむ。

我々の心の自由、思想の自由は、結果として、法治となり、民主主義となり、憲法となり、国家の暴走を防いでいるのです。

それは、我々日本市民にとって、日本に生まれた事を当たり前に享受出来るような、素晴らしい、喜ばしい事のハズです。


ですから国旗損壊罪は、国旗を愛するという議論は絶対的に前提とはなりません。

国旗損壊罪は、あくまでマナーと実害の話にしかならないハズです。

少なくとも、民主主義国家の立法府の立場としては。


結果として、国旗損壊罪では、実際に実害があるかどうか、既存の法体系で対応出来ないかの、立法事実が問われているのです。


メディアを含む公的な議論が内心の自由に及ぶ時、それは、ホラー映画のように恐ろしい事ですが、決して教育が足らない訳ではなく、時の権力者が国民を支配したいというファシズムの目覚めです。


SNSでの議論が、内心の自由に及ぶ時、それは、民度の低い行為をSNSで見る事と同じように嘆かわしい事ですが、現代教育の敗北とも言えます。


しかし、内心の自由を説明するのに、人類の歩みの一歩一歩を説明する時、内心の自由は、決して万人にわかり難い話ではないと、私は思うのです。


内心の自由の理解が、まるで小学生のさんすうのように簡単である事は、非常に喜ばしい事です。



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― 新着の感想 ―
形而上に片足突っ込んでいると信じられている布キレや紙キレを 集会で燃やす人達の主張が聞けないという ブザマ を世界中にさらしているだよなあ
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