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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

リピアの迷路 ――この中に、私を殺した私がいる――

最終エピソード掲載日:2025/10/30
 目を覚ますと、そこは出口のない地下アーケードだった。

 集められたのは十二人。
 全員の腕には黒い認証バンド。
 天井の声は、ここを「リピア」と呼んだ。

 救助は一点。
 拘束は五点。
 傷害は十点。
 殺害は三十点。

 ポイントは水、食料、医療、そして情報と交換できる。
 最初の夜、少年が殺された。
 しかし翌朝、彼は首の傷跡だけを残して戻ってきた。自分が殺された記憶だけを失って。

 ここは、死んでも終わらない。
 死ぬたびに、記憶だけが削られていく。

 主人公・水瀬理央は、やがて気づく。
 自分はただの被験者ではない。
 かつてこの迷路を作った側にいたのではないか、と。

 出口を開く条件は一つ。

 かつてリピア計画で壊された少女、相良ひまりを殺した人物を特定すること。

 だが、この迷路にいる者たちの中に、無罪の人間など一人もいなかった。
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