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笑い

作者: 笑ってみよう(笑)(笑)(笑)

 笑いとは何か?


 それは許可と安心である。


 許可とは何か?


 許可とは本音を言わせても良い環境をつくることである。

 例えば、自分がでぶだとする。実際、作者はデブだ。初対面の人はまず私を太っているなぁと思うだろう。そして、筆者と会話をしている時に常に頭の隅でこの人はデブだと思うだろう。そして、多くの人がそのことに気をつかうだろう。すると、そこには疲れが生まれ笑いは生まれない。何故なら相手に肩の力を抜くことを許可していないからだ。では、どうすれば良いのだろうか?


「俺って太ってますよね。笑って下さって結構ですよ。」


 初対面の人にそう言えば良いのだろうか。答えは否である。いきなりそんなことを言えば相手は大きく退いてしまうだろう。では、どうすれば良いのか?


 答えは難しい。何故なら自分が相手に対して許可を出しても相手が本当に許可されていると感じることはイコールでは無いからだ。ここが許可の笑いの難しいところだ。身内では面白いのに知らない人を笑わせることが出来ない人がいるのはこの「許可」が出来ていない為である。


 では、どうすれば許可の笑いを取れるのだろうか。それは、相手と信頼関係を築く、又は相手に自分は相手によりも格下だと思わせる必要がある。どちらが簡単かはその人の個性によるが、初対面の人の場合は後者の方が簡単だろう。つまり、笑わせたければ初対面の相手に自分を低く見せれば良いのだ。さあ、笑顔の仮面を付けて心の中でこう言おう。


「私は貴方よりも格下の人間です。だから、多いに笑ってください。笑って笑って笑って下さい。その笑顔が何よりも大きな私に対して報酬なのですから。」


 自分を卑下している様に感じるかもしれませんが、そんなことはありません。完全なる等価交換です。自分は相手の笑顔が見たい、相手は興味のない人間(仮)に時間を与える。ね、等価交換でしょ。


 次に安心の笑いを考えてみよう。


 安心とは何が?


 安心とは安全な状態に自分はいるという考えを与えるということである。

 ドッキリなどが代表的な例だろう。ドッキリはドッキリをされている人間では無く、どっきりをされている人間を見ている人間に笑いを与えている。それはどっきりをされている人間に対して多くの人間は残酷にも優越感を得、自分はこういう人間で無くて良かった。自分より金を貰い、優秀な異性を得た相手を引きずり降ろし相対的に自分を上に上げることで安心を得る。その結果、笑顔になる。


「はっはっはっ、ざまあみろ。」


 こう言う発言を一度は聞いたことがあるだろう。これが安心の笑いである。許可の笑いと比べて安心の笑いは暗いイメージを感じた人間もいると思うだろう。その通りである。安心の笑いは黒い笑いなのある。


「いじめはいけない。」


 私達の社会ではよく言われる言葉である。だが、いじめがなるなることは無い。これは様々な理由があると思うが、この黒い笑いが関係していると私は考える。


 例えば、自分が不遇な環境にいると考えている人間がいるとする。このような人間が自分に安心を与える為にどういう行動をとるだろうか。


 答えは他者を引きずり降ろそうすると行動と、自分を向上させる行動のどちらかである。そして、多くの者は前者の行動をとる。理由は簡単だ。後者よりも目標が想像しやすいからである。自分よりも下の人間を作る。非常に分かりやすい。下に行く人間は誰でも良いのだ。自分を向上させる。何の能力を?その能力以外のことで苛められたらどうするの?本当に自分の能力を上げればいじめはなくなるの?分からないよな。


 つまり、人が安心な(笑)を得続ける限りいじめは無くらならないのだ。



 ここまでが私が考える普通の人が持つ「笑い」だ。だが、世の中にいる人間は普通の人間だけではない。変わった人間がいる。その人間は安心の笑いを用いるのに誰も気づつけない、そんな人間が。


 では、どの様にしてその人間は安心の笑いを取っているのだろうか。


 それは、二人の自分を作っている人間だ。現実の自分の能力をを高くし、頭の中の自分で自分の能力を低く考慮するのだ。そうすれば何か壁にぶつかっても当然だと思えるし、成功すれば自分の能力以上のことが出来たと思えて喜べる。


 何が言いたいのだろうか。まあ、なんか感じてくれ。以上

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― 新着の感想 ―
[良い点] ギャグマンガ家がギャグを命削って書いてる、に通じるところがありますね。笑いというのは一件単純なようで、それでいて、それについて考えてみるとひたすらに深いんですよね。考えることたくさんで、そ…
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