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第25話 二つ目のスキル 

 俺は、レベルが二十になり、【探知】のスキルを手に入れたことを師匠に報告した。


「これって良いスキルなんですか?」

俺は不安とわくわく二つの感情を抱きながら尋ねる。


「なかなか良いぞ。」


(前に【先読】をてに入れた時も師匠はなかなか良いぞって言ってたよな。いまいちよくわからないんだよな……)


 このスキルが当たりなのかよくあるものなのかはっきりしない反応に俺は戸惑ってしまう。


「あの、なかなかってどれくらいなんですか?」

俺は気になってしまいさらに尋ねてみた。


「お前、もしかして基本スキル三十七種を知らないのか?」

「なんですかそれ?」

「なにって、通常発現しうる三十七種類のスキルだよ。冒険者を目指すなら必須の知識だぞ!」

「すみません」

「全くお前は、とんでもなく無知だな! ちょっと待ってろ!」

 

 そう口にすると師匠は囲炉裏の側から立ち上がり、どこかへ行ったかと思うと、一冊の本を手にして戻ってきた。手渡された分厚い本の表紙には「冒険者心得」と書かれている。


「いったん、その本の三十四ページを開きな。そこに三十七種のスキルについて書かれているから」


 俺は、師匠のいう通りページをめくった。するとそこにはスキルの一覧が乗っていた。


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

       通常スキル37種

 名称 ランク 効果


1【先読】B 動きを先読みすることができる 

2【竣敏】B スピードが強化される

3【鉄壁】B 防御力が強化される

4【猛攻】B 攻撃力が強化される

5【障壁】A 結界を作ることができる

6【飛躍】B 跳躍力があがる

7【遅延】A 敵の速度を遅らせることができる

8【転移】S 瞬間移動することができる

9【再生】B 肉体を再生することができる

10【探知】A 広い範囲の情報を探知できる

11【隠密】C 気配を消すことができる

12【幸運】A 運が良くなる。入手アイテム等

13【思念】A 触れた物の記憶が読み取れる

14【念信】B 離れていても会話ができる

15【探核】B 弱点を見つけることができる

16【治癒】A 生き物の傷を直すことができる

17【飛翔】A 空を飛ぶことができる

18【感応】A 人間以外の生き物と会話ができる

19【調理】C 料理のコツがわかる

20【鍛冶】C 鍛治のコツがわかる

21【睡眠】C いつでも寝れる 質もあがる

22【加護】A 物がもつ効果を高められる

23【幻惑】B 幻を作り出すことができる

24【分身】B 分身することができる

25【調合】C 調合のコツがわかる

26【賢人】C 古代語や外国語が理解できる

27【鑑定】B 物の情報を読み取れる

28【停止】S 時間を止めることができる

29【創造】B 特殊な道具をつくることができる

30【建築】C 建造物を作る技術が上がる

31【空間】S 異空間を作り出すことができる

32【操作】A 物体をコントロールできる

33【威圧】C相手を威圧することができる

34【解体】C食料の解体が得意になる

35【通過】B物体をすり抜けることができる

36【強奪】B倒さなくてもドロップアイテム

     を取れる

37【調髪】C髪を切るコツがわかる


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−




「すごい! こんなにあるんですね! 」

 俺はあまりのスキルの多さに驚いてしまう。ざっとであるが、どんなものがあるのか目を通した。


 そして、俺のスキルである【先読】の横にB【探知】スキルの横にAと表示されてるのに気づいた。


 「師匠、このAとかBと書かれているのって……」

「一つ前のページをめくってみな」


ページをめくるとそこには、以下のような説明が書かれていた。


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

【スキル】

 スキルとは肉体レベルが10上がるごとに手に入れることができる特殊能力である。

発現するスキルは個人の特性により人によって異なる。発現するのが稀なスキルや優秀なスキルはレアスキルと言われる。


スキルは希少性、有用性、汎用性などの基準を基に4段階でランクづけされている。

S 最強クラスのスキル

A かなり役立つスキル

B 平均的なスキル

C 使い所によっては役に立つスキル


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


「なるほど、つまり、【先読】の方は平均的なスキルで、【探知】の方はかなり良いってことですね?」


「ああ、あくまでもこれは冒険者にどれだけ適してるかの評価だけどな。飲食店をやる場合には【調理】スキルがSランクになるし、アイテム工房を開くんなら【創造】がSランクになるだろうしな。大事なことは自分が得たスキルを使って何をするかだ」

「なるほど」


「その点、お前に出たスキルは冒険者になるならどちらも悪くねぇ! 探知スキルはダンジョン内で便利だし、先読みスキルは戦闘に役立つ。俺も【先読み】スキルは持ってるが鍛えればかなり使えるぞ! 正直Aランクでも良いくらいだ!」


「師匠も先読みスキル持ってるんですね!」

「言ってなかったか?」

「はい。師匠ってあと他にどんなスキルがあるんですか? というか師匠って何レベルなんですか?」


「俺は、五十二レベルだ。スキルは【先読】【猛攻】【鉄壁】【睡眠】【建築】だ。正直、睡眠と建築はハズレだったがな」


「五十二レベルですか!? 凄い……」


 俺は途方もない数字に素直に驚いてしまう。(そういえばこの人は元モルドで一番の冒険者だったな。今はただの酔いどれオヤジにしか見えないけど……)


「まぁな」

師匠はやや得意げにしている。


「っていうかお前、水汲みと風呂焚きはどうしたんだ? そろそろ入りたいんだが」


「すみません。今から焚きます!」

「ああ! 早くしろよ。明日は朝からお前のスキルに合わせた訓練を考えてやったから早く入って寝るぞ!」

「わかりました!」


「あと、その本には、冒険者向けの様々な情報が詰まっている。お前は無知すぎるからな。毎晩寝る前にそれを読んでおけ」

「わかりました」


 新しいスキルを得たことが嬉しすぎて仕事を忘れていた。俺は慌てて薪に火をつけ、お湯を沸かし始めた。


 夜、いびきを立てて寝ている師匠を横目に、俺は、冒険者心得を読んでみた。そこには、様々なモンスターの情報や、素材の名称などがイラストと共に紹介されていた。新しく知る異世界の情報が満載で俺は夢中で読み進めていった。








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