6章 面倒事 part2
今回は5章の続きですね
今私は王宮にいるそして目の前には国王陛下がいる...どうしてこうなったー!!
30分ほど前
「リリィ様は我らの命の恩人まして、第4皇女様の命の恩人なのですから国王陛下への謁見はもってのほか、報酬も渡される立場なのですよ」
って騎士団副長のレッドさんが言ってしまうもんだから結局行く気のなかった王宮に行くことになってしまいました。王宮なんてトラブルの種じゃないかなのに王宮に連行されて今に至ります
...とこんなかんじで今謁見の最中なんですよ...帰りたい
「顔を上げてくれぬか」
そう言って顔をあげると中年のブニブニのおじさんじゃなくて若いお兄さんって感じの人がいた
「我が娘プリンを助けてくれたものか?心より感謝する!」
「はい」
「して、そなたは王国騎士団団長のラシク・リズホワイトの娘と聞いたのだがそれは真か?」
「はい...私はリズホワイト家の次女リリィ・リズホワイトと申します。」
「そうかそうか、それはともあれ報酬なんだが何か欲しいものはあるか?」
「いいえございません」
そして困ったように笑いながら言った
「よくのない娘だな...なら報酬はこちらで決めよう」
数十分後に国王がいった
「国金貨50枚...でどうだろうか」
なんか納得の行かないって感じの顔だ。心を覗いてみようかな
【スキル読心術を手に入れました】
”皇女の命を助けて国金貨50枚だと!少なすぎる他にもいろいろあるだろうが!!”
ご立腹のようだそういや私お金の価値なんて知ってたっけな?
『ログレフトのお金の価値についておしえようか。お金は、銅貨、銀貨、金貨、大金貨、白金貨、王金貨、国金貨、聖金貨、神金貨貨、の9つ。
・銅貨=1円・銀貨=10円・金貨=100円・大金貨=500円
・白金貨=約1000円・王金貨=約1万円・国金貨=約10万
・聖金貨=約100万・神金貨=約1000万』
「はっ、仰せのままに」
「では報酬は決まりだな...それとリリィ殿儂からのお願いなのだがよろしいかな?」
「何でしょう国王陛下」
「プリンと仲良くして欲しいのだ...あの子は昔っから人見知りをする子でね友達が少ない...んだよ」
「そうですか...プリン様は可愛らしいのでボーイフレンドの1人や2人いてもおかしくないのではないでしょうか」
「リリィ殿もそう思うか!そうかそうか儂らは同じような考え方なのだな」
「はい...そうですね国王陛下」
そんな会話で締めくくり王宮をあとにした。ギルドの前まで行くと既にみんな到着していた。
「おーいリリィ、ここだぞー」
「リリちゃーんここだよー」
「リリィ、母様は待ちくたびれましたよ」
こっちはこっちで大変だったんだけどね(苦笑い)
「はーい今行くよー」
そう言って再開を果たしたがまたすぐにお別れになる
「それじゃぁ父様、母様、姉様、行ってきます」
「「「行ってらっしゃい、気をつけてね」」」
そう見送られて私は冒険者ギルドに足を運んだ
中に入ると奥に酒場みたいなのがあって手前が受付になってるみたいだ
すごいなーこんなふうになってるんだーと思いつつ歩き始める
「お嬢ちゃん、ここは嬢ちゃんみたいな可愛い子が来るようなところじゃないさっさとままんとこに帰りな」
とニヤニヤして酒ぐさいおっさんが話しかけてきた。私は年相応の演技をしてみることにした
「おじちゃん私は冒険者登録しに来たんだよ邪魔しないでどいてよー۹(◦`H´◦)۶プンスカ!」
我ながら名演技だったと思う...全く聞かなかった
「ぐふふ、だから嬢ちゃんにははええって言ってんだよ(ニヤニヤ)」
ちょっと頭にきた執拗い奴は嫌いだ..だから満面の笑みで言ってやったのさ...1度言いたかったことをd(^-')
「うるせーさっさとどきやがれクソジジイ...真昼間から酒を飲むような奴に要は無い」
ってそしたら周りが困惑してたからもっかいいってやった...もちろん満面の笑み+微力な殺気でね(๑>•̀๑)テヘペロ
「だから、邪魔だからどけって言ったんだよおじさん」
「あ”あ”このガキ言わせておけば調子に乗りやがってやんのかコラ!!」
「知るか、私は穏便に済ませたいんだが...これじゃぁ無理だなさっさと終わらせるか」
「覚悟しろガキがおらぁぁ...」
言い終わる前に後ろに移動して首根っこに手刀を叩きつける。これ力加減間違うとめんどくさいんだよな
「よしっ、おーしまいっと...登録!登録っと」
一時のあいだみんな何が起こったのか頭の整理が追いついていないのかおっさんを見てボーゼンとしていた。そんな中私が受付にたどり着き受付嬢さんに笑顔を魅せると平常運転に戻った
「こんにちは、本日はなんのご要件でしょうか?」
なかなかの美人さんだった。やっぱり受付嬢は美人さんが多い。それに加えて笑顔が可愛い♥おっといけない見惚れてた...気を取り直して...
「冒険者登録をお願いします。」
「はい分かりました。手数料は銀貨2枚です」
私は母様たちから貰っていた軍資金から銀貨を取り出して差し出した
「はいっ銀貨2枚です」
「はい確かに受け取りました...それではこちらに、お名前と性別、特技......などをお書き下さい。代筆は...」
「大丈夫です。自分でかけます(`・ω・)」
そう言って書いて渡した
「はいではここに血を垂らしてください...はいっ登録完了です...冒険者についての説明はお聞きになられますか」
「はいもちろん聞きますとも」
と答えて説明してもらった長かったので短くまとめれば
・冒険者にはランクがあって下からF E D C B A S SS SSS EX の10のランクがあること
・依頼は自分のランクの前後2つのランクしか受けられないこと
・ダンジョンなどは自由に依頼が受けられること
・Aランク以上になると強制参加依頼に参加すること
・定期的に依頼を受けないといけないこと
・依頼は、討伐系、採取系、雑用系、その他に別れていること
・怪我してもしーらないっ自己責任(๑>•̀๑)
・EXの冒険者は今まで手に数えられるほどしかいなかったらしい
という感じだった。
まぁ今日は採取系の依頼で儲けようかなと思う。だって初っ端からねぇ、いっぱい討伐してきたら不思議に思われちゃうし目をつけられる...( ˘•ω•˘ )
おっ、あったあった丁度いいのがあった
ーーーーー採取系依頼ーーーーーーー
|依頼内容→始まりの森での薬草採取|
| 報酬→1束(12本)500ペル |
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「受付嬢さん、これを受けたいです」
「はいこの依頼ですねかしこまりましたお気をつけて」
今日から異世界を満喫するぞー\(^o^)/
次回はリリィの前世琥珀のスペックの高さについてです...